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【政界一喝】岸田氏は自民総裁選不出馬を

9月下旬、3年間の任期満了に伴う自民党総裁選が行われる。野党各党が著しく政権担当能力を欠き、自公政権が続く今日、実質この総裁選で次の首相が決まる。決めるのは党所属の国会議員票と、この議員票と同数に配分される党員票(109万余り)である。

一党独裁は「自由な共産主義」と矛盾

最近、日本共産党は「自由な共産主義」について、オンラインや赤旗で主として学生や、若い党員、民青同盟員らに対し大キャンペーンを展開している。これは旧ソ連や中国の例から「共産主義には自由がない」との「反共攻撃」を打ち砕き、若い層を中心に党勢拡大を図る狙いがある。なぜなら、共産党はこのような「反共攻撃」が党勢後退の最大の要因と考えているからである(しんぶん赤旗6月12日付)。

赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(38)コロンバンガラ島撤収

ガダルカナル島からの撤収後、日本軍は前線を中部ソロモン諸島に下げたが、昭和18年6月30日、戦力を整えた米軍はカートホイール作戦を発動し、中部ソロモン諸島の小島レンドバに上陸した。本格的攻勢の開始である。7月3日には日本海軍航空基地のある対岸ニュージョージア島のムンダにも兵を進め、中部ソロモンからの日本軍追い落としを図った。

【上昇気流】大人たちへ夏の読書の薦め

学校が夏休みとなり、書店では夏の読書フェアのコーナーが設けられている。毎年恒例のイベントだが、「新潮文庫の100冊」のラインナップは、現役作家の作品を加えるなどして少しずつ変わっている。

【上昇気流】K2での滑落事故

クライマーで山岳写真家の平出和也さんと中島健郎さんが、パキスタン北部のカラコルム山脈にある高峰K2(8611㍍)で登攀(とうはん)中、滑落し、帰らぬ人となった。場所は西側の未踏壁で、現場は標高7000㍍付近だという。

朝市の楽しみ ブラジルから

筆者は朝市が好きだ。それぞれの国や地方の特色がある朝市は、朝の光を浴びながら散歩をしているだけでも楽しいが、水産物、土地の野菜や季節の果物などが朝食に加わると、より格別なものとなる。

沖縄は実は避暑地

日本全国で連日猛烈な暑さが続いている。気象庁によると全国の7月の平均気温は平年より2・16度高く、1898年の統計開始以降、2年連続で過去最高を記録した。そんな中、沖縄は意外に暑くないことをご存じだろうか。

【上昇気流】処理水放出の「新ことわざ」

「知らせがないのは良い知らせ」――。ことわざにそうある。西欧故事にも「ノーニュース・イズ・グッドニュース」とある。

ノースコリアと呼ばないで 韓国から

パリ五輪の開幕式では、参加国がセーヌ川を船で入場する際に韓国を北朝鮮の正式名称でアナウンスしてしまい、韓国側を呆(あき)れさせるハプニングが起きた

【羅針盤】台湾有事シミュレーションに思う

ロシアのウクライナ侵攻からはや2年半になろうとしている。21世紀にもなって「力による一方的な現状変更の蛮行」が罷(まか)り通ろうとしている。ウクライナ支援疲れや停戦交渉などが取り沙汰されているが、国際社会はロシアの平和に対する罪を決して許してはならず償わせなければならない。

【上昇気流】アウェーでも応援は届く

熱戦が続くパリ五輪。テレビからは会場の応援の熱さも伝わってくる。日本が惜しくも銀メダルとなった柔道の混合団体の決勝では、フランス側の応援は三色旗を打ち振り、歌を合唱。サッカー試合のサポーターのようだった。

【上昇気流】肝冷やす川沿いの大雨

全国的に局地的な大雨が多発している。東京都や埼玉県でも先月31日の夕刻に突然、激しい雷雨があり、東京では多摩川水系の野川や仙川に洪水予報が出された。18時台には流域に平均25㍉もの雨が降り、氾濫危険水位を超え氾濫発生水位に達した箇所もあった。

【上昇気流】時代変化の徴

梅雨明けと前後して雷雨の激しいのにはまいってしまう。知人の娘さんは「5歳の息子が先日の雷がよほど怖かったようで、“雷様におへそ取られるよ”という逸話を教えたら信じてしまいました。困るぅ」と苦笑していた。

【東風西風】アルピニズムと修験道を比較

日本の山々は奈良時代から修験者たちによって登られてきた。記録が各地に残されているが、いろいろ読んでみても遭難事故の話題が出てこない。指導者は登る山を熟知していたのであろう。実際に遭難事故はなかったのかもしれない。

【上昇気流】郊外で生きる第二の人生

家庭菜園をしている友人から、夏野菜のナスやキュウリ、トマトがたくさん実り、食べ切れないので取りに来ないかというお誘いがあった。隣近所に配っても、まだ余っているという。

