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【上昇気流】「期待される人間像」何処に

夏休みが終わった。いや、新学期が始まったと言うべきか。自治体によってばらつきがあるが、気流子の住む地方では通学カバンを背負った高校生たちが電車に戻ってきた。

気温上昇で犯罪も増加 オーストリアから

中欧オーストリアでは7、8両月、気温が30度を超える日が増え、夜も20度以下にならないことが急に増えた。湿気もあるから、呼吸をするのも苦しいほどだ。

【政界一喝】自民総裁は危機管理力が必須

9月12日告示、27日投開票で自民党総裁選が行われる。岸田文雄首相の不出馬発表を皮切りに、日本政治は未来に向け、新しい変化に一縷(いちる)の望みを見いだした。

猛暑の夏の徒然想

今年はお盆を過ぎても暑さが続いた。福岡県太宰府市は8月23日で36日連続の猛暑日となり、国内猛暑日最多記録を更新中である。近所に住む1人暮らしの高齢者の方は徒歩10分のバス停に行くことさえ躊躇(ちゅうちょ)してしまうと嘆いていた。だから、住み慣れた戸建てを売却して、駅近のマンションに住み替えを考え始める人が多い。

【上昇気流】「新作うなぎの落とし噺」

“残酷暑”とでも言いたい日が続く中、友人と鰻(うなぎ)屋に入ったら、うなぎ百撰会が発行する『新作うなぎの落とし噺』という頒布用の冊子が置いてあった。「うなぎ百撰」に連載中の新作落語をまとめたものだ。

【上昇気流】どうなる月の標準時

米ホワイトハウスは4月、米航空宇宙局(NASA)に対し、月やその他の天体の標準時を策定するよう指示した。NASAは欧州宇宙機関(ESA)と共同で「ルナネット(LunaNet)」と呼ばれる枠組みづくりを模索しているようだ。

京都国際「韓国語校歌」是か非か 否応なしに訪れる国際化

全国高等学校野球選手権大会(甲子園大会)は京都代表の京都国際中学高等学校が初優勝した。優勝校の校歌が流れ、今大会で話題となっていた韓国語の歌が甲子園の空に高らかに響いた

【上昇気流】鎮守の森とシラサギ

お盆の最中、明治神宮を久しぶりに訪れた。連日の猛暑にもかかわらず、やはり数少ない都心の憩いのスポットなのだろう、外国の観光客も多く見受けられた。「うつせみの 代々木の里は しづかにて 都のほかの ここちこそすれ」(明治天皇)

【上昇気流】野菜の無人販売所

近所に3カ所、野菜の無人販売所がある。八百屋さんではなく、営業時間も営業日も不明。種類がたくさんあるわけでもない。空き缶のようなものにお金を放り込めばいい。無論、レシートなどはない

【上昇気流】英国王、相互尊重を強調

チャールズ英国王は、先月末に女の子3人が刺殺される事件の起きた、北西部の海辺の町サウスポートを慰問に訪れた。事件を巡っては容疑者に関する偽情報がSNSで広がり、モスクや亡命希望者が宿泊するホテルなどが襲撃される騒乱が起きている

ウクライナの詩人シェフチェンコ

「わが慈悲深き神よ、ふたたび災難がおこりました世界はあんなにも美しく、穏やかであったのにわたしたちはおのれを縛る鎖をはずす準備を始めていたのに(中略)王冠をいただいた死刑執行人たちがふたたび飢えた野良犬のように骨を求め争っています。」(タラス・シェフチェンコ1859年)

【上昇気流】戦争が遺した歌

日本歌謡史研究の第一人者、長田暁二さんが著した貴重な本の一冊に『戦争が遺した歌』(全音楽譜出版社)がある。戊辰戦争から太平洋戦争に到(いた)るまで、国民に歌われてきた253曲が収録された。

ハロウィーンの早過ぎる到来 米国から

10月末のハロウィーンはまだ2カ月以上も先だが、早くも小売店には、関連グッズが登場している。スーパーにはかぼちゃの置物やTシャツなどのコーナーがすでに設けられ、ホームセンターには不気味な等身大の骸骨人形がずらりと並んでいる。

お金がもらえる謎の集会?

