トップコラム

コラムの最新記事

最新記事一覧

久々にきらびやかなクリスマス イスラエルから

 イスラエル北部の都市ナザレでは12月、久々にクリスマスを祝うイベントが開催された。およそ2000年前にイエス・キリストが育ったとされるナザレはキリスト教の聖地となっている。アラブ系住民約8万人が暮らし、うちキリスト教徒は約3割だ。

チェレスタの朝の音色【上昇気流】

♪ポン、ピン、ポンピンポン~。文字にすると抑揚がつかず、いささか歯がゆい。これは毎朝6時前にNHKラジオ第2から流れてくる音色である。オルゴールのように聞こえるが、チェレスタと呼ばれる鍵盤楽器で、朝の目覚めに心地よく響いてくる。

仕事があってもホームレス フランスから

 フランスには推定で35万人もの路上生活者がいると言われ、寒波の冬には路上で凍死する人もいる。大手コンサルタント会社で経理を担当するミカエルさんは数年前から、週末、人道支援団体の活動に加わり、ホームレスの人々の支援を行っている。

高支持率支える早苗スマイル【上昇気流】

発足から2カ月を経過した高市早苗内閣が、各種世論調査で70%台の高支持率を維持している。通常、内閣支持率は発足当初の御祝儀相場から減少することが多いが、高市内閣は微増している。

メガソーラー促進策の廃止を【上昇気流】

大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置への支援制度について、政府は廃止も含め検討することを決めた。森林伐採や山間部の不自然な整地による設置は環境破壊などを引き起こしかねないためだ。

学生時代の新年の思い出 台湾から

 もうすぐ年が明ける。日本ではクリスマスから一気に街の装いが変わり、新年を迎える雰囲気から新しい年に胸が高鳴るが、台湾ではそれほどの高揚感はない。台湾人の祝う本当の新年は旧正月なため、それほど重要視されていないからだ。陽暦の年越しは中国語では「跨年」と呼ばれ、街の雰囲気も普段とあまり変化はない。

言葉の魔術「専守防衛」【上昇気流】

専守防衛。国会などの防衛論議でよく出てくる用語だ。読んで字の如しで、もっぱら守りに徹する。日本が他国への攻撃的兵器や戦略を持たない“平和国家”であることを強調する際に、おまじないのように使われる。

「物価の優等生」の高騰【上昇気流】

ここ最近鶏卵が高騰していることが、メディアで伝えられている。誰がその名前を付けたのかは分からないが、鶏卵には「物価の優等生」という言葉が使われることがある。その場合、「優等生」なのだから「あまり値上がりしないでほしい」という願望が込められているかもしれない。

日本のクマ、スリランカのゾウ【上昇気流】

日本漢字能力検定協会が募集した「今年の漢字」は「熊」だった。街の中にもクマが出没し死者は13人にも上った。

差等反則金制【韓国紙】

李在明大統領が19日、法務部(部は省に相当)に「財力に従って反則金を差等賦課する方策を検討するよう」に指示した。

品よく雅やかなツワブキ【上昇気流】

初冬に咲く花の一つにツワブキがある。花に乏しいこの季節、公園や団地の植え込みなどでよく見掛ける。花は鮮やかな黄色で、みずみずしさに心打たれる。葉はフキと同様に丸みを帯びているが、厚くて艶々している。

家族をつなぐデジタル文化 ブラジルから

 わが家の子供たちは、スマートフォンを見ながら大きな笑い声を上げることが多い。何を見ているのかと聞いてみれば、ユーチューブやTikTok(ティックトック)などのインフルエンサーの笑える動画なのだという。

「殉教者の碑」に想う【上昇気流】

晩秋の先月末、石川県金沢市の卯辰山(うたつやま)に「長崎キリシタン殉教者の碑」を訪ねた。山頂近くの駐車場から落ち葉に埋め尽くされた山道を歩いて下ると、わずかに開けた広場に碑があった。「義のため迫害される人は幸いである」との聖書の一句が刻まれていた。

「檀君以来の不正」の舞台 韓国から

 先日、ソウル近郊にある大庄洞(デジャンドン)(京畿道城南市)に初めて足を運んだ。ここは李在明大統領が市長時代に官民共同で開発した大型マンション団地で、李氏は神話で朝鮮始祖とされる人物「檀君」以来の公益事業だと誇っていた。

登り納めで出合った富士

毎年、年末年始は富士五湖周辺の低山に登る。今年の正月、精進(しょうじ)湖の三方分山から見た大室山を抱いた子抱き富士は格別に美しかった。

情報をリスク管理せよ【政界一喝】

憲政史上初の女性首相、高市早苗政権は秋の臨時国会で、少数与党として出帆したが、58日の会期内に政府の経済対策を裏付ける2025年度補正予算(一般会計歳出18・3兆円)を成立させた。

