沖縄の最新記事

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なぜ沖縄は甲子園に熱狂するのか【美ら風】

第107回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)は、沖縄県代表・沖縄尚学高校が西東京代表の日大三高を3―1で下し、見事、夏の甲子園での初優勝を成し遂げた。沖縄勢にとっては春夏連覇した2010年の興南高校以来、15年ぶりの栄冠で、沖縄勢2度目の夏の頂点に輝いた。

「国防の最前線」先島諸島2首長選 石垣は保守系5選、与那国は慎重派が初当選 「南西シフト」に影響か 「暮らしと国防」結び付ける 中山氏 自衛隊配備 住民合意が優先 上地氏

8月17日に石垣市長選、24日には与那国町長選がそれぞれ投開票され、共に「保守系」候補が勝利した。石垣市では前市長の中山義隆氏が5期目の再選を果たした一方で、与那国町では、「保守系」でありながら、自衛隊の配備強化などに慎重姿勢を示す新人の上地常夫氏が現職を破り初当選した。国防の最前線に位置付けられる先島諸島の2市町長選挙の結果は、国が進める自衛隊の「南西シフト」などの防衛政策にも大きな影響を与える可能性があり、今後の両首長の動きに注目が集まりそうだ。(沖縄支局・川瀬裕也)

那覇市が「住みたい街」全国2位 【美ら風】

大東建託がこのほど発表した「住みたい街ランキング2025(全国版)」で、沖縄県那覇市が5年連続で全国2位に選ばれた。1位は6年連続で福岡市、3位は横浜市。那覇市は近年安定して上位にランクインしており、人気を確固たるものにしている。

「出火原因はコードのショート」 首里城住民訴訟で技術士が証言 消防や警察の見解を疑問視

首里城正殿などが焼失した2019年10月31日の首里城火災を巡り、県内住民が管理責任を追及している訴訟で、8月7日に那覇地裁にて証人尋問が行われた。火災分析の専門家で技術士の鍵谷司氏(80)が証人として出廷し、出火原因は「電源コードのショート以外考えられない」と証言した。「出火原因不明」と結論付けた那覇市消防局や警察の見解に疑問を呈する形となり、今後の裁判の行方に注目が集まっている。

夏に食べるぜんざい? 【美ら風】

沖縄の夏に欠かせない甘味といえば、かき氷とぜんざいだ。読者の中には、「暑い時にぜんざいを食べるなんて」と驚く人もいるかもしれないが、沖縄のぜんざいは本土の人が想像する温かいお汁粉とは別物だ。黒糖風味の甘く煮詰めた金時豆に、山のようなかき氷を乗せて食べる冷たいスイーツで、暑さの厳しい沖縄ならではのソウルフードと言っていい。

テーマパーク「ジャングリア沖縄」 開業 北部経済活性化に期待大 マーケティング会社「刀」森岡CEO「沖縄を一生の旅の思い出に」 

沖縄県北部の今帰仁村(なきじんそん)で7月25日、大自然と最先端エンタメが融合した冒険型テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」がグランドオープンした。恐竜をモチーフにしたアトラクションや自然体験などを売りに、初日から多くの来場者でにぎわっている。開園初日にはシステムトラブルが発生し一部混乱も見られたが、今後の沖縄北部の新たな経済活性化の起爆剤として、地元や観光業界の期待が高まっている。(沖縄支局・川瀬裕也)

F15戦闘機がライトアップ

航空自衛隊那覇基地(那覇市)を一般開放する夏季恒例の「サマーフェスタ2025」が7月18日に開かれた。基地内には特設ステージが設けられ、南西航空音楽隊による演奏会やエイサーの演舞などが披露された。

選挙が「無法地帯」と化す沖縄【美ら風】

この時期、沖縄県内の主要な道路沿いなどを車で走ると、必ずと言っていいほど、電柱やガードレールなどに括(くく)られた選挙用のポスターやのぼり旗を目にする。中には民家の壁に無断で貼られたと思われるものもある。大きな選挙のたびに繰り広げられるこれらの「無法地帯」ぶりに筆者はかねて疑問を抱いていたが、先日この疑念を裏付けるニュースが発表された。

自民敗北、「オール沖縄」5連勝  参政躍進、保守票総数で上回る 知事選での巻き返しに期待も 参院選 沖縄選挙区

参院選が20日、投開票され、沖縄選挙区(改選1)では革新系の無所属新人、高良沙哉(さちか)氏(46)が26万5203票を獲得し、自民党公認で公明党の推薦を受けた奥間亮氏(38)を破り、初当選を果たした。昨年から県議選や首長選で連敗が続いていた「オール沖縄」勢力だが、参院選では議席を守り抜き、連勝を「5」に伸ばした。一方で、保守票の総数が増加したことから、来年の知事選での巻き返しに期待する声も聞かれる。

