上昇気流の最新記事

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造船業復活なるか【上昇気流】

国内の造船業界が勢力回復に向け、大型の設備投資に打って出る。国内17社でつくる日本造船工業会の檜垣幸人(ひがきゆきと)会長(今治<いまばり>造船社長)は、2035年までの建造量倍増を目指して3500億円の投資を表明。国にも大規模な支援を求めている。

消えた十字架の謎【上昇気流】

何やら推理小説のタイトルのようだが、実際、伝統的キリスト教会から十字架が消えつつある。つまりシンボルの十字架が降ろされてきているというのだ。特に米国や韓国のメガチャーチでは教会自体が減り、カフェなどに姿を変えた例も多い。

修学旅行で「荷物なし」?【上昇気流】

半世紀以上も昔の記憶。高校の修学旅行で関西方面に行った。予定は3泊4日。荷物を持つことが今でも苦手なので、この際「3日や4日の日程なんだから、手ぶらで行こう」と友人2人に提案した。2人は「面白そう」とすぐ同意した。

新語・流行語大賞の不見識【上昇気流】

今年の世相を反映した言葉を選ぶ「新語・流行語大賞」の候補30語が発表された。「昭和100年」「トランプ関税」「物価高」などメディアでよく耳にし、生活の中で実感する言葉だ。一方、新語の類では、こんな言葉は初めて聞くというのも多い。

中国に媚びるな【上昇気流】

フラワーショップに季節の花々が並ぶように、ブックショップにもいつも新しい本が並んでいる。週に一度か二度、見に行く。政治社会のコーナーでは時代を映し出すように変化が顕著だ。

世を乱す「鬼神」の業【上昇気流】

あちこちに出没し蛮行を繰り広げている。クマもさることながら人間、それも「崇高な使命」を担う教師と「安全と安心」を守る警察官のことである。このところ耳を疑うニュースが後を絶たない。

サムライ・大リーガーの真骨頂【上昇気流】

米大リーグ・ワールドシリーズ(WS)第7戦は、ドジャースが延長十一回、ブルージェイズを下し2連覇を成し遂げた。最優秀選手(MVP)に輝いた山本由伸選手はじめ大谷翔平選手、佐々木朗希選手ら日本人選手の活躍は誇らしい限りだ。

個の確立に家族の影響大【上昇気流】

今年のノーベル生理学・医学賞に決まった大阪大の坂口志文(しもん)特任教授の父親・正司氏は、生活のために研究職を断念し、その後地元・滋賀県で高校教諭、校長を務めた教育者だった。坂口特任教授は常日ごろ、研究職の魅力を熱心に語る父親に感化され、父親が勧める研究職の道に進んだ。

高市政権を巡る「空気」【上昇気流】

高市早苗新政権の登場はこれまでとは違った様相を示している。それは「憲政史上初の女性首相」というにとどまらない。立憲民主党など一部野党の急進左派の激しい首相批判は常軌を逸している。

四季から「二季」への変化【上昇気流】

「この年になると、紅葉もいいなと思うようになった」と中堅クラスのお笑い芸人がテレビで話していた。30代半ばを超えると、そうした変化が起こってくるのは普通だ。若い時は、桜は気になるけれども、紅葉にはそれほど関心を示さないことが多い。春の桜に比べて、紅葉は地味な印象がある。

陸軍が出動した最悪の羆事件【上昇気流】

相次ぐクマによる人身被害でついに自衛隊が出動することになった。本来の仕事ではないような気もするが、対処力、動員力を考えると自衛隊に頑張ってもらうしかないようだ。

太宰治とキリスト教【上昇気流】

作家の太宰治はキリスト教に興味を抱いていた。特に内村鑑三に共感していたらしい。東京都三鷹市にある三鷹市美術ギャラリーで「太宰治資料展」Ⅱ期の「交流編」が開催中。展示された画家・鰭崎(ひれさき)潤に宛てた太宰の葉書(はがき)がそれを伝えている。

秋の風景とクマ対策【上昇気流】

農家の庭や里山に柿の実が色づく季節になった。たわわに実って秋の日差しを浴びている。いつまでも残しておきたい日本の風景だ。

再エネ開発に逆風【上昇気流】

再生可能エネルギーの開発に逆風が吹いている。千葉県銚子市沖や秋田県能代市沖など3海域の大型洋上風力事業に参入していた三菱商事が、資材の高騰を理由に撤退を表明した。

