欧州の最新記事

最新記事一覧

山火事を拡散する「火災積乱雲」の怖さ オーストリアから

欧州で猛暑が広がり、至る所で火災が発生している。アルプスの小国オーストリアでも7月30日以降、猛暑が再来し、気温も8月3日には40度に跳ね上がり、4日には41度と観測史上最高気温を記録したばかりだ。

スペイン飛び地に7万人越境 EUに広がる不法移民不安 波及を警戒するフランス

フランス政府は7月末に多数の若者がスペインの飛び地、セウタに流入したことを受け、スペインとの国境管理強化を打ち出した。同時に欧州連合(EU)全体に不法移民流入に対する連帯強化を呼び掛けた。EUは緊急内相会議を招集し、連帯を確認した一方、EU全27カ国中、22カ国がスペインの甘い移民政策に不満を表明した。

高校でもスマホ禁止へ フランスから

フランスでは小中学校での携帯電話使用禁止に加え、9月の新学期から高校での携帯電話使用禁止、15歳未満のSNS利用を原則禁止する新しい規制が適用される見通しだ。

「危険人物」が野放しに 容疑者に「イスラム国」の影響 LGBTイベント襲撃事件

ドイツの首都ベルリン中心部で7月25日夜(現地時間)、性的少数派のイベント「クリストファー・ストリート・デー(CSD)」の参加者の群衆に車が突っ込み、女性1人が死亡、29人が負傷した。警察は容疑者のアブドゥル・B(21)を特定し、翌26日に特殊部隊が射殺。ドブリント連邦内相はイスラム過激派によるテロとの見方を示し、その後、容疑者がサラフィスト(イスラム原理主義の一派)のグループに所属していたことも判明した。一方で、危険人物として当局に把握されながら、今年5月に少年鑑別所から釈放されていたことが明らかになり、監視体制のあり方に批判が高まっている。

仏・スペインで熱波影響 森林火災が深刻 沈静化「不能」に

フランスでは南部だけでなく中部から北部にかけても熱波による異常乾燥が続き、森林火災が制御不能の状況に陥っている。フランスや隣国スペインは24日、欧州連合(EU)に正式な支援を要請した。スペインでは非常事態宣言が発令され、火は首都マドリード近郊に迫っている。フランス、スペインの沿岸部では「消火不可能」な状態になったため、住民や観光客はボートで避難を強いられている。

ルエーガー像とヒトラー生家に見る オーストリアの「記憶の文化」

 オーストリアでナチス・ドイツの歴史問題に絡んだ2件の事例が今年に入り、それぞれ大きな節目を迎えた。1件目は、ウィーンのリングシュトラーセにあるウィーン元市長カール・ルエーガー(1844~1910年)のブロンズ像の設置問題だ。同像は今年1月末、クレーンで台座ごと撤去されたが、5月26日、再び設置された。2件目は7月22日、アドルフ・ヒトラーの生家の改修工事が終わり、警察署として正式に開所式が挙行されたことだ。

パリに迫る森林火災 フランスから

熱波襲来による異常乾燥でフランス各地で森林火災が広がった。特に首都パリから60㌔の距離にあるフォンテーヌブローは欧州最大の森で、そこからパリに迫る大規模な森林火災が広がったのは近年にないことだ。森林内の四つの生物保護区が被害を受けた。

ハンガリー新政権 前体制解体へ 急進的改革への懸念も

ハンガリーで誕生したマジャル新政権が、オルバン前首相の16年に及ぶ長期政権下で築かれた統治体制を解体し、法の支配を再建する「浄化の炎」作戦を急速に進めている。汚職追及機関の新設、司法・行政高官の入れ替え、国営メディア改革など、国家制度の全面的な刷新を推進する一方、急速な改革や権力集中への懸念も強まっている。

ローマ教皇の夏季休暇 バチカンから

世界に約14億人の信者を有するローマ・カトリック教会の最高指導者、ローマ教皇は米大統領と共に世界で最も多忙な指導者だろう。だからといって、24時間、職務だけに没頭しているわけではない。趣味があり、スポーツに興じることもあるし、ドイツ人の教皇べネディクト16世のように、余暇にはピアノを弾くという教皇もいた。

