トップコラム行儀悪さ目立つ石破首相 まるで裸の王様

行儀悪さ目立つ石破首相 まるで裸の王様

皇居での首相親任式、閣僚認証式を終え、記念写真に納まる石破茂首相(前列中央)と閣僚ら(2024年10月1日午後、皇居)
皇居での首相親任式、閣僚認証式を終え、記念写真に納まる石破茂首相(前列中央)と閣僚ら(2024年10月1日午後、皇居)

石破茂首相のマナーの悪さが際立っている。

10月1日の組閣時の記念撮影から、それが露呈した。その時の写真を見てみると、正礼装の着こなし、ズボンの履き方がだらしない。それもそのはずだ。ズボンにベルトを通してしまったため、でっぱった腹の下にベルトが来てズボンがだぶつき、腹部からはワイシャツがチラ見えしてしまっている。

モーニングはサスペンダーでズボンを吊り下げ、シワがこないようにピシッと着用するのが常識。国民に何やら不安を抱かせるスタートとなった。

その日の首相就任会見ではイメージチェンジを狙ってかメガネを着用していた。だが、そのメガネにはブランドのロゴシールが付いたままだった。メガネに貼られたシールは「H−fusion」という福井県鯖江市発のミドルからハイエンド価格帯のブランド。首相としては「Ray-ban」サングラスのように、あえてロゴを見せることで高級感をアピールしたかった可能性も考えられる。だが、メガネ業界の人によると通常、ロゴシールを貼ったまま使用はしないという。ちなみに、首相が着用したことで、同ブランドの宣伝効果は今のところ出ていないようだ。

首相の食事マナーの悪さもクローズアップされている。おにぎりを公衆の面前でまるごと口に詰め込み、頬張る醜悪な映像に目が点になった国民も多かったことだろう。SNSでは「カバの方が食べ方が綺麗」と揶揄された。

一連の失態は、首相になる前からその兆候は出ていた。あろうことか、首班指名選挙の時に居眠りしていた。学校の授業でさえ、居眠りしていたら教師に怒られる。前代未聞、空前絶後の失態が現実に起こってしまった。

南米ペルーで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)では、座ったまま各国首脳に挨拶した。会議では他国の首脳が発言している時、腕組みをしていた。

極めつけは会議の集合写真。撮影に遅刻したため、石破首相は写っていない。写真は会議参加の重要な証拠となる。後世、この会議には日本の首相は参加しなかったことになるだろう。

こう見てくると、これほどの短期間にここまで失態をおかした首相も珍しい。日本の恥を国内にとどまらず世界にまでさらした。石破氏を見ていると裸の王様の寓話を思い出す。側近で助言する人はいないのだろうか。夫人は行儀の悪さには口を出してこなかったのだろうか。

列挙した石破首相のマナー・行儀の悪さが、何らかの病気が原因であるのならば、早めに治療することが望ましい。居眠りの件では、青木一彦官房副長官は「健康問題に何ら問題がないと承知している」と言ってはいるものの、やはり気がかりだ。
(長野康彦)

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