都市部に下りてきたクマ【上昇気流】

 「クマも出て来る時は気をつけなきゃダメだよ。すぐ殺されるんだから。〝あっ、人間だ?と思ったら死んだフリしなきゃ」――。

「人の命は平等」だが【上昇気流】

「人の命は平等」と言われる。だが実感の問題として考えると、なかなかそうはいかない面もある。身近な人間の死と全くの他人の死の意味が完全に対等とは言えないからだ。

「宝物」の安全保障【上昇気流】

パリのルーブル美術館に強盗が侵入し、フランス王室ゆかりの宝飾品9点が盗まれた。皇帝ナポレオン1世の皇后マリルイーズのダイヤモンドとエメラルドを散りばめた、ため息の出るようなネックレスなどだ。警備の不備を突いた7分間の犯行だった。

聖霊の働きピアノで描く【上昇気流】

ピアニスト大井美佳さんのミニトークコンサートが、東京・代々木にあるアトリエムジカで開かれた。演奏と共に語るのは、曲の解説だが、音楽史を興味深い観点から提示する。

政治は「熱量」で決まる【上昇気流】

「芸術は爆発だ」とは、1970年の大阪万博で「太陽の塔」を制作した芸術家、岡本太郎氏の言だが、それに倣うなら「政治は熱量だ」と言えまいか。

共通の「国家観」と安倍氏【上昇気流】

自民党と日本維新の会が連立政権樹立の合意文書に署名した。公明党の突然の連立離脱によって自維連立が瓢箪(ひょうたん)から齣(こま)のような形で生まれたが、基本的なスタンスや政策では自公連立よりよほど自然だ。生まれるべくして生まれた連立と言ってもいい。

「ちきゅう」のギネス記録【上昇気流】

海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」(5万6000㌧)が昨年9月、宮城県沖の日本海溝沿いで行った掘削が、「最も深い海洋科学掘削」としてこのほどギネス世界記録の認定を受けた。

詩人の好んだ雑草とソバ

この季節に郊外の里山を歩いていると目にする草花がある。タウコギ、コセンダングサ、イヌタデ、ミズヒキなどだ。こうした道端の草花をこよなく愛していたのは、詩人の西脇順三郎だった。

人は見たい現実だけ見る【上昇気流】

カエサル(シーザー)は2070年ほど前に亡くなった古代ローマの英雄。貴族出身の政治家・将軍だったとともに、優れた文筆家でもあった。著書に『ガリア戦記』などがある。その彼が「現実の全てが見えるわけではない。人は見たいと思う現実だけを見る」と言い残している。

インバウンドの地方格差【上昇気流】

日本政府観光局は今年1~9月の訪日外国人が3000万人を超えたと発表した。年間3687万人と過去最高だった昨年より1カ月も早く到達し、初の年間4000万人突破も視野に入ってきた。

高市新総裁の多難な船出【上昇気流】

高市早苗自民党新総裁へのバッシングが続いている。総裁選で予測を大きく外し大恥をかいた既成メディアはもとより、野党陣営、特に女性議員たちの悲鳴にも似た「高市批判」が常軌を逸している。

大阪・関西万博で人を観た【上昇気流】

人、人、人。笑顔、笑顔、笑顔――。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催された大阪・関西万博が閉幕した。気流子は9月下旬にチケットをゲットし、朝の会場オープンから夜の噴水ショーまで丸1日、万博を堪能した。

公明党の「ハル・ノート」【上昇気流】

政治の世界は「一寸先は闇」「筋書きのないドラマ」と言われる。高市早苗自民党新総裁の誕生は、それ。を改めて実感させた。しかしその後の公明党の連立離脱は、あらかじめ用意された筋書き通りのドラマだった。

アフリカに水素電池農機を【上昇気流】

大阪・関西万博の会場では期間中、最先端の機器類が幾つも公開された。水素燃料電池で動くクボタの無人運転トラクターのコンセプトモデルもその一つで、自動運転機能を備える水素燃料電池農機の公開は世界初だった。

「ばけばけ」のお孫さん【上昇気流】

小泉さんについて書いてみたい。といっても、自民党総裁選で高市早苗新総裁に敗北した小泉進次郎氏のことではない。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と妻セツを描いたNHK朝のドラマ「ばけばけ」が始まったが、その孫に当たる小泉時(とき)さんである。

「論争は無用」の時代【上昇気流】

スポーツ関係者が審判に抗議することがある。有名なエピソードに、大相撲の昭和33年9月場所で行司の第19代式守伊之助が、勝負審判の物言いで判定が覆ったことに激しく反発した話がある。抗議は10分以上に及び、出場停止処分を受けた。「伊之助涙の抗議」だ。

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