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プーチン氏、ウクライナのNATO加盟断念改めて要求 早期停戦に期待感も

ロシアのプーチン大統領は7日、バルダイ会議で、ロシアが侵攻を続けるウクライナとの停戦・和平交渉の条件として、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念することが必要と改めて指摘した。一方で米大統領選でのトランプ前大統領の勝利を祝福し、早期停戦に期待感もにじませた。

ロシア、長期戦に備え 国内の締め付け強化-ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナ侵攻は、和平に向けた兆しが一時見えたものの、ウクライナに隣接するロシアのクルスク州への越境攻撃を受け、頓挫した。クレムリンは長期戦に向けた備えを強める一方、国内では防諜組織の再編などを進め、締め付けを強化する構えだ

ロシア統一地方選、与党が圧勝 無風選挙に広がる閉塞感

ロシアで9月6日から8日にかけて統一地方選が行われ、与党「統一ロシア」が圧勝した。野党への締め付けはさらに強まっており、多くの選挙区で事実上、与党候補だけの無風選挙となった。プーチン政権はこの結果を自賛しているが、社会の閉塞(へいそく)感は強まっている。

ロシア、中央アジアへの影響力低下顕著 上海協力機構サミット

ロシア、中国、インド、中央アジア諸国など10カ国が加盟する上海協力機構(SCO)の首脳会議が3、4の両日、カザフスタンの首都アスタナで開催された。ロシアのプーチン大統領は「多極構造世界の一陣営」としてのSCOの結束強化をアピールしたが、その盟主としての立場は、すでに中国に移りつつある

欧州大手銀 ロシア撤退も 多額の納税、制裁に逆効果

】ロシアのウクライナ侵攻後もロシア国内で支店営業を続けてきた、オーストリアのライファイゼン銀行など欧州の大手銀行が、2023年にロシア政府に納めた全体の法人税が、侵攻前年の4倍に当たる約8億5700万㌦(約1340億円)に上ったと英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)が報じた。

ロシアと北朝鮮が接近 軍事・経済・観光で協力強化

昨年9月にロシア極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で行われたプーチン大統領と北朝鮮の金正恩総書記の首脳会談は、多くの成果を北にもたらしている。

「反戦候補」存在感薄れ 出来レースの露大統領選 中央選管が立候補認めず

3月15日から17日に行われるロシア大統領選で、ロシア中央選挙管理委員会は8日、ウクライナへの軍事侵攻を批判するボリス・ナジェジディン元下院議員の立候補を認めない決定を下した。ナジェジディン氏はこれを不服として提訴したが、ロシアのメディアはプーチン大統領と米FOXニュース元司会者タッカー・カールソン氏のインタビューの報道に染まっており、ナジェジディン氏の声はかき消された形になった。

次期大統領選へ動くプーチン氏 ロシア 中央集権に陰りも 地方に独自連帯の動き

ロシアのプーチン大統領は11月28日、モスクワで開かれた「全世界ロシア民族大会議」でオンラインで演説した。ロシア正教が主導し創設した、各界の保守派代表が集まる同会議で、次期大統領選に向け支持固めを行った形だ。しかしその一方で、ロシアの地方政府同士が連携する動きがあり、プーチン大統領による中央集権体制に陰りも見え隠れする。

核軍縮の行方、一層不透明に ロシアがCTBT批准撤回

包括的核実験禁止条約(CTBT)の行方が一層不透明となってきた。CTBTは1996年の国連総会で署名が開始され、今年で27年目を迎えたが、条約発効に必要な要件(核開発能力所有国44カ国の署名・批准)を依然満たしていない。そのような中、核大国のロシアが批准撤回を表明。プーチン大統領は2日、批准撤回法案に署名し、同法は成立した。

露南部で反ユダヤ暴動 プーチン氏 対応苦慮 「欧米が扇動」で収束図る

イスラム教徒が人口の大部分を占めるロシア南部ダゲスタン共和国で10月29日、地元住民による反ユダヤ暴動が発生した。ハマスとイスラエルの衝突は、ウクライナを支援する欧米の関心を分散させるなどロシアにとって有利な状況をつくり出すはずだったが、ロシア国内を不安定化させかねない状況をつくりつつある。

露大統領「バルダイ会議」で演説 ウクライナ侵攻 際立つ独善志向

ロシアのプーチン大統領は5日、ロシア南部のソチで開催された「バルダイ会議」で演説した。「われわれが“ウクライナ戦争”を始めたのではない」「キエフ政権が西側諸国の支援を受けて始めた」と従来の主張を繰り返した上で、「米国は恣意(しい)的にルールを定めそれを押し付ける。植民地主義的思考だ」として、米国との対決姿勢をあらわにした。

