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AI基本計画を年内に策定【上昇気流】

急速なAI(人工知能)の技術発展。技術の応用が世界で展開される中、遅きに失した感はあるが、政府は「AI基本計画」の年内策定を決めた。AI戦略本部の城内(きうち)実AI戦略担当相は「日本の文化・習慣などを踏まえた信頼できるAIを開発する」と話している。

「戦闘」意識のギャップ【上昇気流】

自衛隊は精強になったのか。その答えを暗示する上で、海上自衛隊出身で中国軍事問題ジャーナリストの小原凡司さんが語った現役時代の思い出が興味深い。さまざまな場面で日本と他国との戦闘に対する認識の違いを痛感したという。

史実とフィクション【上昇気流】

8月16、17日放送のNHKスペシャル「シミュレーション。~昭和16年夏の敗戦~」を見た。「総力戦研究所」がテーマだが、フィクションとして制作された。放送後、研究所所長(陸軍中将)の孫から「祖父が卑劣な人間に描かれている」との批判が出た。

副首都構想の本末転倒【上昇気流】

自民党の次期総裁候補5人が連立拡大に前向きな中、日本維新の会の強気の姿勢が目立つ。吉村洋文代表(大阪府知事)は連立入りについて「副首都」構想の合意が「絶対条件」という。維新が発表した骨子案は実質的に「大阪都構想」実現を目指すものだ。

認知症患者の運転免許【韓国紙】

保健福祉部(部は省に相当)の2023年の疫学調査によると、今年、65歳以上の認知症患者数は97万人で、来年は100万人を超えると予想される。一般的に認知症患者は認知能力と判断力だけでなく感覚も鈍るため、健康な高齢運転者と比較して交通事故の確率が2~5倍高いという。

地獄と極楽のヒガンバナ【上昇気流】

近所の公園を散策すると、まだサルスベリの花が残っていた。ムクゲの花はもう終わりに近い。新しく咲き誇っているのはヒガンバナだ。茎の先に赤い花。よく見ると繊細で表情豊かな形をしている。

スターリンクが広げた世界 ブラジルから

 先日のことだ。農場を所有するブラジルの知人が運転するピックアップトラックの屋根に大きなパネルが取り付けられていたのを見つけた。

遺骨なき戦没者の墓碑【上昇気流】

お彼岸に先祖のお墓参りをし、同じ墓所にある戦没者の墓碑にも手を合わせた。普段は何気なく通り過ぎてしまうが、戦後80年ということもあり墓碑銘をじっくり読んだ。

甘党も締めは辛口 韓国から

 先日、懇意にしている韓国人男性に日本からのお土産としてどら焼きを渡したら、「私が甘党だとよく分かったね」と言ってたいそう喜んでいた。数日してお礼の電話がかかってきて、「中のあんこが甘過ぎず、後味が気にならない」と言っていた。

政治を国民に返せ【政界一喝】

10月4日投開票の自民党総裁選が大詰めを迎えている。1年前、「反高市(早苗氏)」の消去法で総裁に選ばれた石破茂氏は、選挙戦で否定していた衆院の早期解散を強行。直前に自民党の話題を世の中に溢(あふ)れさせるメディア戦略も空振りに終わり、衆院選で与党過半数割れの惨敗を喫した。

わが家にも特殊詐欺電話

先日、警察官を名乗る一本の電話がかかってきた。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部の〇〇捜査員だと名乗り、東京都××区の特殊詐欺の拠点に家宅捜査に入ったところ、あなた名義の□□銀行のキャッシュカードが2枚出てきた。

琴風さんの大相撲解説【上昇気流】

大相撲秋場所は、大の里が豊昇龍との16年ぶりの横綱同士の優勝決定戦を制し、横綱としては初、2場所ぶり5回目の優勝を果たした。一夜明けての会見では「今までの優勝とはひと味違う感じ」と心境を語っている。

楽しいベジタリアン食堂 台湾から

 台湾の街を歩いていると、店の看板やレストランのメニューなどあちこちで「素」の文字を見掛ける。素はベジタリアンメニューのことで、台湾は驚くほどに多種多様なメニューがあって面白い。

待ったなしの医療改革【上昇気流】

医療改革の一つとして、この4月から「かかりつけ医機能報告」制度が始まっている。医療機関が自院の「かかりつけ医としての機能」を都道府県に報告するというものだ。

アジア安保の論議忘れるな【上昇気流】

5人による自民党総裁選挙ではもっぱら物価高など内政問題への対応が焦点となっている。それはある面致し方ないだろう。与党は衆参両院で少数となり、一部野党との協力がなければ首相指名もおぼつかないからだ。

