トップ国内沖縄金正恩氏、統一放棄の背後に「韓国ブーム」

金正恩氏、統一放棄の背後に「韓国ブーム」

西岡力氏が浦添で講演

講演する西岡力氏=12月1日、浦添市の産業振興センター(川瀬裕也撮影)

朝鮮半島情勢などについて考えるシンポジウム(主催=日本沖縄政策研究フォーラム)が1日、浦添市内で開かれ、韓国の歴史問題に詳しい麗澤大学特任教授の西岡力氏が講演した。以下は講演要旨。

今年1月に北朝鮮で行われた最高人民会議(国会)で金正恩朝鮮労働党総書記が「韓国は同じ民族ではない」とする歴史的な演説をした。これは金日成、金正日が行ってきたことを全否定する発言だ。この発言の直後、統一のシンボルだった「祖国統一三大憲章記念塔」も破壊してしまった。

北朝鮮国内での「韓国ブーム」によって、国民の大多数が韓国の映画や音楽を視聴し、韓国への憧れが強まっていることが理由だ。これにより金正恩氏が「もう統一はしない」と言わざるを得ない状況に追い込まれている。

現在、北朝鮮は軍事境界線付近に壁を築いているが、これは韓国軍の北侵を恐れているのではなく、自国民の脱北防止策だと考えられる。これまで、共産主義による朝鮮半島の統一を主張してきた北朝鮮が現代史において、初めて負けを認めた瞬間だと言える。

これらの動きに伴い、1912年を元年とする年号「主体」も、今年10月からひそかに廃止されるなど大変化が起きている。

大統領に再選されたトランプ前米大統領は金正恩氏と会うだろう。その延長線上で、日朝首脳会談が実現した際、拉致問題についてどのように交渉するかが非常に重要だ。今が、(被害者の)親の世代で解決する最後のチャンスだ。

(談)

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