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アジア・オセアニアの最新記事

最新記事一覧

タイ・カンボジア紛争から1年 したたかな両国の指導者、ナショナリズムの高揚図る

昨年起きたタイとカンボジアの武力衝突の山場から今月下旬で1年を迎える。隣国との国境紛争はナショナリズムを高揚させ、両国の政治状況を大きく変えた。タイは2月の総選挙で対カンボジア強硬派のアヌティン首相が足場を固め、カンボジアはフン・セン前首相の一族支配の引き締め強化を図る。ナショナリズムを積極的に政治変革のカードとして活用した、両国の政治家のしたたかさが浮き彫りになる。

〝ゴキブリ政党〟 ネット上で増殖 インド 失業問題で若者ら支持

普段人々から疎まれたりのけ者にされたりしがちでマイナスイメージの強いゴキブリが、インドの若者の間で反体制運動のシンボルとして急浮上している。その名もゴキブリ人民党(CJP)。無論、正式な政党ではないもののネット上で絶大な若者たちの支持を取り付けるとともに、仮想空間を飛び出して路上や広場でデモまで行うようになっている。

ソロモン新政権、豪と連携 軍事拠点化狙う中国牽制

南太平洋の島国ソロモン諸島のワレ新首相は3日、オーストラリアとの包括的な戦略条約交渉に入るとともに、中国との安全保障協定見直しの方針を明らかにした。これに対し中国は、「ソロモン諸島の新政権と各分野の実務協力を拡大したい」(中国外務省報道官)と述べ、経済協力をまき餌に影響力確保に執念を見せた。

大地震、日本の食卓に影響も フィリピンから

6月8日にフィリピン・ミンダナオ島を襲ったマグニチュード7.8の大地震は、これまでに死者78人、負傷者1339人、行方不明者30人、被災者約150万人という甚大な被害をもたらした。

フィリピン、インド太平洋「連携の要」に 日越と協力強化で存在感

 緊張が高まるインド太平洋の安全保障環境の中で、フィリピンが地域秩序を支える新たな「要衝」として存在感を高めている。5月下旬には、マルコス大統領による日本公式訪問と、シンガポールでのアジア安全保障会議(シャングリラ会合)がほぼ同時並行で進み、防衛・経済の両分野で大きな成果を収めた。

インドネシア産ニッケル“一本足打法”のリスク 中国、EV覇権狙い囲い込み

 中国によってほぼ支配されているレアアース(希土類)と同様のことが、ニッケルでも起きようとしている。レアアースは半導体製造に使われるが、ニッケルは電気自動車(EV)用電池の原材料となる。どちらも大きな世界需要が見込まれる戦略物資だ。中国はレアアースをミャンマーから調達する一方、ニッケルは世界最大の埋蔵量を誇るインドネシアで採掘から加工、EV用電池製造に至る一貫工程をつくり出している。

紫ヤマイモ、世界へ フィリピンから

 フィリピンで愛される鮮やかな紫色のヤマイモ「ウベ」が、今、世界市場で存在感を強めている。フィリピンの貿易産業省(DTI)は、ウベを輸出部門の「期待の新星」と位置づけ、輸出拡大に本腰を入れている。

人道教育にノーベル賞受賞者の知見導入 印拠点の国際NGOが推進

国際的人道教育の非政府組織(NGO)、アート・オブ・リビング(AOL、本部インド)は13日、ノーベル平和賞受賞者世界サミットアジア総括事務所と平和教育カリキュラム「模範によるリーダーシップ(Leading by Example)」の導入に向け、覚書を交わした。

ダライ・ラマの使命強調 チベット学ぶイベント、東京で開催

 インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府の代表機関、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン、東京都新宿区)は2、3両日、チベットの文化を学び、体験することができる「チベットフェスティバル・ジャパン2026」を東京都中央区の築地本願寺で開催した。

比当局侵す中国「超限戦」 生活苦に付け込みスパイに

 フィリピンの国家安全保障を揺るがす「内側からの浸透」が露呈した。フィリピン当局は3月、国防省、海軍、沿岸警備隊に所属する職員3人をスパイ容疑で逮捕した。彼らが手にしていたのは武器ではなく、日常に溶け込んだスマートフォンと、そこに隠された「テトリス」のアプリだった。

中国、世界覇権構築へ布石 カンボジアと協力深化

 中国の王毅共産党政治局員兼外相と董軍国防相は22日、カンボジアの首都プノンペンを訪問した。中国とすれば5月に北京で予定される米中首脳会談を前に、近隣の東南アジア諸国連合(ASEAN)を固めておきたい意向がある。同時に世界覇権構築に向けて走る100年マラソンに備えた布石といった遠謀も秘めている。

フィリピン、中東緊迫で燃料危機 物流・生活に深刻な影響

 中東情勢の緊迫化に伴う燃料価格の急騰を受け、フィリピンのマルコス大統領は3月24日、「エネルギー非常事態」を宣言した。政府は供給の「差し迫った危機」に対応するため、海外からの燃料の直接調達や買い占めの監視強化、流通の適正化などを進める。しかし宣言後も、燃料高騰の波は止まらず、交通、物流、農業といった社会インフラの維持が困難な局面に直面している。

南アジア、政治揺るがすZ世代 ネパール、新政権樹立に成功

 「世界は大きく動き始めているのに、自国は旧来のまま…」――そうしたいら立ちと危機感が南アジアの10代や20代のZ世代と呼ばれる若者を突き動かし、政治的パワーを発揮するようになった。