青年会や地元企業、同窓生の集まりなど、家族や親戚の枠を超えたコミュニティーでの結び付きが強いことで有名な沖縄だが、中でもユニークな集会がある。気の合う仲間で月に一度集まって、食事をしたり飲み会をするのだが、この時同時にお金を積み立てるのだ。

【上昇気流】「代表的日本人」と総裁選

次なる国家指導者を選ぶ秋(とき)が来た。9月の自民党総裁選のことである。目下、多数の出馬が予想され乱戦模様だという。果たして一推しはどなただろう。

金メダリストに嫉妬 韓国から

今回のパリ五輪で韓国は金メダル13個を獲得し、総合8位という好成績を収めたが、とある公務員がSNS上に「金メダルなんて1個も取れなければいいのに」という文章をアップして、甲論乙駁になった。

【羅針盤】自由民主主義国家群の連帯を

ロシアのウクライナ侵略が開始されて900日が過ぎた。常任理事国のあからさまな侵略行為で、国連の国際社会における安全保障機能は完全に破綻した。

人はなぜ山に登るのか

毎年、7月下旬から8月上旬、高齢者でも登れそうな高山を選んで小屋泊の登山に行く。

【上昇気流】守れるか能登瓦の景観

石川県能登地方では地震被害を受けた家屋の公費解体が少しずつ進んでいる。そんな中、黒瓦(能登瓦)がつくり出す独特の景観が失われるのではないかとの懸念の声が上がっている。

【上昇気流】ミニ臓器で医療が進展

医療の進展は日進月歩、特に移植・再生技術の開発では先進諸国間に激しい競争を呼び起こしている。その中で「ミニ臓器」を使った治療や創薬への関心が高い。

【上昇気流】記憶にございません

テレビ番組で俳優の伊東四朗さん(87)が、脚本を覚える一環で70歳過ぎからさまざまな暗記に挑戦してきたと語っていた。円周率は1000ケタまで数字を覚えているという。そのほか、江戸時代の旧国名、歴代天皇の名前、世界の国名などジャンルを問わずというからすごい。

【東風西風】ムジャヒディンとなった武術家

武術家の田中光四郎さんは現代の塚原卜伝(ぼくでん)とも言うべき人物だ。1940年福岡県田川市に生まれ、幼少時から武道に親しみ、父親や伯父たちに鍛えられ、研鑽(けんさん)を重ねた。柔道、剣道、空手の体験をベースにした武道を学び、古来の刀法、棒術、短刀術をも加えて自らの日子流を立ち上げた。

【上昇気流】石川啄木と室生犀星

お盆には故郷に帰省した人も多いだろう。しかし、最近ではお墓参りを早く済ませて休暇として楽しむ風潮があるようだ。それだけ時代が変わってきているということだろうが、昔ながらの人間としてはいささか寂しい。

遠い授業中のスマホ制限 フィンランドから

フィンランド政府が5月、授業中の生徒のスマートフォン使用を制限するため今までより強い権限を教師に与える法案を立案中だと発表して以降、学校でのスマートフォン使用制限を巡る議論が続いている。

国内外で孤立深める日本共産党

日本にも国際化の波が押し寄せている。日本で暮らす外国人も増えた。街にいる外国人の中には、共産主義の象徴であるソ連の国旗などをあしらった洋服を着る人も見受けられるようになった。そのような状況の中で、日本共産党に対応能力がなく、早期崩壊説が広まっている。

【上昇気流】 メダル支える部活文化

パリ五輪で日本は、海外開催五輪で最多の20個の金メダルを獲得し、米国、中国に次ぐ成績を挙げた。この日本の健闘について韓国の中央日報(8月13日、日本語ウェブ版)が興味深い分析をしている。

【上昇気流】湯浅譲二さんを悼む

「作曲者が自らの内奥に降りてゆくことによる始源の探求が、聴く者の体内の深層に共振を起させ、未生以前の既聴体験に似たノスタルジーを抱かせる…」。

メダリストはベビーシッター イスラエルから

政治情勢が緊迫している中で、パリ・オリンピックでのアスリートの活躍はイスラエル国民を励まし、希望を与えている

【上昇気流】「盆と正月」一緒に来れば

「盆と正月が一緒に来たようだ」――。この譬(たと)えは喜ばしいことが続き目出度(めでた)いときに使うが、今年の正月は能登半島地震、盆は「巨大地震注意」の発表である。

「多様性」に想定外の反発 フランスから

人類の共存をうたう五輪精神は近年、多様性をテーマにすることが多い。ロンドン五輪は、同国の50を超える人種、300以上の言語文化の多様性、障害との共存がテーマだった。
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