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和食が定着し始めた フランスから

30年以上、フランスに住み、日本文化の浸透についても観察してきた。中でも一般庶民の和食浸透度は、この30年間で大きく飛躍した。

防衛力の抜本的強化を急げ【羅針盤】

就任100日を超えたが、トランプ米大統領の迷走が止まらない。日本など友好国にも高額関税を提示し、腰の定まらないディールで世界経済に大混乱をもたらしている。中国とは高関税の応酬で、事実上経済的断交状態から、一転して交渉開始、関税引き下げと、これまた迷走だ。

〝モンペ〟が闊歩する学校

東京都立川市内の小学校で男二人が教師に暴力を振るい大暴れした。男たちは子供同士のトラブルに対する学校側の対応に不満を持った母親から呼ばれたのだという。いわゆるモンスターペアレントだ。

田園都市の地産地消【上昇気流】

「浜なし」の名前を知る人は、そう多くないだろう。横浜市内で作られるナシのブランド名だ。市内に約130軒の生産農家があり、昨年の生産量は約930㌧。横浜を代表する果物だ。

原子力の夢、国民に語れ【上昇気流】

全国の原発から出た使用済み核燃料の再処理で発生した高レベル放射性廃棄物が、一時貯蔵施設のある青森県六ケ所村に運び込まれて今年で30年。最終処分場の選定は難航している。宮下宗一郎青森県知事が時事通信のインタビューで「国が主体性を持って事業者と連携して解決していく課題」と決断を迫っている。

教皇レオ14世の系譜【上昇気流】

米国人初のローマ教皇が選出された。レオ14世と名乗る。「レオ」の教皇名というと、西暦800年のレオ3世によるフランク王国カール大帝への戴冠で有名だ。

江戸っ子と「浅草っ子」【上昇気流】

令和の東京・浅草は外国人客も多く、人であふれている。が、30~40年前は人出が少なかった。浅草の若旦那衆は、六本木や赤坂辺りで飲むことも多かった。

夜間パソコン禁止に生徒反発 フィンランドから

フィンランド自治体の多くは、小・中学校の授業で使用するために、授業に必要なアプリがインストールされたノートパソコンを生徒に支給している。

宗教リテラシーとは何か【上昇気流】

NHKEテレ「こころの時代」のシリーズ徹底討論「『解散命令』で何が変わるのか」を観(み)た。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令を東京地裁が出し、教団側が東京高裁に即時抗告したことを受けての番組だ。

首相の大統領選挑戦【韓国紙】

「一人之下、萬人之上」。国務総理(首相)を指す言葉だ。名実共に国政の“ナンバーツー”であり、大統領候補に浮上する場合が多い。しかし、首相出身は大統領の地位とはあまり因縁がなかった。歴代13人の大統領のうち、首相出身の大統領は1979年10月、当時の朴正煕大統領の逝去の際、間接選挙で当選した崔圭夏大統領が唯一だ。その後、伝統官僚や政治家出身など多くの首相たちが先を争って大統領選の候補に名を連ねたが、その都度挫折した。

高尾小仏育樹祭2025春【上昇気流】

東京都八王子市にある高尾山の山中に森林再生活動が行われているエリアがある。JR高尾駅から小仏行きのバスに乗り、終点で下車。そこから15分ほど登った所だ。

強盗に遭遇して思うこと ブラジルから

街頭犯罪の増加など「体感治安」が低下しつつあると言われる日本。それでもブラジル、特に大都市の治安に比べると安全だと思うことは多い。

南国の花「ハイビスカス」の魅力【美ら風】

沖縄を訪れたことのある人なら、一度はハイビスカスの鮮やかな姿に目を奪われたことがあるだろう。南国の日差しを浴びて咲く鮮やかな花々は、赤、ピンク、黄色、オレンジと多彩な色を持ち、島の風景に自然と溶け込んでいる。だがこの花は、単なる観賞用の植物にとどまらず、沖縄の文化や暮らしとも深く結び付いてきた存在だ。

ジョセフ・ナイ氏の「遺言」【上昇気流】

「安全保障は酸素のようなものだ。それが希少になるまでは当然のものとみなしていても、いざなくなると大変である」――。米国の政治学者で元国防次官補のジョセフ・ナイ氏の言である。

清廉高潔だった「南村」韓国から

先日、週末を利用してソウル中心街にある歴史博物館に足を運び、常設展示物の「朝鮮時代のソウル」をのぞいた。長年ソウルに暮らし、オフィスが博物館のすぐ裏にあった時期もあったが、仕事で目の前の情勢を追うことに忙しく、あまり利用してこなかったことへの反省もあった。

戦後80年、国防軍持つ国に 【羅針盤】

皇紀2685年乙巳(きのとみ)が明け、大東亜戦争の敗北から80年、節目の年がスタートして4カ月が過ぎた。政治家・メディアは「来年は戦後80年、節目の年」と、いろいろな場面で枕言葉として使い、国民を煽(あお)っていたが、あの勢いはどこへ行ったのか。

閉学の運命にある女子大

大型連休の中日、東京都多摩市の「多摩よこやまの道」を歩いた。

恐竜王国・福井の創生戦略【上昇気流】

日本で初めての恐竜学部がこの4月、福井県立大学に創設された。1期生として県内外から34人が入学。4年間に地質調査や化石のレプリカ作成、語学、3Dモデリングなど恐竜研究に必要な技術を学ぶという。

