[上昇気流]

【上昇気流】(2022年5月26日)

俳人で「門」名誉主宰の鈴木節子さんが今月8日、亡くなった。90歳だった。22日には恩師、能村登四郎の創刊した「沖」の50周年記念大会が都内のホテルであり、そこに席が用意されていた。

【上昇気流】(2022年5月25日)

戦後、わが国の宇宙開発事業で試練が続いたのは1990年代末。現在も運用が続くロケットH2Aの前のH2開発時代に、打ち上げの失敗が相次いだ。99年には鹿児島・種子島宇宙センターから打ち上げられた8号機が、4分後にエンジンを停止し、海に落下した。

【上昇気流】(2022年5月24日)

1941年8月、ルーズベルト米大統領とチャーチル英首相は、カナダ東部ニューファンドランド沖の英艦上で会談し、「大西洋憲章」を発表した。第2次大戦と戦後世界に対する基本的な態度を明らかにしたもので、領土の不拡大、民族自決、貿易障壁の引き下げなどを謳(うた)っている。

【上昇気流】(2022年5月23日)

新型コロナウイルスが人工的に作られ、中国・武漢ウイルス研究所(WIV)が発生源である可能性を、米国防情報局のベリエ局長が公式の場で初めて明かしたことが、米紙ワシントン・タイムズに出ている(小紙19日付国際面)。

【上昇気流】(2022年5月22日)

「薄繭の出来ゆく音の微かにも」(木暮つとむ)。「繭」は、昆虫がサナギになる時の家のようなものだが、俳句の季語の場合、蚕の繭のことを指す。この繭から絹糸が取れることは昔から知られ、古事記や日本書紀の神話にも出てくる。

【上昇気流】(2022年5月21日)

今年の直木賞に輝いた今村翔吾氏の『塞王の楯』は安土桃山期の城造りを担った石工集団の物語だが、沖縄にもグスクと呼ばれる城塞がある。世界遺産の勝連城や今帰仁(なきじん)城の石垣は実に見事で、何度見ても飽きない。

【上昇気流】(2022年5月20日)

新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家らから、マスクの着用について新見解が示された。屋外では周りの人との距離が十分に取れていない場合でも、会話が少なければ「必ずしも必要はない」という。これから夏に向かい熱中症のリスクが高まることを考慮したものだ。

【上昇気流】(2022年5月19日)

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が実行され、世界の関心が向けられると、関係出版物も出されるようになった。政治や軍事だけでなく、両国の歴史や文化に関するものも登場。

【上昇気流】(2022年5月18日)

テレビ画面に昔の映像が出てくることがある。数年前か100年前か、日本なのか外国なのかは不明。が、時に「いつ」「どこ」が表示されない。映像が印象的な場合もあるので「日時と場所をなぜ示さないのだろう?」と思うことが最近多い。

【上昇気流】(2022年5月17日)

山梨県道志村のキャンプ場近くの山中で発見された人の骨が、2019年9月に行方不明になっていた小倉美咲さん(当時小学1年)のものと判明した。生きて帰ってくることを信じていた母の心中は察するに余りある。

【上昇気流】(2022年5月16日)

リング状の光り輝く物体――地球から約2万7000光年離れた天の川銀河の中心にある「いて座Aスター」の巨大天体。一昨日の紙面に載った写真で、これがブラックホールであることを初めて視覚的に示した。「イメージ通りだ」と快哉(かいさい)を上げた読者もいるのではなかろうか。

【上昇気流】(2022年5月15日)

日本人にとっては欠かせないお茶。かつては飲食に付き物だったが、今ではコーヒーで代用する人もいる。茶には俳句の季語にあるように「新茶」と呼ばれる時期がある。4月から5月ごろ。

【上昇気流】(2022年5月14日)

5月も半ばになると、田には早苗が植えられ、山々は若葉と常緑樹の緑がまだら模様となって列島全体が青春の趣を呈する。「若者の季節」である。

【上昇気流】(2022年5月13日)

大型連休中にしばらく田舎の実家に滞在し、何度か歩いて7分ほどのスーパーに買い物に行った。往復しているうちに、あることに気付いた。ビニール袋や買い物かごを提げて歩いている買い物客をほとんど見掛けないことだ。

【上昇気流】(2022年5月12日)

大型連休の一日、東京都調布市にある神代植物公園に出掛けた。先回やって来たのは秋で、カラマツの紅葉が見事だったが、今は初夏。新緑に萌(も)えて、草木が勢いよく成長する季節になったと実感する。

【上昇気流】(2022年5月11日)

政府は量子技術を将来の社会経済システムに取り込むための戦略を決定した。2030年を視野に量子技術による生産額を50兆円規模に拡大したり、国産の量子コンピューター初号機を22年度に整備したりするなど、すさまじい意気込みだ。

【上昇気流】(2022年5月10日)

対独戦勝記念日の演説でロシアのプーチン大統領が、ウクライナでの「特別軍事作戦」を「戦争状態」と宣言するのではないかとの観測があった。しかし演説では、ウクライナ侵攻を正当化したものの、戦争宣言はなかった。

【上昇気流】(2022年5月8日)

ゴールデンウイークでは、日本各地の観光地が人であふれていたことが報道された。そのせいなのか、東京郊外の気流子が通勤に使っている道がかなり空(す)いていた。人の流れも少なく、車の往来もそれほどなかった。

【上昇気流】(2022年5月7日)

憲法記念日の新聞社説の中に鈴木義男氏の名を見つけ、憲法の制定論議がなされた第90回帝国議会(1946年)のやりとりが脳裏に浮かんだ。鈴木氏は日本社会党の結成に関わり、片山・芦田内閣で司法相などを務め、憲法制定にも関与した▼社説は鈴木氏が憲法に「生存権」を盛り込むように訴え実現させたとし、これをもって「米国側の『押しつけ』ではなかった」と論じていた。脳裏に浮かんだのはそのことではない。憲法前文をめぐる鈴木氏の嘆き節だ。

【上昇気流】(2022年5月6日)

京都の祇園祭、岐阜県高山市の高山祭などユネスコ無形文化遺産に登録されている「山・鉾・屋台行事」33件の一つ、石川県七尾市の青柏祭の曳山行事が3年ぶりに行われた。高さ12㍍、重さ20㌧もあり、日本一の大きさを誇る3基の山車は「でか山」の愛称で親しまれている。

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