衰え知らずの75歳 タイから

昨年8月に15年ぶりに帰国したタイのタクシン元首相が7月26日、75歳の誕生日をバンコクの自宅で迎えた。

【上昇気流】能登、人口流出に拍車

能登半島地震から7カ月が経過した。被害の激しかった奥能登はもともと高齢化、過疎化が進んでいたが、復旧の遅れが人口の流出に拍車を掛けている。

【上昇気流】激減するカタツムリ

「木登りの子に先達のかたつむり」。小紙「歌集&句集」(4月27日付)に紹介された川嶋一美さんの俳句だ。幼子とカタツムリは相性がよく、木の上にいるカタツムリが先達のようだと作者は感じた。

災難を嘆く日 イスラエルから

イスラエルでは、ユダヤ暦で第4の月(タンムズ)17日に当たる7月23日、敬虔(けいけん)なユダヤ教徒たちが古代イスラエルの民に降り掛かった多くの災難を嘆き悲しみ、夜明けから日没まで断食し、悔い改めの祈りを行った。

【上昇気流】パリ五輪と『二都物語』

英小説家ディケンズの作品に『二都物語』(1859年刊)がある。二都とはロンドンとパリのことで、フランス革命(1789年)を背景にした物語だ。パリ五輪の開会式のおぞましいパフォーマンスを観(み)て、この小説を思い浮かべた。

【上昇気流】モチベーション支えた絆

熱戦が続くパリ五輪、日本選手のメダルラッシュが続いている。スポーツは筋書きのないドラマというが、作り物ではないアスリートたちの姿をまざまざと見せつける。だから感動も本物だ。

【上昇気流】お国柄が出る国際大会

史上初、船上パレードのパリ五輪開会式ではセーヌ川沿いの景観をパノラマ風に見せ世界に発信。選手らは世界遺産の建造物を左右に見てセーヌ下りし、観客と川を挟んで交歓し合った。

【上昇気流】島嶼国家の絆を深めよう

もう40年以上も前だが、弊紙との単独インタビューで当時のカーライル・トロスト米第7艦隊司令官(後に米海軍の制服組トップである作戦部長)が既存のANZUS(米豪ニュージーランド)条約に日本を含めた「JANZUS」構想を提唱している。

【上昇気流】天皇とマスメディア

天皇がマスメディアと初めて直接対面されたのはいつだったのか。伊藤整著『日本文壇史1』(講談社文芸文庫)によれば、西南戦争(明治10年)の田原坂(たばるざか)の戦闘が政府軍の勝利に終わり、西郷軍の敗色が濃くなって以後の話だ。

ライドシェアの恩恵 フィリピンから

フィリピンではいわゆるライドシェアと呼ばれるアプリを使った配車サービスが普及し、なくてはならない交通インフラとなっている。

【上昇気流】パリ五輪のマスコッ

パリ五輪のマスコットは「フリージュ」という名前で、赤い三角形の形をしている。自由の象徴とされるフリジア帽をモチーフにしたものという。歴代五輪のマスコットではちょっと変わり種だ。

【上昇気流】きれいは汚いで汚いはきれい

劇作家シェイクスピアは「オクシモロン」の達人だったという。オクシ(賢い)とモロン(愚か)を組み合わせた矛盾語法で、英文学者の井出新さんが著書『シェイクスピア、それが問題だ!』(大修館書店)で紹介している。

サービスなしでもチップ? 米国から

米国にはもともとチップ文化があるが、近年は特に求められる機会が増えている。それは主に、タッチパネル式の決済機器が導入されたことによるものだ。

【政界一喝】自民よ、「確トラ」見据え党総裁選べ

世界的選挙イヤーのハイライト、11月の米大統領選では、共和党のトランプ前大統領の当選確実を示唆する発言「確トラ」も飛び交う。同党の候補者指名全国大会(今月15~18日)は、直前の暗殺未遂を克服したトランプ氏を挙党一致で応援、決起する形で仕上がった。

愛ゆえに海を渡った犬

かつて、愛する恋人のために海を渡った犬がいたという。なんとその犬はガールフレンド(もちろん犬の)に逢(あ)いたい一心で、慶良間諸島の阿嘉島から座間味島までの直線約3㌔の海を泳いで渡ったというのだ。

【上昇気流】「もしドラ」も見届けたい

「もしトラ」が何かにつけて話題になるが、7月は「もしドラ」も見逃せない。ドラとは米国の経済学者、ピーター・ドラッカー(1909~2005年)のことだ。

電動キックボードの功罪 韓国から

先日、ソウルのある大学に行った時のこと。教授へのインタビューを終え、昼食を取りに構内レストランに向かって一緒に歩いていたら、車道を「シュー」という音を立てながら電動キックボードに乗って過ぎ去る若者に出会った。

子供の安全な居場所とは?

短い梅雨が明け、学校は長い夏休みに入った。休み中、子供の安全な居場所をどう確保するか、小学生を持つ共働き家庭の親には頭の痛い夏である。

【上昇気流】能登復興のカギ和倉温泉

能登半島地震では、北陸有数の温泉地、石川県七尾市の和倉温泉も深刻な被害を受けた。21の旅館やホテル全てが被災し、多くが休業を余儀なくされている。復興の遅れの背景には、業者の不足だけでなく開湯1200年の温泉の特殊事情もある。

【上昇気流】身体の精妙な仕組み

小紙17日付によると、東北大などの研究グループは、負傷した心臓の血液循環を3分以内で再開させるシステムを考案し特許を取得した。

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