社説の最新記事

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主張 年頭にあたって 「狂気」から「常識」 回帰の年に 本紙主幹・早川俊行

令和8年が明けた。今年の干支(えと)「丙午(ひのえうま)」は、火のエネルギーが強く、勢い、決断、刷新を象徴するとされる。

日本この1年 政治意識の地殻変動顕在化【社説】

7月の参院選で大敗した自民党は、ついに結党以来初めて衆参両院で過半数を割り、約3カ月の政治空白の末、自民党総裁選を勝利した高市早苗氏が政権を担うことになった。戦後80年の節目となる年に初の女性首相が誕生し、日本政治史に新しい一ページを開くことになった。

海外この1年 和平に挑んだトランプ政権【社説】

今年は米トランプ政権がウクライナやパレスチナ自治区ガザなどを巡る和平交渉に当たり、鈍い進展ながらも一定の成果を示した。解決には困難が伴うが、紛争当事者が米国を介して交渉のテーブルに着くことは、停戦と復興を展望する空気を醸成する。戦禍拡大を防ぐ前進と受け止めたい。

26年度予算案 「強い経済」への施策並ぶ【社説】

2026年度予算案が決定した。一般会計総額は122兆3092億円。高市早苗政権が掲げる「責任ある積極財政」の方針の下、「強い経済」実現に向けた施策が並び、財政規律にも一定の配慮を示した。大いに評価したい。

国旗損壊罪 国会は議論尽くし新設を【社説】

自民党と日本維新の会は連立政権の合意文書で、来年の通常国会において「日本国国章損壊罪」(国旗損壊罪)を制定することを掲げた。

米年次報告書 日米安保の抑止力向上急げ【社説】

米国防総省は中国の軍事・安全保障分野の動向に関する年次報告書を公表し、「中国は2027年末までに台湾を巡る戦争に勝利できると見込んでいる」として27年までの台湾有事に改めて警戒感を示した。

「核保有」発言/問題視するには及ばない【社説】

高市政権の高官が「核兵器を保有すべきだ」と発言したことが大きなニュースとなっている。しかし発言の内容自体に問題はなく、国民は冷静に対応する必要がある。

首都直下地震 一人一人が防災意識向上を【社説】

政府が公表した首都直下地震の新たな被害想定によると、東京都心南部を震源とするマグニチュード(M)7クラスの地震が発生した場合、最悪のケースでは東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県を中心に約1万8000人が死亡する。

中央アジア 幅広い分野で協力継続を【社説】

日本とカザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの中央アジア5カ国との初の首脳会合が開かれ、経済関係の強化やさらなる協力促進の重要性をうたう「東京宣言」が発表された。

独裁崩壊1年 シリア安定へ国内統合急げ【社説】

昨年12月にシリアのアサド政権が崩壊して1年。国内は依然、混乱しているが、ようやく手に入れた自由の恩恵を国民が享受できる安定した体制の確立が急務だ。

大学入試/知識量から学ぶ力にシフト【社説】

年が明ければ大学入試のシーズンを迎える。

NHK次期会長/公共放送の原点に立ち返れ【社説】

NHK経営委員会が、来年1月に任期満了を迎える稲葉延雄会長の後任に、井上樹彦副会長が昇格する人事を決定した。18年ぶりの生え抜き会長だが、前途は多難だ。

臨時国会閉幕 試練を越えた高市連立政権【社説】

第219臨時国会が58日の会期を終えて閉幕した。首相指名選挙で衆参両院とも少数だった自民党・日本維新の会連立与党が候補者とした高市早苗氏を選出し、日本初の女性首相が国政の舞台に立った。

12月の日銀短観 先行き悪化に対策欠かせぬ【社説】

日銀が発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、トランプ米政権の高関税政策の悪影響が限定的で景気の緩やかな回復基調が維持されたことを示し、日銀が今月に予定している追加利上げを後押しする内容となった。

香港立法会選挙 自由と活力奪って何になる【社説】

香港の議会である立法会(90議席)の選挙が実施され、親中派が全議席を独占した。立法会が親中派一色に染まったのは1997年の中国返還後初めてとなる。立候補者は政府の事前審査で「愛国者」と認められる必要があった。香港を操る中国とすれば、誰が当選しても親中派という出来レースだった。

無形文化遺産 将来の担い手育成が重要だ【社説】

国連教育科学文化機関(ユネスコ)政府間委員会で無形文化遺産に6件の行事や技術の追加登録が決まった。「書道」などの新規登録を進めるとともに、継承・保存のための知名度アップや担い手の育成に力を入れる必要がある。