那覇市議選 20日投開票 知念市政1期目の中間評価 与党、県知事選への足掛かりに 「オール沖縄」は苦戦の見通し

任期満了に伴う那覇市議会議員選挙(定数40)は13日に告示され、20日に投開票される。

姿を消した子ゾウの謎【美ら風】

沖縄には今も未解決のままとなっているミステリーがある。1973年3月17日、那覇空港から忽然(こつぜん)と姿を消した子ゾウが50年以上経過した現在もまだ見つかっていないのだ。

【美ら風】沖縄発の「命の塩」

沖縄本島から車で渡ることができるうるま市・宮城島。この静かな島に、一風変わった精塩方法を行う塩工場がある。「ぬちまーす」(沖縄の方言で「命の塩」)と呼ばれるこの塩が、近年注目を集めている。

名護ダンプ事故から1年 辺野古移設 危険な抗議活動続く 女性弁護士「責任は防衛局に」

沖縄県名護市で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事に抗議するため車道に出ていた女性と、交通誘導中だった警備員の男性がダンプカーに轢(ひ)かれ、うち男性が死亡した事故から1年が経過した。

平和への祈り 次の世代へ  「平和な世を守っていく」 沖縄慰霊の日

沖縄慰霊の日の23日、糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園に並ぶ「平和の礎(いしじ)」には、早朝から多くの遺族らが訪れ、戦没者の刻銘に花や供え物を手向けた。苛烈を極めた沖縄戦の終結から80年が経(た)ち、戦争体験者の高齢化が進む中、平和への祈りは次の世代へと受け継がれようとしている。

沖縄戦犠牲者を追悼 慰霊の日 首相、平和への誓い新たに

沖縄県は23日、第2次世界大戦末期に国内最大の地上戦となった沖縄戦から80年の節目となる「慰霊の日」を迎え、糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式を行った。石破茂首相、衆参両院議長、最高裁判所長官をはじめ、玉城デニー知事や遺族らが参列し、正午の時報に合わせ1分間の黙祷(もくとう)を捧(ささ)げ、20万人を超える犠牲者の冥福を祈った。また宮内庁によると、天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下、上皇陛下御夫妻も、東京で黙祷を捧げられた。

沖縄慰霊の日 被害者視点を克服したい【社説】

先の大戦末期の沖縄戦が事実上終結して23日で80年になる。

“修正主義”か“是正の声”か 沖縄戦の資料館展示めぐり賛否

戦後80年を迎え、沖縄の戦争体験を巡る歴史認識が大きな波紋を呼んでいる。自民党・西田昌司参院議員や、那覇市議・大山たかお氏の発言が飛び出すと、地元メディアや一部識者からは「歴史修正主義」との批判が相次いだ。一方で、県内の資料館における一方的な視点による展示内容への異議は、以前から複数の市民団体や有識者らによって繰り返し提起されてきた。今後、沖縄戦の「語られ方」を誰が決めるのか、その根本が問われている。

「極端気象」の予測精度向上へ 沖縄県・恩納村のOIST、NTTなど 台風メカニズム探り共同研究

沖縄県・恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)はこのほど、台風や線状降水帯など「極端気象」の発生メカニズムの解明と予測精度の向上を目指し、日本電信電話(NTT)と気象庁気象研究所(茨城県)との共同研究に着手した。衛星などでは把握が難しい「海岸直下」の気象・海洋データをリアルタイムで取得する観測体制の構築を目的としており、沖縄周辺海域を中心に、観測機材の設置と運用を本格化させる。

沖縄にも家族会設置を ギャンブル依存症問題を考える会・田中紀子代表が講演 那覇市

違法であるにもかかわらず国内で利用が広がるオンラインカジノの実態と、ギャンブル依存症の対策などについて考えるシンポジウム「オンラインカジノの闇 子ども達を危険な闇から守れ!」(主催=ギャンブル被害を無くす沖縄県民の会、後援=世界日報社など)が2日、那覇市内で開催された。依存症当事者やその家族に対する支援に取り組む「公益財団法人ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表が講演し、「沖縄にも依存症家族の会設置を」と呼び掛けた。

那覇で祖国復帰53周年集会 沖縄県設置は「正しい決断」 琉球王家末裔の尚衞氏

沖縄県は5月15日、祖国日本に復帰して53周年を迎えた。これに合わせ同月24日、那覇市内で開かれた復帰記念集会に、琉球王家の末裔(まつえい)で第二尚氏第23代当主の尚衞(しょうまもる)氏が出席した。尚氏は1879年の沖縄県設置について、「尚家を守ることよりも、琉球の民の幸福を願った尚泰王(第19代)の正しい決断だった」と述べた。また、国連で「沖縄県民は先住民族である」とする決議勧告が出された事などに危機感を示し、「歴史を無視したもので、毅然(きぜん)と反論すべきだ」と語った。