出生数激減、中国政府に焦り  対応に躍起、避妊具に課税も

 中国では経済よりも政治を優先した共産党の政策により、経済不況が続いている。失業する若者は多く、35歳を過ぎると再就職が特に困難になるという。

比南部、IS再浸透の予兆 和平停滞で「治安の空白」

フィリピン南部ミンダナオ地域で、イスラム勢力との紛争に終止符を打つべく進められてきた政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)の和平プロセスが、危機的状況に陥っている。

バングラデシュ、新政権発足 イスラム協会含む3党時代へ

 2月中旬のバングラデシュ総選挙は、主要政党のバングラデシュ民族主義党(BNP)が3分の2を超す議席を得て大勝し、タリク・ラーマン党首が新首相に就任した。

中国、「日本軍事化」と印象操作 衆院選での自民大勝受け

 衆院選で自民党が圧勝し単独で3分の2超の議席を獲得したことに中国は衝撃を受けている。中国からすれば日本は、圧力をかければ揺らぐ国だった。

中国が仕掛ける「認知戦」 フィリピン SNS大国で偽情報と分断

 フィリピンは今、「見えない侵略」の最前線に立たされている。南シナ海での物理的衝突に呼応するように、デジタル空間では中国による「認知戦」が激化。マルコス政権を揺さぶり、社会を内側から崩壊させようとする工作が、国民の生活と政治判断の場に深く食い込んでいる。

バングラデシュ政変の隙狙う中国 南アジアの地政学的地図塗り替えも

 一昨年8月、バングラデシュで政変が起き、20年近く政権を率いてきたアワミ連盟(AL)党首のハシナ氏はインドへ亡命した。今年2月12日に行われる総選挙では、ALに代わり最大野党バングラデシュ民族主義党(BNP)が圧勝する趨勢(すうせい)にある。

【連載】2026 世界はどう動く(6) フィリピン 南シナ海問題に多国間協力

南シナ海を巡るフィリピンと中国の緊張は、ここにきて新たな段階に入っている。昨年12月中旬、中国海警局の船が使用した放水銃により、フィリピン人漁師3人が負傷する事件が発生するなど、中国側の威嚇行為が明確にエスカレートしているからだ。監視拠点への補給任務や漁業活動への妨害は以前から続いていたが、民間人に直接被害が及ぶ事態は、主権と生活の両面で国民の不安を強く刺激した。

2025年 分断と汚職に揺れたマルコス政権 フィリピン 前大統領逮捕で政界に亀裂

 フィリピンにとって2025年は、マルコス家とドゥテルテ家という2大政治勢力の圧倒的支持を背景に発足した「ユニチーム」政権が瓦解(がかい)し、政局の混乱が繰り返される一年となった。

恒久的和平は遠い? 収まらないタイ・カンボジア紛争

 国境紛争が再燃したタイとカンボジアは27日、タイ東部のチャンタブリ県で両国国防相が会談し、停戦を定めた共同声明に署名した。停戦は同日正午(日本時間午後2時)に発効した。これに先立ちルビオ米国務長官は、タイのシーハサック外相に10月の和平合意を順守するよう呼び掛け、中国の王毅共産党政治局員兼外相も改めて停戦合意を呼び掛けていた。(池永達夫)

フィリピンの脱中国鮮明 恫喝にも揺れない国家戦略

台湾有事を巡り日本が直面している中国からの外交・経済的圧力は、南シナ海の領有権を巡って中国と対峙(たいじ)するフィリピンが経験してきた重圧と酷似している。

【インタビューfocus】抑留者の歌で平和訴え 日本とモンゴルの友好に 声楽家・田中利幸さんに聞く

日本がポツダム宣言を受諾し終戦を迎えた1945年8月15日以降も、外地で犠牲になった日本人は多い。数ある一つがモンゴルの抑留者たちだ。彼らはソビエト連邦の捕虜となってシベリアに抑留されたのち、ウランバートルへ送還。

タイ総選挙、3月末実施へ 憲法改正問う国民投票と同時実施か

タイの総選挙は、2026年3月末に憲法改正の是非を問う国民投票と同時に行われる公算が大きくなった。

国際議連 中国の薛剣総領事を非難 外交規範へ敬意を 高市首相を支持

 民主主義国の国会議員らで構成する「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」は20日、高市早苗首相が国会での台湾有事の質疑を巡って「存立危機事態」になり得るとした答弁に対し、中国の薛剣・駐大阪総領事が「汚い首は斬ってやるしかない」などとSNSに投稿した問題について、「威圧的な発言を強く非難する」との声明を出した。

最大野党新党首「私は中国人」が物議 台湾 政治的分断、より鮮明に

台湾の最大野党・国民党の党首(主席)に1日、先鋭的な考え方を持つ前立法委員の鄭麗文氏(55)が就任した。

日比協力で対中抑止を強化 大統領が高市首相と初会談  北朝鮮の拉致・ミサイル問題に言及

 マレーシアで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議で、フィリピンのマルコス大統領は日本の高市早苗首相と就任後初の首脳会談を実施した。

東ティモールが加盟、11カ国に拡大 地域和解のシンボルに ASEAN 【ワールドスコープ】

 インドネシアから今世紀初頭、独立を果たした東ティモールが東南アジア諸国連合(ASEAN)の11番目の加盟国になった。これで東南アジア諸国全てが加盟国となる。

中国で行方不明となる台湾人増加 渡航警戒レベルを引き上げ 台湾支配の正当性主張か【ワールドスコープ】

 台湾の対中政策を担う大陸委員会は2日、中国を訪問し、行方不明になったり、拘束、取り調べを受けたりした台湾人が8月末の時点で、昨年と比べ約3倍になったと発表した。
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