今夏のセミとタマムシ【上昇気流】

9月下旬のこのごろ、鳴いているセミはツクツクボウシだけ。それも少なくなった。あれだけ散々鳴いていたセミも、そんなありさまだ。季節はひところよりはっきり変わった。

ベンチでごろ寝ができた時代【上昇気流】

チョイト一杯のつもりで飲んで/いつの間にやらハシゴ酒/気がつきゃホームのベンチでゴロ寝……。昭和36年、ハナ肇とクレージーキャッツが歌って大ヒットした「スーダラ節」の出だしである。当時は高度成長の真っ盛りだったが、呑気(のんき)な時代でもあった。

ランニングクルー

出勤時の漢江沿いはもちろん、週末や平日の退勤後、町の散策路ごとに色とりどりのランニングウエアを着た人たちが走る姿は日常になって久しい。米国・欧州など西欧圏の風景が、今は韓国人の社会的な現象として定着した姿だ。体力や筋力を付けるのにランニングほどいい運動はない。

総裁選が忘れた保守主義 上滑りする「解党出直し」【潮汐閑談】

さしもの石破茂首相も“矢尽き刀折れた”感のある退陣表明をした後を受け、幕を切った自民党総裁選もすでに水面下では終盤戦さながらの様相を呈している。

鯉のカルパッチョ【上昇気流】

福島県のJR郡山駅で下車した。郡山市が市町村別では鯉(コイ)の生産量が全国1位で、年間約830㌧を生産している。というので駅ビルで鯉料理のある店を探してみた。「もりっしゅ」という和食店があった。

聖地の祈りとユダヤ新年 イスラエルから

 イスラエルでは9月22日の日没、ユダヤの新年(ロシュ・ハシャナー)を迎えた。今年はユダヤ暦5786年となる。

大阪・鶴橋の子供たち【上昇気流】

「大阪・鶴橋育ちの少女の愛と死」――。書店でこんなブックカバーの一文が目に入り、つい買って帰った。『高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン』(五味洋治著=文春新書)で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の生母、高容姫氏の生い立ちが綴(つづ)られていた。

身近なシンクロニシティ オーストリアから

 私たちの周囲には「意味のある偶然の一致=シンクロニシティ」があふれていることに気が付く。スイスの精神科医カール・グスタフ・ユング(1875年~1961年)のシンクロニシティの話だ。

総裁候補よ日本の未来像を語れ【上昇気流】

自民党総裁選に立候補した5人の候補者の演説をテレビの中継で聞いた。それぞれの候補が何に最も力を入れて取り組もうとしているかは分かった。しかし、どんな国家像、未来像を描いているのかイメージの浮かんでこない候補もいた。

バイクは“時短の救世主”  フィリピンから

 かつてフィリピンでは、ほかの東南アジア諸国と比べ、バイクは交通手段として人気がなかった。バイクと言えばサイドカーを付けた交通機関のトライシクル用というイメージが強く、社会的ステータスも低め。また南国の強い日差しを嫌う国民性も、二輪には不向きだった。

関西万博で大阪浮上【上昇気流】

森ビル(東京)のシンクタンク「森記念財団」は経済や生活、交通、研究、文化、環境などの分野で評価した「都市の魅力」の1位(東京23区を除く)に大阪市を選んだ。大阪・関西万博に向け大阪駅や難波駅周辺が再開発されたことで観光客誘致活動が活発になったことなどを評価した。

中国空母「福建」の野望【上昇気流】

中国海軍3隻目となる空母「福建」が近く就役する可能性が高くなっている。いわゆる実戦配備だ。今月に入って沖縄県・尖閣諸島沖から台湾海峡を航行しており、「台湾有事」も含めて中国の海洋覇権の大きな切り札となろう。

松平定信と田沼意次【上昇気流】

半世紀前、森鴎外の「高瀬舟」を学校で読んだ時、「白河楽翁侯(しらかわらくおうこう)」という単語に出会って、さっぱり意味が分からなかった。楽翁が松平定信であることは、20年ほど前に知った。

「猛暑日」を超える名称【上昇気流】

今夏の記録的な高温を受け、気象庁は最高気温が40度以上の日に名称を付ける方針を決めた。危険な暑さをイメージしやすくするためで「酷暑日」などが候補に上がっているという。

帰順者、セトミン、脱北民【韓国紙】

かつて北朝鮮を脱出した住民は、主に「帰順者」と呼ばれた。「帰順」の辞典的な意味は、「敵であった者が反抗心を捨てて自ら進んで服従したり従順になること」だ。北朝鮮を脱出した軍人は帰順勇士だった。
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