論壇時評の最新記事

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米国起業家とキリスト教 信仰が使命感と結び付く 【論壇時評】

 米国で「福音派」と呼ばれるキリスト教保守派の人々がトランプ政権の強固な支持基盤になっていることは日本でも知られるようになった。米国人の4人に1人と言われる福音派は、聖書を「神の言葉」として文字通りに解釈するのを特徴とする。この聖書解釈が神による「創造」に対する確信と「進化論」の否定へとつながっている。

「正しい政治」とは何か 「政治の長兄」が語る民主主義

 韓国は民主化を実現した。その過程では軍事政権などによる行き過ぎた「取り締まり」が繰り返された。民主化運動家からしたら「弾圧」であり「拷問」だったが、軍事政権から見れば「共産主義者や国家転覆の試みの取り締まり」だった。

韓国保守再建の指標 趙甲済氏「最も有能な文明建設勢力」 「唯一の代案」は韓東勲氏の“弁明”

 韓国保守は未(いま)だに一昨年末の尹錫悦大統領(当時)による戒厳発令とその後の弾劾事態の後遺症が癒(い)えていない。それどころか、例えて言えば、術式を巡って議論ばかりしていて、手術にすら取りかかれていないような状況だ。

「山上単独犯」懐疑言説 不正確な情報基にした批判

前稿で取り上げた弁護士ジャーナリストの楊井人文「法廷に響いた怒声 違和感の正体」(「Hanada」4月号)で、一次情報を得て評価を下すことの重要性を確認させる部分があった。

安倍氏暗殺事件の再分析 判決は民主主義への影響欠く

安倍晋三元首相暗殺事件裁判は、奈良地裁から無期懲役の判決を下された被告山上徹也が控訴した。一方、東京高裁から解散命令を受けた世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)が特別抗告した。

高市自民大勝 韓国の見方 党内スペクトルの広さに注目

 高市早苗総裁率いる自民党が衆院選で安定多数を取る大勝利をしたことに韓国は強い関心を寄せている。

高市首相発言の波紋 支援レベルと範囲を整理せよ

 高市早苗首相の台湾有事に対する「存立危機事態」発言が韓国にも大きな波紋を及ぼしている。反発した中国が「訪日ツアー自粛」などの報復措置を取り、ちょうど旧正月を迎え、連休の海外旅行で日本に行けなくなった中国人が大挙して韓国を訪問し“反射利益”を得ているそうだ。

中道改革連合の価値観 リベラル指向で夫婦別姓公約

 新党「中道改革連合」(中改連)が衆院選で大敗した要因に「中道」のスタンスは文字通りの中道ではなく実質「リベラル」と受け止められたこともある。

「中道」のジレンマ “反権力”に決別できず

 先の衆院選で浮き彫りになった有権者の政治意識のトレンドを一つ挙げるとすれば、権威・権力批判に終始する政党に辟易(へきえき)していることだ。そんな政党は今回、軒並み大敗した。

韓国編 “利敵媒体”労働新聞の閲覧開放 骨抜きにされる国家保安法

北朝鮮は極端な言い方をすれば、韓国を「民族の悲願として統一すべき同胞」とのセンチメンタルな考えを捨て、「主敵」と規定して武力で侵略し占領すべき対象にした。

韓国編 構造的危機に直面する韓国保守 生存戦略ではない「尹アゲイン」

韓国保守の崩壊が止まらない。最近行われた韓国ギャラップの世論調査では左派系の与党「共に民主党」の支持率が45%なのに対し、保守系野党「国民の力」は26%にすぎず、その差は19%。

令和の「保守」を問う 敗戦で「国民の物語」失う

 立憲民主、公明の両党による新党「中道改革連合」が誕生した。党勢に陰りが見える両党が「中道」を打ち出し、高市早苗政権への対抗勢力として結集した形だ。

山上被告の虚実 物語が作った宗教被害

 安倍晋三元首相暗殺事件の被告山上徹也(45)に求刑通り、無期懲役の判決が下った。世界に知られた政治家の命を手製銃で奪った凶行と、被告の生い立ちは直接結び付かないとして死刑に次ぐ厳罰となったのだ。

巫俗で読む韓国社会・韓国政治 シャーマニズムが根底に【論壇時評】

 韓国ではキリスト教が盛んで夜の街にはネオンで光る十字架がそこここに現れる。人口の約3割が信徒だという。仏教徒も多く、大学修学能力試験の時には寺院の前で必死に祈る保護者たちのシーンがメディアに必ず登場する。

「敵対的2国家論」の意味 核保有国会談を夢見る北朝鮮【論壇時評】

 北朝鮮が2023年末の労働党全員会議で南北はもはや統一の対象ではなく、朝鮮半島には「敵対的2国家」が存在し、「韓国は主敵」であると規定したことについて、当初、韓国左翼は戸惑って沈黙し、保守派は反応が鈍かった