国民行事だった紅白歌合戦【上昇気流】

NHKが放送100年を機に1969年の第20回紅白歌合戦の映像を修復しカラー化したのを観(み)た。懐かしさもあって、2時間半ほどを一気に見終わった。月並みだが、あの頃はよかったという感想が残った。

防犯か、利便性か“顔出し条例”のモヤモヤ フィリピンから

 マニラ市で防犯対策として、マスクや目出し帽などで顔を隠すことを禁止する、いわゆる「反バラクラバ条例」が始まった。背景にあるのは、都市部で日常化している「ライディング・イン・タンデム」と呼ばれるバイク2人乗りによる拳銃強盗や殺人だ。

都内の霊園を歩く【上昇気流】

東京都内の二つの大きな霊園をそれぞれ訪れる機会があった。台東区の谷中霊園と府中市の多磨霊園だ。どちらも都立で著名人の墓所が多く所在している。先人の遺徳をしのび、ある意味パワーをいただいた。

シモーヌ・ヴェイユと冨原眞弓さん【東風西風】

今年物故した人物の一人にフランス哲学研究者の冨原眞弓さんがいる。聖心女子大学教授でシモーヌ・ヴェイユの研究者、スウェーデンの童話作家トーベ・ヤンソンの翻訳者。彼女に一度お会いしたことがあった。

以前ほど見ない言葉【上昇気流】

昔の歌に接すると、令和の今にはあまりなじみのない表現が見つかる。例えば「清々(すがすが)しい」。辞書を見ると「さわやか」「ためらいがない」などと書かれている。確かにその通りの意味なのだが、この単語を実際に使う人に最近出会ったことはない。

観光業の脱中国依存【上昇気流】

政府観光局が発表した1~11月の訪日外国人数は、3906万人となり、年間初の4000万人突破が確実な情勢だ。ただ、中国政府の訪日自粛呼び掛けの影響で中国人は伸び率が急速に鈍化している。当面この状況は続くだろうが、あまり一喜一憂すべきではない。

韓国の金持ちの基準【韓国紙】

中国は西側諸国とは異なっている。『「中国」という捏造』(ビル・ヘイトン著、草思社)を読んでつくづく考えさせられた。「台湾有事」問題でも日本人とは発想が違うと思う人は多いだろう。

300年前の中国の地図【上昇気流】

中国は西側諸国とは異なっている。『「中国」という捏造』(ビル・ヘイトン著、草思社)を読んでつくづく考えさせられた。「台湾有事」問題でも日本人とは発想が違うと思う人は多いだろう。

聖なる火の奇跡、ハヌカ イスラエルから

 イスラエルでは14日夜、ユダヤ教のハヌカ(清めの祭り)が始まった。「光の祭り」とも呼ばれているこの祝日の8日間、ユダヤ人たちは毎夕、ハヌキヤと呼ばれる八枝の燭台に1本を種火として1本ずつろうそくの火を灯(とも)す。街々にも大きなハヌキヤが設置され人々が光を祝う。

自衛隊歌「この国は」【上昇気流】

「この国はふるさとの国ぞ、この国は父母(ちちはは)の国ぞ」――。終助詞の「ぞ」が、まるで自らに言い聞かせるかのように響いてくる。自衛隊歌「この国は」の出だしの歌詞である。

米国人留学生が増加 オーストリアから

 ウィーンには現在、1211人の米国人留学生が学んでいる。これは過去最多だ。米国からウィーンの大学に学びに来る理由は単に高い生活水準だけではないという。

日本もSNSから子供を守れ

「IT企業から家族が力を取り戻して復権する日だ」――オーストラリアが10日、16歳未満のSNS利用を禁止する、世界で初めての法律を施行した。

基層で結び付くアイヌと日本【上昇気流】

政府のアイヌ政策推進会議(座長・黄川田仁志沖縄・北方担当相)が、アイヌ施策推進法(アイヌ新法)の改正見送りを決めた。施行5年後の見直しに合わせ、差別的言動への罰則規定創設などを求める声が上がっていたが、見送りは極めて妥当な判断だ。

強い親戚・友人との結び付き フィンランドから

 ファミリー・バロメーター調査によると、フィンランドの成人の多くは親戚や友人との結び付きが強く、頻繁に交流していることが明らかになった。世帯外に平均6人の近親者を持ち、近親者が多い人ほど親しい友人も多い傾向がある。
人気記事
Google Translate »