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博物館が閉まった週末 米国から

 1日に始まった米政府閉鎖は終わりが見えないまま、その影響は連邦職員だけでなく観光にも広がっている。首都ワシントンには博物館や美術館が集中し、連邦資金を受ける施設は休館に追い込まれている。

大阪・関西万博で人を観た【上昇気流】

人、人、人。笑顔、笑顔、笑顔――。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催された大阪・関西万博が閉幕した。気流子は9月下旬にチケットをゲットし、朝の会場オープンから夜の噴水ショーまで丸1日、万博を堪能した。

マツタケに慰労された脱北者 韓国から

 先週、韓国では二大名節の一つの「秋夕」を迎えた。多くの人はこの日を挟んだ連休を利用して実家に帰省する。

公明党の「ハル・ノート」【上昇気流】

政治の世界は「一寸先は闇」「筋書きのないドラマ」と言われる。高市早苗自民党新総裁の誕生は、それ。を改めて実感させた。しかしその後の公明党の連立離脱は、あらかじめ用意された筋書き通りのドラマだった。

早期幼児教育が増加 フィンランドから

 フィンランドでは、生後8カ月から幼稚園に預けることができる。昨年の統計では、2歳未満の子供の43%が幼児教育を受けており、0歳から2歳未満の幼児の参加率は上昇傾向にあるという。

アフリカに水素電池農機を【上昇気流】

大阪・関西万博の会場では期間中、最先端の機器類が幾つも公開された。水素燃料電池で動くクボタの無人運転トラクターのコンセプトモデルもその一つで、自動運転機能を備える水素燃料電池農機の公開は世界初だった。

「ばけばけ」のお孫さん【上昇気流】

小泉さんについて書いてみたい。といっても、自民党総裁選で高市早苗新総裁に敗北した小泉進次郎氏のことではない。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と妻セツを描いたNHK朝のドラマ「ばけばけ」が始まったが、その孫に当たる小泉時(とき)さんである。

「論争は無用」の時代【上昇気流】

スポーツ関係者が審判に抗議することがある。有名なエピソードに、大相撲の昭和33年9月場所で行司の第19代式守伊之助が、勝負審判の物言いで判定が覆ったことに激しく反発した話がある。抗議は10分以上に及び、出場停止処分を受けた。「伊之助涙の抗議」だ。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(52) 戦略史家 東山 恭三 海軍乙事件と福留参謀長(下)

 古賀峯一長官の一番機が消息を絶った頃、福留繁参謀長の乗った2番機も悪天候で進路を誤り、目的地のダバオには着けずセブ島東岸沖に不時着した。昭和19年4月1日未明のことだ。

国母の戦災孤児への思い【上昇気流】

東京の神保町シアターが戦後80年を記念して上映した清水宏監督「蜂の巣の子供たち」を観(み)た。戦後間もない昭和23年の映画で、一人の復員兵が山口・下関の駅で出会った戦災孤児たちと大阪の児童施設まで旅をする物語だ。

中国と「ホテル経済学」【韓国紙】

村外の人がある村のホテルに予約金10万ウォンを支払った。このお金は(村内の)家具店とチキン屋を経て文房具店(へと循環し)店主がホテルの掛け金10万ウォンを返済し、(後に予約がキャンセルされても)地域商圏に活気を与える。

台風の目に突入する【上昇気流】

大空で繰り広げられる雲と光のドラマは人の心を魅了してやまないものがある。秋の雲といえば鰯(いわし)雲。イワシが群れているようで気象用語では巻積(けんせき)雲という。高層にできる雲で、天気が下り坂に向かうサインだ。

流浪生活を振り返るスコット イスラエルから

イスラエルでは、10月6日の日没からスコット(仮庵〈かりいお〉祭)が始まった。ユダヤ人たちは1週間、家の庭やアパートのベランダなどに建てたスカ(仮庵)と呼ばれる小さな仮小屋で食事をし、歌を歌ったり祈ったりする。ベッドやマットレスを持ち込んで寝泊まりする敬虔(けいけん)なユダヤ教徒もいる。

「鉄の女」は何を語ったか【上昇気流】

「民は常に徳を好む」(孟子)。いや、「人の性は悪なり」(荀子)。性善説と性悪説。どちらが真実なのか。誰もが一度は抱く疑問だろう。まるでコインの裏表のように思われる。

蚊と出遭わなかった今年の夏

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、東京でも秋分の日(9月23日)を前後して最低気温が20度を下回る“涼しい夜”が続き、やっと熱帯夜漬けから抜け出した。

