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運転中の怒りが危険行動に 米国から

米国で運転中のトラブル「ロードレイジ」が増加している。これは運転中に他のドライバーに対して激しい怒りを感じ、攻撃的な行動を取る行為だ。日本の「あおり運転」に近いが、米国ではさらに深刻な形で表れることが多い。

ご当地Tシャツが観光客に大人気

沖縄では、ご当地Tシャツを着て観光地を回る人々の姿をよく目にする。特に沖縄の地ビール「オリオンビール」のロゴが入ったTシャツは、近年若者を中心にトレンドとなっている。

後期高齢者「神の満ちる国」【上昇気流】

知人からの年賀状にこんな一文があった。「本年は皇紀2685年、私は後期高齢者」。皇紀と後期を引っ掛けて年齢を告げていた。

“還暦”迎えた日韓 韓国から

先日、韓国の友人から駐日韓国大使はなぜ公の場で「韓日関係」と言わず、「日韓関係」と言うのかと聞かれた。韓国人なら、いや韓国を代表して日本に駐在している政府高官ならなおさら韓国を先に、日本を後に呼称する「韓日」と言うべきなのに、なぜ逆に「日韓」とわざわざ言うのか解せないというのだ。この件はすぐに韓国で物議を醸したが、確かに韓国人が聞けば気分を害すると思った。「日本が大好き」では済まされない問題だろう。

戦後80年に政治劣化の不安【羅針盤】

令和7年新年の東京は好天に恵まれ穏やかな正月であった。近くの神社への初詣では夜明け前にも拘(かか)わらず老若男女で賑(にぎ)わい、長蛇の列をなして手を合わせ、頭(おうべ)を垂れていた。帰宅するや家族団欒(だんらん)の御屠蘇(とそ)、御雑煮、おせちと日本のお正月には何とも言えぬ清々しさと安らぎがある。一年が斯くあればと願った。

“昭和の遊び”知らない子供たち

2025年、乙巳(きのとみ)年が明けた。昨年は元日に能登半島地震、2日に羽田空港で航空機事故が起こるなど、新年早々災難が続いたが、今年は比較的穏やかな年始となった。

「能登駅伝」復活へ【上昇気流】

今年の箱根駅伝は、青山学院大学が2年連続8度目の優勝を果たした。大会新記録もマークし、盛り上がりを見せた。

韓国空港で航空機事故【上昇気流】

韓国南西部全羅南道の務安国際空港で179人が死亡した旅客機事故。地に胴体を滑らしてなすすべなくコンクリートの壁に激突し大爆発するさまは、あまりにむごたらしい。何が起こったのか、唖然(あぜん)とさせられた。

“核の傘”と南シナ海【上昇気流】

日米両政府が、米国の核戦力などで日本を守る拡大抑止のガイドライン(指針)を初めて策定したという。北朝鮮だけでなく中国、ロシアの核脅威が高まる中で通常戦力だけでなく核の脅しにも対応することが不可欠だ。

持ち寄りでハヌカパーティー イスラエルから

キリスト教徒がイエスの生誕を祝うクリスマスの12月25日、イスラエルでは日没からユダヤ教のハヌカ(清めの祭り)が始まった。「光の祭り」とも言われ、ユダヤ教の祭りの中では一番華やかで楽しい祭りだ。街々には大きなハヌキヤという八枝の燭台が設置され、1月2日まで8日間にわたり毎夕火が灯(とも)される。

【東風西風】草木を愛した作家スタインベック

日本の作家の中には草木を愛好した人たちが大勢いるが、米国にもいる。ジョン・スタインベックだ。名作『エデンの東』の冒頭で、舞台となるカリフォルニア州サリーナスの自然環境と四季を彩る植物群の紹介がなされている。

減っていく年賀状【上昇気流】

家に来る年賀状が少なくなっている。高齢になると、会社などの人間関係も希薄になっていくから、少なくなるのはそれほど不思議ではない。とはいえ、元日に届く年賀状は毎年の楽しみではある。

変わるペット事情 タイから

バンコクの路地裏を歩くと、子供たちが闘魚を戦わせて遊んでいたりする。熱帯魚ショップなどで売られている闘魚は、大体、ガラスコップなどに1匹ずつ入れられている。

カミュ没後65年に思う【上昇気流】

1960年1月4日、フランスの作家アルベール・カミュは、南仏の別荘からパリに向かう途中、自動車事故で亡くなった。それから65年、この20世紀を代表する作家の予見性に目を見張らされる。