証券口座乗っ取り 被害防止へ不断の努力を【社説】

オンライン証券口座が乗っ取られ、株を不正に売買される被害が相次いだ問題で、警視庁などの合同捜査本部は、金融商品取引法違反(相場操縦)などの容疑で中国籍の男2人を逮捕した。一連の問題での容疑者逮捕は初めてだ。

強盗首謀者摘発 卑劣なトクリュウを許すな【社説】

首都圏で相次いだ強盗事件を巡り、昨年10月に千葉県市川市で女性が暴行を受け現金などを奪われた事件を首謀したとして、警視庁など4都県警の合同捜査本部が、強盗傷害と住居侵入の容疑で男4人を逮捕した。

米安保戦略 不可欠な同盟国の防衛努力【社説】

米国のトランプ政権が外交・安全保障の基本方針となる「国家安全保障戦略」を発表し、南北米大陸の位置する西半球重視の地域戦略を打ち出し、北大西洋条約機構(NATO)や日本、韓国など同盟国に対しては防衛費の増額を要求した。国力の消耗がトランプ政権誕生の背景にあり、同盟国の役割が増すことになる。

後発地震注意情報 冷静に避難準備を進めたい【社説】

青森県東方沖を震源とする地震があり、同県八戸市で震度6強、おいらせ町と階上町で震度6弱の揺れを観測した。50人以上がけがをしたという。

レーダー照射 中国の挑発に毅然と対応を【社説】

中国の焦りとも脅しとも取れる異常な行動が目立つ。日本近海で中国空母「遼寧」から発艦した戦闘機J15が、対領空侵犯措置に当たった航空自衛隊のF15戦闘機に対し2度にわたり断続的にレーダー照射した。偶発的な軍事衝突など不測の事態を誘発しかねない危険極まりない行為だ。

ニホンウナギ 完全養殖の商業化を期待【社説】

ウズベキスタンのサマルカンドで開かれていたワシントン条約締約国会議で、ニホンウナギを含むウナギ全種の国際取引を規制する提案が見送られた。価格高騰の危機は免れたが、一方でウナギを巡っては資源管理や取引に課題を抱えている。

中国の宣伝戦 不当な主張展開に対抗を【社説】

高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を受け、中国が日本非難の「宣伝戦」を活発化させている。日本は中国の不当な主張に逐次反論し、宣伝戦に対抗する必要がある。

香港高層火災 対策の点検や確認徹底を【社説】

香港の高層住宅で大規模火災が発生し、150人以上が死亡する大惨事となった。日本でもこうした火災が発生しないとは言い切れない。特に高層住宅では、スプリンクラーなどの消火設備の点検や避難経路の確認などを徹底する必要がある。

衆院定数削減 合意形成図り着実に進めよ【社説】

自民党と日本維新の会が連立政権樹立に当たって合意した条件の一つである衆院定数削減について、今臨時国会に法案が提出される方向だ。法施行から1年以内に与野党の具体論がまとまらない場合は小選挙区25、比例代表20の計45議席を自動削減する規定を盛り込むプログラム法案を検討しており、しっかりと合意形成を図りながら着実に進めてほしい。

泊原発容認 再稼働で電力供給強化を【社説】

北海道の鈴木直道知事が、北海道電力泊原発3号機(泊村)の再稼働について「原発活用は当面取り得る現実的な選択と考えている」と述べ、容認する考えを表明した。

アサヒ情報漏洩 サイバー被害から教訓得よ【社説】

システム障害でビールなどの出荷が滞ったアサヒグループホールディングスは、サイバー攻撃による障害の影響で、個人情報191・4万件が漏洩(ろうえい)した恐れがあると発表した。人工知能(AI)の普及などで攻撃が巧妙化する中、各企業には一層の対策強化が求められる。

同性婚否定「合憲」 結婚は「異性」で良識示す【社説】

リベラル化が進む司法で、やっと良識的な判断が下された。同性カップルの結婚を認めないのは憲法違反だとして、同性愛者らが起こした訴訟で、東京高裁は「合憲」とした。

防衛装備移転 5類型撤廃で全面解禁を【社説】

自民党と日本維新の会は、去る10月に結んだ「連立政権合意書」で、防衛生産・技術基盤を強化する観点から「防衛装備移転三原則の運用指針」の5類型を2026年通常国会中に撤廃することで合意した。

党首討論 国益無視の立民に反省なし【社説】

高市早苗政権が発足して野党4党首との初の党首討論が行われた。高市首相の台湾有事答弁を引き金に日中関係が悪化していることについて立憲民主党の野田佳彦代表は、岡田克也党常任顧問による国益無視の執拗(しつよう)な質問への反省を述べなかった。
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