再出馬の右派ルペン氏優勢―仏大統領選 有罪判決抱え不安要素も 中道・左派候補一本化が焦点

フランスでは来春に予定される大統領選まで1年を切る中、右派・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏(57)が改めて立候補を表明した。公金横領罪でパリ控訴院による減刑の判決を受け、ルペン氏はジョルダン・バルデラ現RN党首(30)を伴い、選挙運動を本格化した。ただ、ルペン氏への逆風は強く、与野党の中道右派や左派勢力がそれぞれ候補者を一本化すれば勝敗は不透明なままだ。

EU、メキシコ新貿易協定を承認 中南米への戦略的足掛かりに

欧州議会は8日、メキシコと欧州連合(EU)の間で改定交渉が進められていた「新グローバル協定(MGA)」を正式に承認した。2000年発効の協定を全面的に刷新し、現在の地政学的、経済的情勢に対応した新たな2国間枠組みへと移行する。

フランス大統領選 右派ルペン氏、出馬へ 控訴審有罪も立候補可能に

来春の大統領選まで1年を切ったフランスで7日、右派・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン前党首(57)が、テレビ番組で改めて出馬表明を行った。同氏は係争中の不正政治資金流用の横領罪で控訴院が下した判決で出馬が可能になったことを受け、「私は(大統領選の)候補者だ」と出馬の意思を表した。

メディア騒がせる「王家復活?」 フランスから

大統領選まで1年を切ったフランスで、フランスらしい話題が浮上している。それは次期大統領候補の支持率トップを走る右派・国民連合(RN)のジョルダン・バルデラ欧州議会議員を巡る、想定をはるかに超えたゴシップ騒動だ。

ポーランドとウクライナ、歴史認識巡り関係悪化 対露連携に影落とす

ロシアのウクライナ侵攻後、ポーランドは多くのウクライナ難民を迎え入れ、人道支援を惜しまなかった。しかし今、第2次世界大戦中の歴史認識を巡り、両国関係に新たな緊張が生じている。発端は5月末、ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアと戦う自国の精鋭特殊部隊に対し、ウクライナ蜂起軍(UPA)の英雄にちなんだ名誉称号を授与する大統領令に署名したことだった。

家庭連合解散巡り批判、人権関係者ら欧州で会見

世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)に対する解散命令の不当性を訴える記者会見が29日、ベルギーの首都ブリュッセルのプレスクラブで開催された。ノンフィクション作家の福田ますみ氏のほか国際人権団体関係者らが、家庭連合の解散を批判し、日本の信教の自由の状況に深刻な懸念を表明した。

猛暑で社会機能がまひ 政府は緊急対応策を発動 フランス

6月下旬に入りフランスを40度を超える猛暑が襲った。数々のイベントが延期や中止に追い込まれ、医療機関は熱中症の患者でコロナ禍に匹敵する飽和状態になった。熱波はひとまず収まったものの、表面化した課題は残ったままだ。

反ユダヤの元市長像が物議 分かれる歴史的評価 オーストリア

 オーストリアの元ウィーン市長カール・ルエーガー(1844~1910年)の意図的に傾斜させて再建されたブロンズ像が議論を呼んでいる。ウィーン発展に貢献する一方で反ユダヤ主義者だったルエーガーへの評価は分かれる。像の撤去を求め、落書きなど破壊行為も繰り返し行われてきたが、市当局は「残したまま傾ける」という妥協の道を選んだ。

世界一高い主塔完成 ローマ教皇が記念ミサ スペイン サグラダ・ファミリア

スペイン・バルセロナにある世界遺産サグラダ・ファミリア教会で10日、ローマ教皇レオ14世が主塔「イエス・キリストの塔」の完成を記念するミサを執り行った。

極左候補が決選進出か 来年の仏大統領選、中道派に危機感

 来春のフランス大統領選で、右派・国民連合(RN)のバルデラ党首と急進左派「不屈のフランス」のメランション党首の2人が決選投票を戦う可能性が浮上し、フランス政界に危機感が広がっている。仏オドクサ社が実施した世論調査でメランション氏は、中道右派のフィリップ元首相と互角の支持率を獲得している。