沖縄戦正しく伝えよ 中国の影響に危機感共有 東京で祖国復帰53周年集会

沖縄の祖国復帰53周年を祝う集会が18日、東京都千代田区の靖国会館で開かれ、元空将で麗澤大学特別教授の織田(おりた)邦男氏と元陸自西部方面総監の本松敬史氏が沖縄の安全保障をテーマに講演した。

祖国復帰53年 各地で反自衛隊デモ 「市民」大半は県外の極左団体

沖縄県の祖国復帰から53年となる5月15日に合わせ、市民団体らが県内各地で「平和行進」や「県民大会」などを開催したが、18、19日には、陸上自衛隊那覇駐屯地前(那覇市)や勝連分屯地前(うるま市)などで、「日米安保=戦争同盟粉砕」「中国侵略戦争阻止」など過激なスローガンの反自衛隊デモが実施された。参加者の多くは極左過激派の中核派が動員されており、「市民の声」を強調してはいるが、その実態は市民の常識とは懸け離れた主張のオンパレードだった

家庭連合解散は「民主主義の危機」 キリスト教会牧師が訴え 沖縄

東京地方裁判所が世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)に解散命令を出したことを巡り、教団信者らでつくる「基本的人権、信教の自由を守る沖縄県民の会」は13日、那覇市の沖縄県庁前で集会を開いた。

戦争体験の政治利用に危機感 ひめゆり婦長の遺族 上原一政さんに聞く

自民党の西田昌司参院議員がこのほど、那覇市内で行った講演会で、「ひめゆりの塔」の展示内容について「歴史の書き換え」などと発言したことが県内外で波紋を呼んでいる。戦時中、ひめゆり学徒隊と共に負傷兵の看護に当たり、「日本のナイチンゲール」と呼ばれた陸軍病院第一外科の婦長・上原貴美子(戸籍ではキミ)さんを従叔母(いとこおば)に持つ、上原一政さん(88)に、戦後の戦争の記憶継承の在り方、歴史認識などについて聞いた。

「メンタルヘルスの日」を導入 沖縄県教委が教員の精神疾患対策

沖縄県内の公立学校で、精神疾患による教員の休職者が2023年度に268人と過去最多を記録した。県教育委員会は、教員の心身の健康を守るため、25年度から5月1日と9月1日を「教職員メンタルヘルスの日」に指定。働き方改革と連携し、教員不足や負担軽減などの課題に取り組むとしている。これに伴い那覇市ではモデル事業も実施され、注目が集まっている。

うるま市長選 保守分裂制し中村氏が再選  「実績」「国との連携」決め手に

任期満了に伴う沖縄県うるま市長選挙が4月27日投開票され、現職の中村正人氏(60)=自民、公明推薦=が2期目の当選を果たした。対立候補には玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力が擁立した無所属新人の照屋大河氏(53)=共産、立民、社民、社大推薦=が立候補した。前県議会副議長で無所属新人の照屋守之氏(69)も出馬し保守分裂の構図となったが、「実績」や「国との連携」をアピールし、市政継続を訴えた中村氏に軍配が上がった。

「沖縄戦の縮図」伊江島の戦闘終結から80年 芳魂之塔、伊江島灯台で慰霊式

太平洋戦争末期の沖縄戦で、苛烈を極めた激戦地、伊江島での戦闘が終結した日から80年となる21日、島内の慰霊塔「芳魂之塔」で、伊江村主催の「平和祈願祭」が行われた。同日、第11管区海上保安本部主催の伊江島灯台での殉職者慰霊式も執り行われ、戦闘と職務中に命を落とした人々への慰霊と平和への祈りが捧(ささ)げられた。

「狼魔人日記」ブロガー 江崎孝氏の功績称える

沖縄の保守系ブログ「狼魔人日記」の管理人として知られたブロガーの故江崎孝氏(享年85)を偲(しの)ぶ会が6日、浦添市内で有志らによって開かれた。江崎氏と長年活動を共にしてきた人々が出席し、江崎氏が残した功績を振り返り、その遺志を受け継ぐことを誓い合った

イリオモテヤマネコ守る戦い

沖縄本島の南西に位置する西表島で2月、10年ぶりに飼い主不明で猫エイズウイルス(FIV)に感染した猫が発見された。竹富町は、同島に生息する特別天然記念物イリオモテヤマネコへの感染に危機感を強めている。

米ワシントン事務所閉鎖へ 沖縄県議会で運営予算全額削除

沖縄県が米国に設置したワシントン事務所が営業実態のない株式会社として登録されていたことなどが発覚した問題を巡り、県議会(中川京貴議長)は3月28日の定例会本会議で、2025年度当初予算案から同事務所の運営費を全額削除した修正案を賛成多数で可決した。玉城デニー知事が審議のやり直しを求める「再議」を見送ったことで、同事務所の閉鎖が確定した。

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