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山田寛の国際レーダーの最新記事

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トランプ大統領の下敷きはニクソン風マッドマン戦略か

 トンネルの中のイラン戦争。トランプ米大統領の戦略、威嚇文句、双方の〝チキンゲーム〟などは、半世紀以上前のベトナム戦争、ニクソン大統領の「マッドマン・セオリー」(狂人戦略)を思い起こさせる。

米中対決が激化中 アフリカの鉱物黄金郷で【山田寛の国際レーダー】

 イランとホルムズ海峡のニュースが今日も明日も続くが、アフリカでの米中資源獲得対決の激化にも目を留めたい。その主戦場はコンゴ民主共和国(以下コンゴ)など中部の〝鉱物黄金郷〟だ。

大戦後最多の戦乱の時代 トランプ氏にも苦しい正念場

 「世界では第2次大戦終戦後の1946年以来で最多の戦争・武力紛争が起きている」。昨年末~先月、世界の幾つもの研究機関が報告書を発表し強い警鐘を鳴らした。赤十字国際委員会などによれば、2025年は大小130以上の武力紛争が続いた。15年前の2倍、30年前の4倍。死者は約24万人という。ウクライナ戦略調査研究センターの25年戦争指数の基準だと世界の軍事紛争は47で、24年の1.3倍だった。

国際観光に乱気流 ロシア人増、米観光力減退

 国連世界観光機関によると、2025年の国際観光旅行客は15億2000万人で24年から4%増。観光はコロナ禍前より盛んになった。だが乱気流も生じている。

対イラン軍事攻撃 力による人権回復はできるか

米、イスラエルのイラン空爆、最高指導者ハメネイ師殺害。力の行使がどんどん広がったら地球秩序はどうなるのか、懸念は大きい。

ガザ和平の国際安定化部隊 どうなるインドネシア軍

米国主導のガザ和平計画の中で、平和維持に当たる国際安定化部隊(2万人)の一員にインドネシアが名乗りを上げ、最高8000人を派遣することが発表された。

紛争はいっぱいでも 国連PKO時代の終幕?

 紛争が減ったからではない。昨年5月、グテレス国連事務総長はベルリンでの「平和維持の将来に関する閣僚会議」で懸命に訴えた。「われわれは今、国連創設以来最多の紛争と記録的な数の難民に直面している」「世界はかつてなく国連を必要とし、国連はPKOが現実と明日の挑戦に対応する手段を必要としている」「でもPKOはカネがない。どうか各国は未払い分担金を早く払ってほしい」

最も深刻な人道危機地帯 放置できないスーダンの惨状

 新年早々、国内では衆院解散・総選挙、国際ニュースも忙しい。ベネズエラ、イラン、米欧のグリーンランド対立…だが忘れられがちな地域の悲惨さもぜひ書き留めておきたい。

国際機関・組織の機能不全 欧州、日本…G4以下頑張り年 【山田寛の国際レーダー】

 2025年は国連、WTO(世界貿易機関)、ICC(国際刑事裁判所)をはじめ多くの国際機関・組織が機能不全・半不全に陥った。トランプ米大統領が今週明らかにしたところでは、米国が脱退を決めた国際機関は66に上っている。26年、国際機関や欧州は不全・半不全傾向を一層強めるのか。米中のG2や米中露のG3で地球の安全がディールされる時代に入るのか。

ジャーナリスト投獄時代 中国はますます過酷に 【山田寛の国際レーダー】

 それを示す物差しが投獄されているジャーナリスト、報道関係者の数だ。NGO「国境なき記者団」(RSF=本部パリ)は毎年末、獄中の人数をまとめているが、世界では現在502人。断トツはもちろん中国で香港も含め121人、2位はロシア48人、ミャンマー47人と“順当な顔触れ”が並ぶ。

2025国際政治流行語大賞 印象付け、驚かせた言葉と語る【山田寛の国際レーダー】

 習近平・中国の反日大キャンペーン。この駐大阪総領事のSNSを皮切りに、「国連憲章の旧敵国条項」「サンフランシスコ講和条約無効」「琉球(沖縄)は日本領ではない」などの戦狼の挑発的言辞の乱射から、自衛隊機へのレーダー照射までと激化した。首斬り発信など、駐中国日本外交官がしたら大変だろう。

トランプ・ショック テロ対策進むかナイジェリア 【山田寛の国際レーダー】

 ナイジェリアでは先月、公立とカトリック系の寄宿学校2校が相次いで武装集団に襲撃され、女子小中高生ら計340人が拉致された(うち75人は同月末までに脱出)。ティヌブ大統領は国家緊急事態宣言を発し、兵士、警官の増員方針を発表した。

手段も美学も気にせず 拉致問題国際キャンペーンを 【山田寛の国際レーダー】

 横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから48年の先週、母の早紀江さんは「もう精も根も尽き果てた感じ」と、悲痛な言葉を口にした。

