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【上昇気流】(2024年1月30日)

約半世紀前、日本中を震撼(しんかん)させた連続企業爆破事件。これに関与し重要指名手配された極左過激派「東アジア反日武装戦線」メンバーの桐島聡容疑者(70)とみられる男が警察に身柄を確保されたが、末期がんで神奈川県の病院で死亡した。

【上昇気流】(2024年1月29日)

日本体育大学理事長の松浪健四郎氏が「サンデー毎日」2023年12月31日、24年1月7日合併号に、日本大学アメリカンフットボール部員の違法薬物事件を絡めて「大学スポーツ界の薬物問題で思うこと」と題し書いている。

【上昇気流】(2024年1月27日)

かつて「温泉政治」というものがあった。温泉に浸かりながら閣僚人事などを話し合うわけではなく、温泉地の旅館やホテル、別荘などで重要な政治決定を下す習慣があったようだ。

【上昇気流】(2024年1月26日)

インド北部アヨディヤで、イスラム教のモスクの跡地に与党インド人民党(BJP)肝煎りのヒンズー教寺院が開設された。祝賀ムードに沸く一方、宗教間の緊張を懸念する声が上がっている。

【政界一喝】首相は孤立、党改革は進む

安倍派はリーダー5人衆らがメディアにさらされ、改造内閣では官房長官を含む同派所属の閣僚4人と副大臣5人、政務官1人、首相補佐官1人、防衛大臣補佐官1人の計12人が事実上更迭され、社会的制裁を存分に受けた

【上昇気流】(2024年1月25日)

埼玉県飯能市にある天覧山(197㍍)は、初心者やファミリーに人気のある山だ。頂上からは都心の高層ビル群やスカイツリーを遠望することができる。麓の能仁寺のそばの登山口から15分とマップにある。

日本の先を行くキャッシュレス社会 ブラジルから

「そういえば、しばらく現金を使ったことがない」。最近のブラジル生活では本当に現金を使わなくなった。1週間を通して現金を触っていないこともあるほどだ。

県民大好き「ポーク缶」

沖縄の定番料理に欠かせない食材として有名なのが、ポークランチョンミート(沖縄では「ポーク」と呼ばれる)だ。ソーセージの中身となる加工肉を缶詰に詰め込んだもので、チャンプルー(炒め物)やポーク玉子おにぎりなどの料理で抜群の存在感を放っている。

【上昇気流】(2024年1月24日)

有史以来、自然災害は絶えない。それが日本の宿命であれば、それをどう捉え、どう生きるべきか――。元日に発生した能登半島地震の「心の余震」が続いている。それで「天災は忘れた頃にやってくる」の警句で知られる物理学者、寺田寅彦の言を繰ってみた。

十三回忌の法要は珍しい?

小中学校の同級生の十三回忌法要に参列した。お墓がある埼玉県内の霊園施設に集まったのは、施主である奥さん、子供3人とその家族、それに筆者を含めた同級生6人。奥さんも同じ学校の同級生。そこに、曹洞宗のお坊さんに来ていただいてお経を上げてもらった。

【羅針盤】今や台湾は民主主義国家

世界の命運を左右する台湾総統選が終わった。蔡英文総統の後継として路線を引き継ぐ与党民進党の頼清徳副総統が最大野党中国国民党の侯友宜新北市長等を破り、新総統として選ばれた。

定着した「金のさじ」論 韓国から

ここ10年ほどの間に韓国ですっかり定着した感のある言葉に「金のさじ、土のさじ」がある。親の財力や地位を利用して手厚い課外教育を受けたり、いい会社に入って高給取りになれる子供たちを「金のさじ」を持って生まれてきたと称し、逆に貧しい家庭に生まれた結果、進学や就職、結婚に至るまで困難が付きまとう子供たちを「土のさじ」と称する。親が裕福か否かで子供の社会的地位がある程度決まってしまうという一種の階級論だ。

【上昇気流】(2024年1月23日)

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であつた。夜の底が白くなつた」――。川端康成の名作『雪国』の有名な冒頭部分である。これに似た書き出しが『雪国』の10年前に発表された瀧井孝作の『無限抱擁』にある。

【上昇気流】(2024年1月22日)

地震は便宜的に海溝型と直下型に分けられる。能登半島地震は津波が起きたので海溝型地震だと思われがちだが、震源の深さが約16㌔の直下型地震で、マグニチュード(M)7・6。震源が浅いので大きな被害が出た。直下型は例が少なく研究が進んでいないが、改めてその威力を見せつけた。

【東風西風】新国立劇場の轍を踏むな

東京三宅坂の国立劇場が建て替えのため閉場となったので、新春の歌舞伎公演を観(み)に、久しぶりに初台の新国立劇場に足を運んだ。舞台がはねて京王新線初台駅に行くうちに、感動がみるみる冷めていくのを感じた。

【上昇気流】(2024年1月20日)

第170回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の受賞作が発表された。今回は、芥川賞1作(九段理江さん)、直木賞が2作品(河﨑秋子さん、万城目学さん)選ばれた。注目されるのは、6度目の候補入りで栄冠をつかんだ万城目さんである。

空の安全への里程標 ネパールより

日本で痛ましい航空機事故があったが、ネパールでも昨年1月15日にイエティ航空機が墜落して搭乗者72名全員が死亡し、過去11年間に11件の死亡を伴う墜落事故という記録を更新してしまった。

【上昇気流】(2024年1月19日)