高速滑空弾の開発急げ【上昇気流】

北朝鮮から複数の弾道ミサイルが発射され、いずれも日本のEEZ(排他的経済水域)の外側に落下したとみられる。北朝鮮は躍起になってミサイルの長射程化を進め、それを国力の基準として誇り威嚇している。

縁起呼ぶかツバメの巣【上昇気流】

自宅ベランダの壁にツバメが巣を作っていた。このところ朝に鳥のチュンチュンという鳴き声がやたらと聞こえるので、見るとヒナにひっきりなしに餌を運んでいたのだ。よく見る光景だろうが、まさか自宅で見ようとは。

弘法大師と独鈷の湯【上昇気流】

ゴールデンウイークの期間、各地の観光地は多くのインバウンド(訪日客)でにぎわった。日本人の場合、旅行や観光では温泉が定番の一つと言っていい。

赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(47)タラワ・マキンの戦い(下)

タラワ環礁ペティオ島の守備隊(第3特別根拠地隊)は、米軍の攻撃に備え陣地構築を急いだが、陸軍の増援は得られず、またセメントや金属など要塞(ようさい)構築に必要な物資も不足していた。そこで守備隊は椰子(やし)の木を活用した。島で手に入る唯一の資材だったからだ。伐採した椰子の木を丸太に加工し、半地下式のトーチカや陣地構築の資材に用いたのである。

寝室のエアコンが蛇の巣に ベトナムから

「ホット、ホッター、ホッティスト」の三季しかない東南アジアの多くで爬虫類は、寒くなるようなことがあっても活動が鈍るだけだ。

神仏習合の歴史語る秘仏【上昇気流】

石川県羽咋(はくい)市の羽咋神社は、平安時代の『延喜(えんぎ)式』にも載る古社で、祭神は磐衝別命(いわつくわけのみこと)。垂仁天皇の御代、一帯に疫病が流行り、怪鳥が出現して人々を苦しめていた。そこで皇子の磐衝別命が派遣され、怪鳥を退治し、地域の発展に尽くしたという。

元三大師像の特別開帳【上昇気流】

東京都調布市にある深大寺は樹木に囲まれた自然豊かな所。境内の本堂前左手に「なんじゃもんじゃの木」があり、白い小さな花々が満開だ。モクセイ科の樹木で、名前は「見慣れない珍木」という意味。

バーベキュー禁止令 イスラエルから

イスラエルでは5月1日、77回目の独立記念日を迎えた。ユダヤ人は毎年恒例で、この日の祝いにバーベキューをする。大きな公園やキャンプ場、家庭の庭などからは香ばしい香りと煙が立ち上る。

世代を超えた「慰霊の旅」【美ら風】

6月上旬、天皇、皇后両陛下が沖縄を訪問される。各種報道によると、今回は愛子内親王殿下も同行される見通しとのことで、これが実現したら、内親王殿下にとっては初めての沖縄御訪問となる。戦後80年の節目の年に、天皇家が2世代で「慰霊の旅」をされることの意味は大きい。

辻元氏にお薦めの憲法論【上昇気流】

憲法記念日の3日、護憲を掲げる「憲法大集会」で立憲民主党の辻元清美代表代行が「おかしな憲法論議は絶対許さない」と宣言した。ならば、おかしくない憲法論議はどうだろう。例えば、立民が熱心な「政治とカネ」問題。

ベンチの多い街 オーストリアから

ウィーンに何十年も住んでいるが、街にベンチが多いとは気が付かなかった。初老を迎えた友人にとって、歩き疲れるとすぐにベンチに腰を掛けられるウィーンは老人に優しい街と感じたのかもしれない。

大切な文化遺産の保護 【羅針盤】

福岡県筑豊地方を旅行した。炭鉱で一世を風靡(ふうび)した所であるが、一昔前あちこちに見えた黒いピラミッドのようなボタ山がどこにも見当たらなかった。尋ねると昭和30年代に炭鉱は閉山され、放置されたボタ山には何時(いつ)しか草木が生え他の山と区別が付かなくなったと言う。言われると青々と雑木が繁(しげ)る三角山が見え、かつてのボタ山だと分かった。

万博テーマソングもっと聞きたい

いろいろと批判の多かった大阪・関西万国が先月13日に開幕し、最近は1日平均10万人前後(関係者を含む)が入場しているという。だが、目標の2820万人達成のためにはさらなる盛り上がりが必要だ。

復興へ「山」を動かす【上昇気流】

能登半島地震で昨年中止となった石川県七尾市の青柏祭「でか山」行事が2年ぶりに行われた。復興への願いを込めて、世界無形文化遺産に登録されている巨大な山車(だし)が、まだ地震の傷跡が残る市内を巡った。

誇り高き植物たち【上昇気流】

サクラの時期が終わり赤いツツジの花が真っ盛り。また沿道では、細い幹、柔らかく丸みのある葉に、白やピンクの花を付けたハナミズキが目を引く。開花はまだだが、これによく似た花木にヤマボウシがある。

「領土」啓発は学校から【上昇気流】

東京・霞が関にある「領土・主権展示館」に足を運んでみた。北方領土や沖縄県・尖閣諸島などについて日本の立場を内外に発信するもので、若者層の関心を取り込もうとこの4月にリニューアルオープンした。

大型連休のアオオサムシ【上昇気流】

大型連休のころになると、決まってアオオサムシが現れる。生きている姿が多いが、踏みつぶされた死骸の場合もある。ミミズや毛虫をくわえたまま死んでいるのを見たこともある。

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