ロシア政府の求心力低下 プリゴジン氏が地方行脚「プーチン後」見据えた動きか

ウクライナの大規模攻勢が一部で始まった、との見方が流れる中、ロシアでは政府の求心力低下を示す動きが見え隠れする。ウクライナの激戦地バフムトを「制圧した」と宣言したロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は、ワグネルの戦線離脱後にロシアの地方行脚を行った。「プーチン後」を見据えた動きである可能性も指摘されている。

縮小したロシアの戦勝記念日 謎残るクレムリン無人機攻撃

ウクライナの大規模攻勢が予想される中、ロシア国内では鉄道や送電線などを狙った破壊工作が続いている。攻勢を前にロシア軍の兵站(へいたん)を混乱させることが目的とみられる。一方で、クレムリンを狙った無人機攻撃も行われた。この無人機がどこから飛来したのか、誰が行ったのか、真相は謎のまま、9日には戦勝記念日の式典が行われた。

ロシアで強まる恐怖政治 SNS投稿で逮捕者が続出 経済は悪化、ルーブル急落

ウクライナ侵攻が膠着(こうちゃく)状態となる一方、石油や天然ガスの輸出が減少し経済面でも苦境に陥ったロシアで、戦争反対派の摘発が相次いでいる。プーチン大統領は治安機関代表らとの会議で「情報提供者は体制の基礎である」と述べたといい、恐怖政治が強まりつつある。

露が国連安保理議長国に 「最悪のタイミング」の声

国際刑事裁判所(ICC、本部ハーグ)が3月17日、ロシアのプーチン大統領に戦争犯罪の容疑で逮捕状を出してから2週間後の4月1日、ロシアが国連安全保障理事会の議長国に就任した。逮捕状が出ている人物がトップを務める国が安保理を主導することになり、「最悪のタイミングだ」との声が出ている。

「スターリン体制」化するロシア ウクライナでの苦戦、戦闘の長期化

ウクライナで苦戦を強いられ、さらに、欧米などからの制裁の影響が広がるロシアで、体制引き締めに向けた動きが加速している。国内の反対派を「敵」として弾圧し、人々に恐怖を与えることで政権維持を図ろうとするものだ。ロシアはかつてのスターリン体制に向かいつつある。

「祖国防衛」訴える露大統領 第2次大戦の激戦地を訪問

ロシアのプーチン大統領は2日、第2次世界大戦(独ソ戦)での最大の激戦地であり、ナチスドイツに対する反攻への転換点となった「スターリングラード攻防戦」の舞台ボルゴグラードを訪問し、「祖国防衛」を国民に訴えた。同時に欧米諸国によるウクライナへの戦車供与を非難し、反攻に転じることを強調した。

パリ五輪 IOCがロシア選手参加検討 政治的中立議論高まる

2024年のパリ五輪について、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシア選手の参加に否定的見解を示した後、国際オリンピック委員会(IOC)は政治的中立の立場から、ロシアの五輪復帰の道を開く可能性について彼らの参加のための「道筋を探る」と述べた。政治や人道主義に敏感な地元フランスを含め、ロシア参加の有無の議論が高まっている。

「新たな動員」に揺れるロシア 出回る23日国境閉鎖説

ウクライナ東部や南部を中心にロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続ける中で、ロシアが新たな動員を行うという情報がメディアで流れている。ロシアは軍事侵攻の指揮を執る新たな総司令官に、制服組のトップであるゲラシモフ参謀総長を任命しており、ロシア軍が新たな攻勢に出るのではとの見方も強い。

ロシア内陸部にドローン攻撃 ウクライナが報復攻撃示唆

ウクライナ国境から500キロ以上離れたロシアの複数の空軍基地が、ウクライナによるものとみられるドローン攻撃を受け炎上し、ロシア国内に動揺が広がっている。一方で国内では銃器や爆発物を使った犯罪が急増しており、前線に送るために囚人を釈放したことが原因との指摘がある。ラトビアに拠点を置くロシアの独立系メディア「メドゥーザ」はロシア政府が実施した非公開の世論調査で、戦争継続支持が25%に急落したと報じた。