“和鉄の女”高市早苗氏【上昇気流】

英首相を務めた「鉄の女」マーガレット・サッチャー氏を尊敬する高市早苗氏が、女性初の自民党総裁に就任した。英メディアも高市氏を日本の鉄の女になることを目標にしていると紹介している。

モンサンミシェルの海面上昇 フランスから

パリに次いで世界の観光客を集める世界遺産、モンサンミシェルは海に浮かぶ小島の上に立つ13世紀の僧院だ。

戦後80年、憲法改正を【羅針盤】

今年は戦後80年の節目の年になる。今年も石破談話の有無で「お詫(わ)びと反省」が取り沙汰されている。しかし、戦後80年の節目に日本人として深く考えるべきことがある。

タクシー出産に関心が集まる訳 タイから

バンコクには高架鉄道も地下鉄もできたが、渋滞都市の汚名はなかなか消えない。

AI基本計画を年内に策定【上昇気流】

急速なAI(人工知能)の技術発展。技術の応用が世界で展開される中、遅きに失した感はあるが、政府は「AI基本計画」の年内策定を決めた。AI戦略本部の城内(きうち)実AI戦略担当相は「日本の文化・習慣などを踏まえた信頼できるAIを開発する」と話している。

「戦闘」意識のギャップ【上昇気流】

自衛隊は精強になったのか。その答えを暗示する上で、海上自衛隊出身で中国軍事問題ジャーナリストの小原凡司さんが語った現役時代の思い出が興味深い。さまざまな場面で日本と他国との戦闘に対する認識の違いを痛感したという。

史実とフィクション【上昇気流】

8月16、17日放送のNHKスペシャル「シミュレーション。~昭和16年夏の敗戦~」を見た。「総力戦研究所」がテーマだが、フィクションとして制作された。放送後、研究所所長(陸軍中将)の孫から「祖父が卑劣な人間に描かれている」との批判が出た。

副首都構想の本末転倒【上昇気流】

自民党の次期総裁候補5人が連立拡大に前向きな中、日本維新の会の強気の姿勢が目立つ。吉村洋文代表(大阪府知事)は連立入りについて「副首都」構想の合意が「絶対条件」という。維新が発表した骨子案は実質的に「大阪都構想」実現を目指すものだ。

認知症患者の運転免許【韓国紙】

保健福祉部(部は省に相当)の2023年の疫学調査によると、今年、65歳以上の認知症患者数は97万人で、来年は100万人を超えると予想される。一般的に認知症患者は認知能力と判断力だけでなく感覚も鈍るため、健康な高齢運転者と比較して交通事故の確率が2~5倍高いという。

地獄と極楽のヒガンバナ【上昇気流】

近所の公園を散策すると、まだサルスベリの花が残っていた。ムクゲの花はもう終わりに近い。新しく咲き誇っているのはヒガンバナだ。茎の先に赤い花。よく見ると繊細で表情豊かな形をしている。

スターリンクが広げた世界 ブラジルから

 先日のことだ。農場を所有するブラジルの知人が運転するピックアップトラックの屋根に大きなパネルが取り付けられていたのを見つけた。

遺骨なき戦没者の墓碑【上昇気流】

お彼岸に先祖のお墓参りをし、同じ墓所にある戦没者の墓碑にも手を合わせた。普段は何気なく通り過ぎてしまうが、戦後80年ということもあり墓碑銘をじっくり読んだ。

甘党も締めは辛口 韓国から

 先日、懇意にしている韓国人男性に日本からのお土産としてどら焼きを渡したら、「私が甘党だとよく分かったね」と言ってたいそう喜んでいた。数日してお礼の電話がかかってきて、「中のあんこが甘過ぎず、後味が気にならない」と言っていた。

政治を国民に返せ【政界一喝】

10月4日投開票の自民党総裁選が大詰めを迎えている。1年前、「反高市(早苗氏)」の消去法で総裁に選ばれた石破茂氏は、選挙戦で否定していた衆院の早期解散を強行。直前に自民党の話題を世の中に溢(あふ)れさせるメディア戦略も空振りに終わり、衆院選で与党過半数割れの惨敗を喫した。

わが家にも特殊詐欺電話

先日、警察官を名乗る一本の電話がかかってきた。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部の〇〇捜査員だと名乗り、東京都××区の特殊詐欺の拠点に家宅捜査に入ったところ、あなた名義の□□銀行のキャッシュカードが2枚出てきた。
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