島田療育園と「上昇気流」【上昇気流】

元旦は心を澄まし、上昇気流を探ってみる。正月休暇の都会の空は晴天この上ない。雪国は曇天でも子や孫らを迎え心は晴れやか。上昇気流はそんな心象であろうか。

Ⅹマスプレゼントの行方 フランスから

クリスマスには大量のプレゼントが交わされる。子供であれば少なくとも7個程度の贈り物を受け取り、それも1個の値段は高額化している。その代表格はタブレット型PCやゲーム端末、バーチャルリアリティー(VR)ヘッドセットで、子供から大人まで需要があるが、1万円以下では大した物は買えない。

地震の年ともお別れ【上昇気流】

きょうは大晦日(みそか)。高浜虚子の「去年今年貫く棒の如きもの」の句もあるが、来年に引きずりたくないものもある。地震被害のあった能登の人たちは特にそうだろう。

ホンダと日産が統合協議入り【上昇気流】

米国の科学者ベンジャミン・フランクリンは、絹と金属を折り込んだタコを雷雨の真っ只中(ただなか)に揚げ、タコ糸の根元に検電器を接続し雷が電気だと確認した。よく感電死しなかったものだが、後に避雷針を発明しその恩恵を世界に伝えている。

鬼が笑わぬ来年となるか【上昇気流】

今年もあとわずか。来る年の計画や見通しに思いを馳せたいところだが、来年のことを言えば鬼が笑うという。明日のことも分からないのに、来年のことなど予想もつかない。とはいえ、それなりの希望と期待を抱いていくのを(鬼から)笑われる筋合いはない。

「たかが選手」か「選手が主役」か【上昇気流】

今月亡くなった読売グループ本社主筆、渡辺恒雄さんの業績は大きい。しかし、失言もあった。「たかが選手」というのがそれだ。読売新聞はプロ野球に関係が深いが、20年ほど前、球界再編が持ち上がった中でこの発言が飛び出した。

空港の「メリークリスマス」フィリピンから

フィリピンではクリスマスが国家的な祝日として盛大に祝われるが、実は「メリークリスマス」というあいさつが禁止されていた場所がある。

悪条件重なった羽田衝突事故【上昇気流】

悪いことが重なる時は、こういうものなのか――。1月2日、東京・羽田空港で起きた日本航空と海上保安庁の航空機の衝突事故について、運輸安全委員会が公表した「経過報告」を読んでの率直な感想である。

恐竜たちの見た景色【上昇気流】

「銀杏の木は銀杏の服を着てゐたとすべてが落ちてから気づくこと」(澤村斉美〈まさみ〉)。澤村さんは「塔」短歌会に所属する歌人で、2008年、歌集『夏鴉』で現代歌人集会賞と現代短歌新人賞を受賞した。

長距離バスの醍醐味 ブラジルから

ブラジルの国土面積は世界5位、実に日本の22・5倍以上もある。

第32軍司令部壕、県指定史跡に

太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本陸軍が首里城(那覇市)の地下に造った「第32軍司令部壕(ごう)」の一部について、県はこのほど、戦争遺跡としては初めて県の史跡に指定した。

煽りより「鎮めるメディア」【上昇気流】

「鎮まれ! 鎮まりたまえ。……何故(なぜ)そのように荒ぶるのか」――。スタジオジブリ制作のアニメ映画「もののけ姫」に主人公の少年が祟(たた)り神にこう呼び掛けるシーンがある。

乗客を慰労する車内放送 韓国から

韓国は紛れもない車社会だが、それでも特に通勤通学では時刻表通りに走ってくれる地下鉄を利用する人が多い。今では路線が増え、ソウル市内を縦横に走り、1、2回乗り換えればだいたいの目的地に行けるから便利だ。日本の地下鉄と比べこれはいいなと思うのは、ホームドアがほとんどの駅に設置され、高さも2㍍以上あるので線路側とほぼ完全に遮られていること。透明で外がよく見え、何より転落の危険がほとんどなくて安全だ。

外交力ある日本に立て直せ【政界一喝】

かつてのファーストレディー同士の親交から、トランプ次期米大統領夫妻と安倍昭恵夫人との夕食会が実現した。3ショットがメラニア夫人のX(旧ツイッター)アカウントで公開されるなど、政治的に捕捉されやすい会合は、民間人の枠組みとして配慮された。

増え続ける教員の精神疾患

文科省の調査で2023年度に精神疾患を理由に休職した公立学校の教員が7119人で過去最多だったことが分かった。

「フィンランド化」は死語か【上昇気流】

北欧のフィンランドは1948年、ソ連との間に友好協力相互援助条約を結び、民主制や資本主義体制は維持しつつも、外交問題ではソ連に反抗しないという立場を取り続けてきた。このような関係を一般化し「フィンランド化」の言葉も生まれた。
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