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安心して乗っていた矢先に 韓国から

筆者はここ30年余り、仕事でもプライベートでも韓国に離着陸する飛行機に乗る機会が多かった。まだ仁川空港ができる前に利用していた金浦空港は、ターミナルの建物内にニンニクのにおいがプ~ンと漂っていたのを覚えている。韓国の航空会社の飛行機は着陸がいささかワイルドで、一度は「ホップ、ステップ」するようなこともあった。友人の韓国人に聞くと、「あそこの航空会社のパイロットは空軍出身が多いからね~」と言われた。

国防の義務は国民の自然義務【羅針盤】

政府は、昨年12月20日、自衛隊の処遇改善に関する関係閣僚会議を開き、給与や手当、住環境の整備に関する基本方針を策定した。民間との格差を縮め自衛官のなり手の確保も狙うとしているが、格差を逆転させ格別の処遇を与えるところまでは踏み込んでいない。

受験合否は勝ち組・負け組?

電車の中で、不安そうな表情をした受験生らしい学生と心配そうに寄り添う保護者らしき大人の姿をよく見掛けるようになった。受験シーズンに、毎年繰り返される光景だが、オーバーツーリズムが指摘される今年はホテルの確保に苦労したはずだ。上京してきたであろう受験生を見るたびに、例年よりも力を込めて「頑張れよ!」と心の中でエールを送っている。

マンガン団塊と「暗黒酸素」【上昇気流】

日本財団と東京大学は昨年6月、東京・南鳥島周辺の日本の排他的経済水域にレアメタル(希少金属)を豊富に含むマンガン団塊が2・3億㌧分布していることを明らかにし、1日数千㌧規模で引き上げる実証実験を行うことを発表した。

風向き変わる原子力需要【上昇気流】

世界的な傾向だが、生成AI(人工知能)をはじめデジタル技術の急速な普及により今後、電力需要は大幅に増えるとみられている。またエネルギー安全保障の観点からも、安定的な原発による発電が再注目されている。

田沼時代の「政争」【上昇気流】

再び田沼意次の話。意次が領した相良藩は静岡県の旧相良町で、現在は牧之原市になっている。鎌倉時代に相良長頼が幕府の命で現在の熊本県人吉市に入って城主となった、いわば人吉藩相良家の発祥の地だ。両市はその縁で友好都市となる。

拉致事件が観光に冷や水 タイから

昨年のタイの外国人観光客数は、前年比26%増の3555万人だった。トップは中国人で前年比ほぼ倍増の673万人。2位は隣国のマレーシア人で495万人、日本人は10位で105万人だった。

【東風西風】分業が支える輪島塗の高品質

能登半島地震で苦闘する輪島塗の職人たちの1年間を特集したテレビ番組を幾つか観た。地震で家や工房が半壊するなど大きな被害を受け、それでも何とか頑張って少しずつ作業を再開したところ、9月の豪雨が襲った。地震以上に豪雨は痛手で、心が折れたという人も少なくなかった。

紅白饅頭の由来は?【上昇気流】

小紙は今年で創刊50周年。これを記念する新年会が開かれ、新たなスタートを切った。そのお祝いとして「紅白」の饅頭(まんじゅう)が配られた。お祝いの席に欠かせないものとしては定番だが、改めてなぜなのだろうかと不思議に思った。

年配女性共産党員がSNS戦略に衝撃

共産党内部に衝撃が走っている。2025年1月10日、11日に、第4回中央委員会総会が開催されたが、「多数者革命を推進するうえで『SNSに強い党』をつくりあげることは不可欠の課題であり、……『系統的・日常的なSNS発信・拡散』と『LINEを活用した組織戦』の両面でSNSの抜本的強化をはかろう。……党機関、議員、候補者、候補者サポートチームを先頭に、X、YouTube、インスタグラム、TikTokなど各SNSの特性に応じた発信力を強化する。……中央としてSNS戦略室を軸に活動を強め、SNS講座を開く。都道府県、地区でもSNS講座を開催し、全党のスキルアップをはかろう」と決議された。

阪神大震災の最大の教訓【上昇気流】

死者6434人、負傷者4万3792人、約64万棟の住宅被害を出した阪神・淡路大震災から30年となった。マグニチュード7・3、都市直下型の地震の恐ろしさは世界にも衝撃を与えた。

【韓国紙】「デジタル遺産」論議

「デジタル遺産」は故人が生前にオンラインやスマートフォンのようなデジタル空間に残した痕跡だ。スマホの中の連絡先や写真、送受信したEメール、ソーシャルメディアの書き込み、ゲームの中のアイテムのような資料が該当する。事故など、突然の死によって家族を失った時、死亡者の知人に訃報を知らせたくても連絡先が分からず気をもむものだ。特にスマホの暗号は、本人でなければ分からず、いくら家族でもスマホの製造会社や通信会社がこれを知らせてくれない。SNSでもほとんど差がない。

公務員道提唱した童門冬二さん【上昇気流】

作家の童門冬二さんが昨年1月に亡くなっていたことが伝えられた。本人の遺志で1年間伏せられていたという。96歳。作家になる前は東京都庁に勤務して広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任。