【連載】行き詰まるプーチン・ユーラシア外交(下)中央アジア諸国も露離れ

ロシアのウクライナ侵攻で、その隙を衝(つ)くような形で1991年のソ連解体後もロシア軍の影響下で抑制されてきた、アゼルバイジャンとアルメニア、キルギスとタジキスタン間の紛争が再燃し、それぞれ数百人規模の死傷者を出すまでに至っている。明らかに旧ソ連圏諸国間の紛争処理へのロシアの影響力の低下であり、プーチン大統領の旧ソ連圏諸国に対する求心力の急速な低下を示している。

【連載】行き詰まるプーチン・ユーラシア外交(上) 露呈した印・中との距離感

この9月に中央アジア、ウズベキスタンのサマルカンドで行われた上海協力機構(SCO)総会は、ロシアのウクライナ侵攻後初の中露首脳会談が行われる場として大きな注目を集めた。

政権内で権力闘争も 苦戦のロシア 米紙記者が警告

米紙ワシントン・ポストのロシア問題専門家、キャサリン・ベルトン氏は2日、訪問中のウィーンでオーストリア国営放送とのインタビューに答え、ウクライナの4州併合後のロシア情勢について「ここ3週間内に予備兵の部分動員が成果をもたらさない場合、プーチン氏の立場は厳しくなる」と指摘、クレムリン内で権力闘争が起きる可能性があると主張した。

危険なプーチン氏の有言実行 ロシア、政治戦略ではなく使命感

ロシアのプーチン大統領は先月30日、ウクライナ東部(ドネツク州、ルガンスク州)・南部(ヘルソン州、ザポロジエ州)のウクライナ4州をロシアに併合する書類に署名した。プーチン氏にとって、同式典は2月24日から始まったロシア軍の「特別軍事行動」の軍事的成果として世界に向かって誇らしく宣言する日となるべきだったが、クレムリンのライブ中継を見る限りでは、式典に参加した指導者たちの顔からはいずれも重々しい雰囲気が感じられた。

プーチン露大統領の戦勝日演説 「総動員令」「戦争宣言」は無し

ロシアのプーチン大統領は5月9日、第2次世界大戦での独ソ戦勝利を祝う戦勝記念日式典で演説を行った。「ウクライナ侵攻の正当性」を強調する一方で、一部で指摘されていた「総動員令」や「戦争宣言」については言及しなかった。増加するロシア軍戦死者の実態が国民の目に明らかになったとき、「総動員令」により武器を手にした国民の不満が政権に向かうことを恐れた、との見方もある。

露黒海旗艦 国産ミサイルで「撃沈」ウクライナのネプチューン

ロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」の沈没について、ウクライナは対艦ミサイル「ネプチューン」による攻撃の結果だと主張している。米国防総省高官も「ネプチューン2発が命中した」と述べた。撃沈が事実ならウクライナ国産ミサイルに対する世界の評価は大きく変わることになりそうだ。

露軍、首都の軍需施設破壊 ウクライナ、南東部要衝で抵抗続く

ウクライナでは16日も、首都キーウ(キエフ)を含む各地がロシア軍の攻撃にさらされた。タス通信がロシア国防省の話として伝えたところでは、ロシア軍はキーウにある軍需施設16カ所を精密誘導ミサイルで破壊したほか、南部ミコライウにある軍備品の補修施設も攻撃した。

露軍 首都キーウ攻撃強化 東部情勢も一段と緊迫  

ロシア国防省は15日、ウクライナ側による「ロシア領内への攻撃や破壊活動」への対抗措置として、首都キーウ(キエフ)へのミサイル攻撃を強化すると発表した。ロシア側は最近、国境に近い自国領内がウクライナ軍の攻撃にさらされていると一方的に主張している。東部ドンバス地方の制圧に向けた作戦も強化しており、情勢は一段と緊迫している。

露軍の「戦争犯罪」断定  マリウポリ、産科病院・劇場攻撃

欧州安保協力機構(OSCE)は13日、ロシア軍のウクライナ侵攻に伴う違法行為に関する調査報告書を、国際機関として初めて公表した。OSCEはこの中で、ロシア軍による南東部マリウポリの産科病院と劇場への攻撃を「戦争犯罪」だと断定した。

露、“親中”政権の排除も 【ウクライナ危機 識者に聞く】

ロシアのプーチン大統領が始めたウクライナ侵攻を語る上で、中国・ウクライナ関係はぜひ押さえておく必要がある。プーチン氏には北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大阻止や親露政権の樹立だけが目的なのではなく、中国の習近平政権と親しいウクライナ政権は排除するという隠された目論(もくろ)みがある。

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