能登半島地震で大きな被害の出た石川県七尾市から、旧友が第64回交通安全国民運動中央大会に出席するため上京してきた。市の交通安全推進隊の隊長を務め、功労者として表彰を受けたのだ。町内会長も務め、地震発生後、休む間もない日々を送る中、1、2日とはいえ、地元を離れることを躊躇(ちゅうちょ)したが、来てよかったという。

【上昇気流】(2024年1月18日)

東京都調布市にある深大寺の一帯は、豊かな樹林に囲まれ、今も武蔵野の面影を色濃く残している。このエリアだけ別の時間が流れているかのようだ。参道にはそば屋が並び、参拝客でにぎわっている。

ハマス襲撃100日に思う イスラエルから

イスラエル南部で起きたテロ組織ハマスによる襲撃から100日目となった14日、いまだ解放されず安否不明な人質の家族や既に解放された市民を中心に、残る人質の解放のためのデモ集会がイスラエル各地で行われた。

止まらぬ自衛官への職業差別

沖縄県内には、反米軍基地を訴える人々が一定数存在するが、時折、その敵意の矛先は自衛隊にも向くことがある。

【上昇気流】(2024年1月17日)

作家で日本保守党代表の百田(ひゃくた)尚樹氏が腎臓がんの手術を無事終えたと自身のX(旧ツイッター)で報告している(12日)。氏の“毒舌”を待っていた人には朗報だろう。と言っても、病床から躊躇(ちゅうちょ)なく吠(ほ)えておられたが。

【羅針盤】今が憲法改正のチャンス

皇紀2684年元日、初詣に行った氏神様の木立でカラスが異常に鳴いていた。わが家はいつもの通り、お節を並べ盃に屠蘇を注ぎ、「お目出度う。今年も皆元気でいこう。乾杯」と言った瞬間だった

年賀状、悲喜こもごも

年々、スマートフォンで送るデジタル年賀状が増えている。2024年用年賀はがき印刷枚数は14億4千万枚と前年より12%も減った。

【上昇気流】(2024年1月16日)

能登はやさしや土までも――。石川県能登に行くとよく聞く言葉である。いつ頃から言われているのか調べてみると、少なくとも元禄時代にまでさかのぼるようだ。

【上昇気流】(2024年1月15日)

東京都の小池百合子知事は2024年度予算案の知事査定で、所得制限を撤廃し、都立と私立高校の授業料を実質無償化することを決定した。都立の大学・高専についても同様に所得制限撤廃、授業料の実質無償化を行う。「子供たちが将来にわたって安心して学ぶことができる環境を早期に実現していく」と。

【心をつむぐ】お賽銭について

神社に行って、お賽銭(さいせん)を投げるという行為は初詣の当たり前の行動だが、そこにどんな意味があるかはあまり分かっていない人が多い。

【上昇気流】(2024年1月13日)

言葉(発言)について驚くほど不寛容になった昨今、「一切ない」という言葉も禁句になったようだ。「絶対ない」と同じだからだ。よくないことを強く否定するときに使われる。否定したい気持ちは分かるが、後が怖い。物事の全体像が見えてきた上で用いないと失敗する。

年明けの大寒波 フィンランドから

大晦日(おおみそか)とは打って変わって気温が大幅に下がり、南部の首都圏では氷点下16度、週末は氷点下21度にも下がった。北部のラップランドの町、エノンテキエでは氷点下44・3度という、今世紀の国内での最低気温を記録した。

【上昇気流】(2024年1月12日)

元日に震度6強を観測した石川県七尾市に来ている。震災での死者は5人と、奥能登の輪島市や珠洲市などと比べると遥(はる)かに少ない。しかし市内を巡ると、倒壊した家屋や傾いたり半壊したりした建物に多数出会う。あちこちで道路に亀裂が走り、電信柱が傾いている。市内ほとんどの地域で断水が続いている。

【上昇気流】(2024年1月11日)

日本海はその成り立ち、あるいは海底の構造から「本当の海」とは言い難いという地質学者がいる。マグマ学を専門とし、世界中の石の「つぶやき」に耳を傾けてきた巽好幸さんだ。

会計前の商品を食べることへの賛否 米国から

米国のスーパーで購入する前の商品を食べるのは、珍しい光景ではない。袋からブドウを1、2粒取り出して、味を確認してからカートに入れる人や、レジで並んでいる時に容器を開けて寿司を食べる人をこれまで見てきた。

どうする沖縄の高齢ドライバー

浦添市の国道沿いで6日、痛ましい事故が起こった。観光で訪れていたというネパール人夫婦が車にはねられ、死亡したというものだ。県警浦添署は車を運転していた80代の女性を過失運転致傷容疑で現行犯逮捕した。

【上昇気流】(2024年1月10日)

フランス人医師、アラン・ボンバールは1951年の春、ドーバー海峡近くにある勤務先の病院で、遭難したトロール漁船の救助に当たった。乗組員43人は救命浮帯を着けていたのに一人も蘇生しなかったことにショックを受けた。

【羅針盤】外交安保戦略の再構築を

2023年は、ロシアのウクライナ侵攻に明け暮れ、ハマスの奇襲攻撃とイスラエルの激しい反撃が加わり、一向に事態収拾の道が見えていない。明けて2024年は、元日から能登半島大地震、羽田空港航空機衝突事故と災難が相次いだ。国中が惨状に嘆き悲しみ、災いに対処するのは当然だ。が、一方で、政治も国民も内向きばかりに陥らずに、もっと四周を見渡して外向きに国家、安保、外交を論じてほしいものだ。

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