メルツ氏「ウクライナをEU準加盟国に」

 米イスラエル軍のイラン攻撃が勃発して以来、世界の主要メディアの関心はイランの動向を含む中東情勢に注がれ、ウクライナ戦争の動向については報道が著しく少なくなってきた。もちろん、それなりの理由はある。

ハンガリー、中道右派新政権が発足 EU・NATOと関係改善へ

 ハンガリーのマジャル新内閣が12日、発足した。閣僚は全員がマジャル・ペーテル首相率いる中道右派与党の「ティサ(尊重と自由)」所属だ。16年間君臨してきたオルバン・ビクトル前首相(62)のロシア寄り路線から親欧州連合(EU)への転換を掲げる新政権の外交の顔にはオルバン・アニタ女史(51)が就任する。

揺らぐ安全神話 フィンランドから

 「治安の良い北欧」の象徴とされてきたフィンランドだが、そのイメージが揺らいでいる。ヘルシンキ首都圏では未成年による暴力や破壊行為が増え、警察と自治体が対応に追われている。

仏大統領選、右派・国民連合が優勢 調査機関が分析

 大統領選を来年4月に控えたフランスで、トルナ・ハリス・インタラクティブ世論調査機関は、右派・国民連合(RN)の候補者であるジョルダン・バルデラ氏、またはマリーヌ・ルペン氏が、中道派の候補者、エドゥアール・フィリップ元仏首相、ガブリエル・アタル元仏首相と対決した場合の決選投票シナリオを分析し、RN候補者がいずれの組み合わせでもやや優位に立っていると報じた。

米国との距離を見定める欧州 トランプ氏、中東巡り圧力

 ホルムズ海峡の安全に関与しない欧州にいら立つトランプ米大統領は、ドイツに駐留する米兵のうち5000人を年内に削減することを明らかにした。さらにイタリアやスペインでも同様の措置を取る可能性を示唆した。米国と欧州の亀裂は過去最悪とされ、北大西洋条約機構(NATO)の同盟関係の見直しも指摘されている。

トランプ氏はカウボーイ気質?

 トランプ米大統領は自分への批判や中傷に対して静観するとか、忍耐して甘受するといったことはなく、必ず叩き返す。ドイツのボン大学の安全問題専門家ヨアヒム・ウェ―バー氏は独ニュース専門局NTVとのインタビューの中で「トランプ氏は典型的なカウボーイ気質だ」と述べている。

ドイツの大学で欧州初のイスラム神学部

ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州北部に位置する人口約32万人のミュンスター市にあるミュンスター大学で今年7月、欧州初のイスラム神学部が開設される。

マクロン仏政権、勢い増す欧州主権強化戦略 強まる自主防衛への世論

 フランスのマクロン大統領は、長年主張してきた欧州の独自防衛体制構築、原発回帰で主導権を握ろうとしている。任期はあと1年、マクロン氏が進める欧州主権の確立に追い風が吹いている。皮肉にも追い風はトランプ米政権によるイラン攻撃でますます強くなり、自主防衛、自主エネルギー調達への世論も強まっている。

欧州委員長「脱原発は戦略的ミス」  エネルギー政策の見直し要請

欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は10日、パリで開催された原子力エネルギー会議で、「信頼性が高く、手頃な価格で、排出ガスの少ないエネルギー源に背を向けたのは戦略的ミスだった」と述べ、欧州の原子力エネルギー政策の見直しを求めた。

ホルムズ海峡 協力せず トランプ氏要請を拒否 欧州外相ら

欧州連合(EU)の27カ国の外相らは16日、ベルギー・ブリュッセルで外相会議を開き、トランプ米大統領が求めた、ホルムズ海峡の安全確保への協力を拒否する姿勢を明確にした。イランによる同海峡の事実上の封鎖に対し、関係国が責任を持つべきだとした米側の要請への回答だ。

シナゴーグ前で爆発、反ユダヤテロの可能性も―ベルギー

8日深夜から9日未明にかけ、ベルギー東部リエージュ市にあるシナゴーグの前で爆発が起きた。シナゴーグの窓と向かい側の建物の窓が吹き飛んだが、負傷者はいなかった。
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