トップコラム“ぽっちゃり警官”に喝! フィリピンから

“ぽっちゃり警官”に喝! フィリピンから

フィリピン警察が肥満対策に本腰を入れている。新任の国家警察長官が、全国の「肥満」警察官に対し「1年以内に標準体重に減量しなければ免職もあり得る」との厳しい通達を出した。

これを受け、各地の警察署ではダンス系エクササイズ「ズンバ」やバスケットボール、バレーボールなどの定期的なフィットネス活動が導入され、肥満警官の“絞り込み作戦”が始まっている。

背景には、肥満がもはや警察組織内の問題にとどまらず、国民的課題となっている実態がある。政府機関の最新データによると、成人の4割に当たる約2080万人が肥満であり、19歳以下の若年層でも約360万人が肥満という。国民全体だと約2700万人にも上る。

肥満がこうした深刻な状況を招いている一因として、フィリピン独特の食文化が挙げられる。脂っこいフライドチキン、甘い加糖飲料、高カロリーのスナック菓子が日常的に大量に消費され、栄養バランスを欠いた食生活が肥満を助長しているのだ。

新たに就任した長官は、市民の通報から5分以内の迅速な対応を全警察署に求めており、「犯罪者を追い掛けられない警官では困る」と強調した。警察官の体型維持は市民の安全にも直結し、肥満との戦いは今や国家的ミッションとなっている。

(F)

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