デザートはお汁粉 イスラエルから

日本や世界で新年を祝った元日、イスラエルのユダヤ人は通常通りに仕事をしていた。ユダヤ人の子供たちは、ユダヤ教の祭り「ハヌカ」の期間中で学校は休みだった。

識名園を建てた若き王の功績

先日、那覇市の世界遺産「識名園」に立ち寄った。識名園は18世紀に建てられた琉球王家最大の別邸で、琉球国時代に海外からの使者をもてなす際などに使用された。大きな池が特徴的な綺麗(きれい)な庭園や、市内を一望できる展望スポットなどを散策していると、まるで国王になったかのような優雅な気持ちにさせられる。

「勝利を望みて」【上昇気流】

「ウイ・シャル・オーヴァーカム」――。黒人牧師による霊歌を原曲とする歌で、1976年の米大統領選に勝利したジミー・カーター氏はワシントンに向かう飛行機の中でスタッフと共に熱唱した。昨年末にカーター氏の訃報が届くと、真っ先にこの歌が脳裏に浮かんだ。

増えるジャーナリストの失業 オーストリアから

オーストリアの国民経済は隣国ドイツと同様、リセッション(景気後退)だ。企業の破産や閉鎖のニュースが増えてきた。同時に、失業者も増加傾向にあるが、ジャーナリストの失業もここにきて増えている。

自然災害に備える年に【羅針盤】

皇紀2685年、令和7年、乙巳(きのとみ)が明け、戦後80年を迎えた。

子抱き富士と日本人

自宅から徒歩20分、富士を模した山田富士という丘がある。子供が小学生の頃、元旦に初日の出を拝みによく登った。わずか標高46㍍だが、空気が澄む冬場は冠雪富士がよく見える。

三島由紀夫生誕100年【上昇気流】

作家の三島由紀夫は1925(大正14)年生まれで、生きていればきょうが100歳の誕生日ということになる。今や100歳を超える人は9万人以上。100歳の三島が、今の日本をどう評したか想像したくなる。

「いのち輝く」万博の成功を【上昇気流】

大阪・関西万博が4月13日から大阪市の人工島「夢洲」で開かれる。前売り入場券の売り上げが低迷する中、関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は「誘致段階から関わってきた者として必ず成功させる」と新年の決意を述べた。

日鉄は判断を誤ったのか 国家バイオリズムに潜むリスク

バイデン米大統領がこのほど、日本製鉄のUSスチール買収中止を命じた。日鉄は2023年12月、USスチールを約141億ドル(約2兆2000億円)で買収し、完全子会社する意向を発表していた。

「陰の主役」田沼意次【上昇気流】

江戸中期の稀代の版元、蔦屋重三郎を描いたNHK大河ドラマ「べらぼう」が始まった。合戦シーンもなく、もっぱら政治、文化、社会世相をどう盛り上げていくか今後の展開が見ものではある。

【心をつむぐ】書初に思うこと

年頭になると、一年の出発のための行事がある。歳時記をひもとくと、年始・1月の季語には「初」がつくものがずらりと並ぶ。「初日の出」はもちろんだが、気になっているのは「書初(かきぞめ)」。

養子入り断られた井伊直弼【上昇気流】

江戸時代の社会のイメージは、身分社会、がんじがらめの閉塞(へいそく)状況といったところだろうか。しかし、実際はそうでもない。例えば養子制度。実子が優秀でない場合、養子を取る。大事なのは「家」の存続だ。力量の低い実子に代わって有能な養子を取れば、家を存続させるには都合がいい。『日本史の論点』(中公新書)にその話が紹介されている。

不便な公的医療サービス フィンランドから

フィンランドは福祉国家と言われ、世界で最も幸せな国と言われるが、医療サービスは、日本の方がはるかに便利だ。先日の土曜日、腰を痛め、医者に診てもらおうと救急センターに行った。週末と夜は一般診療のクリニックは開いておらず、複数の市を合わせた広域地域で唯一の救急センターに行くしかない。

主権意識を高めリスク回避を【政界一喝】

この歴史と伝統ある日本国の首相が今日、石破茂氏か、と考えると、溜(た)め息交じりに早く辞任を、と願う国民は少なくない。

赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(43)海軍の戦線拡大症候群(下)

海軍はなぜ、これほどまでに戦線の拡大に執着したのか。国家としての確たる戦争指導方針や戦略の不在だけがその理由だったのか?戦史家の伊藤正徳や公刊戦史は野戦と海戦の違い、即(すなわ)ち陣地を重視する陸軍と、拠点よりも機動性を重視し戦場を己の欲する海面に求めようとする海軍の戦略思想の相違に求めている。

ロス近郊山火事の衝撃【上昇気流】

今でもたびたび再放送される米国の人気テレビドラマ「刑事コロンボ」の面白さは、コロンボ警部がトリックや嘘(うそ)を見破り、犯人を少しずつ追い詰めていくところにある。もう一つ、舞台がロサンゼルス近郊の風光明媚(めいび)な住宅地であることも大きな楽しみだ。

【韓国紙】大統領警護員

「自分を殺してこそ、国家元首を安全に保護できる」。盧武鉉政権の大統領警護室が2006年8月に発刊した冊子「風の音も見逃さない」には、大統領警護員(ボディーガード)たちの死生観が込められている。
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