女性国会議員の比率と 世界の民主主義と自由の関連 【山田寛の国際レーダー】

 ガラスの天井を破り、左派からの高市たたきを乗り越え、やや予想外で誕生した新政権、まずは出足好調のようだ。

ロシアのハイブリッド戦 空の悲劇の再発はごめんだ

今月、プーチン露大統領はアリエフ・アゼルバイジャン大統領と会談し、昨年末のアゼルバイジャン航空機撃墜事件で初めて責任を認め、謝罪した。

“東南・南アジアの春” 骸骨旗が若者たちのシンボルに 

 8~9月、インドネシア、ネパール、フィリピンで多数の「麦わら帽骸骨」の旗が躍った。90年代後半~2010年代初めに生まれたZ世代が主役・準主役の抗議デモ。

アフガニスタン地震 これではやっぱりダメだ

8月末のアフガニスタン東部大地震で「これではダメだ」と思ったこと。一つは、女性差別の国では災害時に女性虐待が最悪の形で表れることだ。 発生4日後のタリバン政権の発表では、死者2200人以上、負傷者4000人以上だったが、実数はその後もっと増えているだろう。

情報戦時代に増える 殺されるジャーナリスト

いま国際ジャーナリスト(支援)組織にとって最大の懸念は、イスラエルのガザ攻撃で死亡する報道関係者が増え続けていることだ。

トランプ米政権も 気候変動の抑制策を

「暑い!」。この夏、世界の何億、何十億人が何十億、何百億回こう口にしただろうか。 米海洋大気庁によれば、世界の7月の地球表面平均温度は摂氏16・8度。1850年以来で3番目の高さだった。20世紀平均の15・8度より1度高い。3番目と言っても、1番が昨年2024年(17・01度)、2番が23年、1~10番は全て16年以後なのだ。

最後にA級戦犯も平和と和解を願った

終戦50年の1995年、「スガモ尋問調書」(ジョン・ルース著・読売新聞社刊)の翻訳をした。ルース氏は米憲兵隊機関紙編集長だった75年、「憲兵隊博物館に歴史資料を寄贈してほしい」と呼びかけ、“スガモ・プリズンの生みの親”元第8軍憲兵隊司令官、キャドウェル大佐の夫人から、東京裁判のA級戦犯たちがローマ字でサインを寄せ書きした日の丸の旗を受け取った。

世界で増える、戦争ニュース回避症

48国・地域(中露初め強権国家は除く)の約10万人に行った調査だが、「しばしばまたは時たまニュースを回避している」人が全体で40%に上った

80年パレードに思う 贖罪意識と岸壁の母

中国は9月3日に北京・天安門広場で抗日戦勝利80年記念軍事パレードを挙行すると発表した。「今年の中国外交の重点の一つ」(王毅外相)という。

強権や暴力に負けず 母も祖母も頑張る

中東がまた風雲急だが、5~6月は母の季節。強権や暴力と闘う母や祖母たちの最近の状況も気にかかる。

大学との戦いのリレー

トランプ大統領は、20世紀後半から共和党大統領がつないだ「大学との戦い」リレーの最強ランナーとなる決意のようだ。

“活躍”し続ける 地雷とクラスター弾

トランプ氏を惑わすプーチン氏の老獪(ろうかい)さばかり目立つ米露ディール。ウクライナ現地は非人道戦争が続く。多数の民間人犠牲者を出す地雷(対人地雷)とクラスター弾(親爆弾の中の数十~数百もの子爆弾が飛び散り、広範に殺傷する)は非人道兵器の代表だが、今ウクライナは世界で最も地雷があふれ、また先月から特に多くの市街地がクラスター攻撃を浴びている。国連機関によると先月1~25日に市民151人が死亡、697人が負傷。遊び場も攻撃されて子供の犠牲者も多く、今年最悪の市民攻撃月間となった。

ミャンマー大地震

3月末のミャンマー大地震から40日余り。国連などによれば、4月末までに3800人以上が死亡、20万人が住居を失い、630万人がなお緊急支援を必要としている。実数は更に大きいだろう。

米国の92年と今

「再び偉大に」と叫ばずとも、米国がいかに「偉大」か実感させられた。破天荒大統領がくしゃみをしたら、世界中が発熱して大騒ぎなのだから。

インドシナ「解放」50年

1975年4月、ベトナム戦争とカンボジア内戦が共産・「解放」勢力の勝利で決着、17日にカンボジア、30日に南ベトナム(当時)で首都が陥落した。その後、カンボジアのポル・ポト“暗黒革命”政権が国民の5分の1を殺し、ベトナムでは北ベトナムにより76年に南北が統一され、大量の難民が流出した。だがやがて両国共産党の骨肉の争いが爆発、ベトナムの軍事介入で79年初めポル・ポト政権は崩壊する。

偽情報、腐敗が横行 民主主義が後退し続けている

年初以来公表された国際団体・NGOの報告のうち、世界の「偽情報」、「腐敗(汚職)」、「民主主義と自由」に関し、強い警鐘を鳴らしているもの三つを取り上げたい。

アフリカは 「中国第一」大陸になる?

マラリア、結核、エイズ、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、コレラ、はしか、エムポックス(旧サル痘)…コンゴ民主共和国(DRC)は感染症超大国だ。エムポックスは2023年から重症化しやすい新型が大流行、24年は1000人以上が死亡した
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