米国の宗教と政治 「神の命令」に従う福音派

 クリスマスシーズンだ。キリスト教徒が少ない日本でもクリスマス会がさまざまな場所で行われる。忘年会もクリスマスのお祝いを兼ねて行われることもある。

女性記者の中華街探訪記 ソウルの異空間を行く

 厳しくなる日中関係を韓国が注視して、日本旅行の代わりに中国人の韓国訪問が増えるのではないか、日中貿易が制限されれば韓国が代替する道が開けるのではないか、等々、良くも悪くも日中対立で韓国が“反射利益”を受けると予想しているのだ。

高市首相を見る韓国 「優しい笑顔」の下の原則と信念

 韓国での高市早苗首相の評判はどうだろうか。「安倍政治の後継者」「極右」などと候補時代には警戒感を持って見られていたが、首相に就任し、現実の政治を動かしている新首相の言動、さらには李在明大統領との関係などを見て、韓国は改めてどう評価しているのだろうか。

高市総理とサッチャー氏 家庭で学んだ自助の心 「鉄」より「鋼の女」目指せ

 保守論壇が元気だ。すべての月刊誌12月号が戦後80年の節目の年、初の女性総理誕生をテーマにした論考を載せている。

再浮上する核武装論 日米の核共有に入れ 【論壇時評】

 またぞろ韓国で「核武装論」が頭をもたげてきた。米国が同盟各国の駐留米軍を縮小し、当該国の自国防衛と地域防衛への貢献を促している中で、韓国は、日本で高市早苗政権が誕生して「日米間の核共有構想」に弾みがつくと予想し、さらに「自国核武装に対する議論も参政党を通じて広がっている」状況で、韓国はこの流れに後れを取るなというものだ。

扱いに窮する南北2国論 鄭統一相の「危険な」見解 【論壇時評】

 韓国政府内で南北統一、北朝鮮の存在を巡って意見が割れている。

外国人の「社会統合」 基本的人権への配慮は?【論壇時評】

 曲折を経て船出した高市早苗内閣が外国人政策担当相を新設した。外国人との共生が政治課題として急浮上したのは、3カ月前の参院選挙で「日本人ファースト」を掲げた新興政党の参政党が躍進したからだ。

時代精神と逆に行くのか 中国に重点を移す李在明政権 韓国情勢と米韓同盟の将来 【論壇時評】

 「アメリカか中国か」という二者択一は韓国にとって繰り返し訪れる外交課題だ。保守政権と左派政権が交代するたびに、韓国の外交は常に米中の間で揺れてきた。

家族の再生と宗教思想 聖書基に使命燃やす米国 日本は理念欠き社会統合に懸念 【論壇時評】

 ドナルド・トランプ氏のホワイトハウス返り咲きに貢献したとされる米国の保守活動家チャーリー・カーク氏(31)が今月10日(現地時間)、ユタ州で銃撃され死亡した。この報に接した時、筆者は衝撃を受けるとともに後悔の念が湧いた。

対中包囲網から外れる韓国 「トランプが終われば」は誤り 4年後も米国の基調は変わらず【論壇時評】

韓国政府の中には、「トランプの4年だけをやり過ごせばいい」との考えがあるという。8月末に米韓首脳会談を終え、中国がロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長らを招いて天安門に並び立った9月3日の「戦勝節」を終えた後では、その考えも変わっているかもしれないが。これらの一連の外交が終わる前までは、韓国政府は“のんびり”構えていたのではないか。

参政党の躍進 日本人のモヤモヤ感掴む 強い指導者不在あぶり出す【論壇時評】

参議院選挙後に編集された月刊誌9月号には、保守・中道・左派問わず参政党の躍進を題材にした論考が並んだ。

「もはや戦後ではない」 戦争の記憶“有効期間終了”  「意識の解放」進む日本人 【論壇時評】

戦後80年を迎えて、メディアではさまざまな特集が組まれている中で、論壇の一角ではもはや「戦後」を冠して時代を論じるのはどうなのかとの主張も出てきている。作家の保坂正康氏だ。「加害者・被害者論理に基づいた“戦後”という単語を終始一貫、永遠に使わねばならない時期は過ぎた」というものだ。

安倍元首相銃殺から3年 左傾化の防波堤だった 自民ふがいなく喪失感深まる【論壇時評】

人の真価はいなくなってから分かる、とよく言われる。国の舵(かじ)取りをする政治指導者ならなおさらである。

保守はどのように生きるか 届くのか小栗上野介の言葉

再来年のNHK大河ドラマは幕末の幕臣で日本の近代化に尽くした小栗上野介(忠順(ただまさ))が主人公だ。月刊朝鮮編集長の裵振栄(ペジニョン)氏が連載コラム「編集長の手紙」(7月号)で小栗忠順を取り上げた。わざわざ日本の大河ドラマを紹介しようというのではない。大統領選で壊滅状態になった韓国保守はどうすべきかを問うている。

壊滅危機に瀕した韓国保守 原因は思想と理念の不在

韓国の保守が「壊滅の危機」に瀕(ひん)しているという。左派政権の誕生でこれから「保守の大虐殺が始まる」という表現もメディアで見掛けるほどだ。韓国保守はどうなっているのだろうか。

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