台湾の最新記事

最新記事一覧

日米台版“ファイブアイズ”を 情報共有で中国に対抗 台湾

台湾の政府と市民団体の代表団は、中国共産党が太平洋地域での勢力拡大を図る動きに対抗するため、米国、日本との間で新たな情報共有協定を結ぶよう呼び掛けた。

台湾総統「平和記念に銃は掲げない」

中国で大規模な軍事パレードなど記念式典が行われた3日、台湾の頼清徳総統は自身のフェイスブックに「台湾人は平和を愛するが、平和記念に銃は掲げない」と投稿した。

台湾有事描くドラマが公開 中国の浸透工作に危機感 日本・インドネシアでも配信

中国の武力侵攻や浸透工作が題材の台湾ドラマ「零日攻撃 ゼロ・デー・アタック」が注目を集めている。今月から台湾や日本で配信されており、「台湾有事」を真正面から扱った作品としては台湾初だ。実際に起きた事例も含まれ、海外に対しても、台湾で進む浸透工作への危機感を共有できる作品となっている。中国の浸透工作は日本でも行われており、台湾から学ぶべきことは多い。(宮沢玲衣)

中国見据えより実戦に近く 台湾 過去最長の軍事演習  頼総統「唯一できるのは準備」

台湾軍は今月9日から18日まで、中国からの武力侵攻を見据えた定例軍事演習「漢光」を行った。前例のない規模にまで拡大され、期間は過去最長の10日間となった。台湾国防部(国防省)によると、今年の演習は中国軍による2027年の台湾侵攻を想定。民兵船や海警船などによる武力攻撃に至らない「グレーゾーン事態」に対処する演習も初めて行った。(宮沢玲衣)

台湾出身戦没者を慰霊―糸満  元日本軍属・楊馥成さんらが参列 日本人の自虐史観に警鐘

糸満市摩文仁の沖縄県営平和祈念公園にある「台湾之塔」で6月22日、「第13回台湾出身戦没者慰霊顕彰祭」(主催=一般社団法人日本台湾平和基金会)が行われ、元日本軍属として戦争に参加した楊馥成(ようふくせい)さん(103)が参列した。

馬元総統、親中発言が波紋―台湾 平和の使者か売国奴か

台湾の馬英九元総統が台湾の学生を連れて6月14日から27日にかけて中国を訪問した。「台湾と中国は互いに隷属しない」とする現政権の立場や大多数の民意の真逆ともいえる言動が台湾社会に波紋を呼んでいる。(宮沢玲衣)

李登輝氏の静かなる革命評価 台湾セミナー 浅野 和生氏が講演

「第95回台湾セミナー」(主催・日本李登輝友の会)が31日、都内で開かれ、平成国際大学副学長の浅野和生氏が民主化を平和的に成し遂げた台湾の李登輝元総統の政治戦略に焦点を当てて講演。「李登輝氏の静かなる革命は、思想による政治改革の見本だった」と評価した。

リコール合戦が激化 頼総統就任1年 台湾 少数与党のねじれ解消なるか

台湾の頼清徳総統が20日、就任1年を迎え、立法院で少数与党のねじれ状態に苦しみ、与野党対立が激化する中、対中国で与野党団結を訴えている。与野党の立法委員(国会議員に相当)に対する過去最大規模の罷免(リコール=解職請求)運動が展開され、7、8月ごろに罷免の是非を問う罷免投票が、年末には補欠選挙が行われ、勝敗が頼政権の安定度を決めることになる。

SNSで台湾武力統一を主張 中国人配偶者「追放」に波紋

台湾に嫁いできた中国人女性が中国による台湾の武力統一を主張したとして、在留資格が取り消され「追放」されたことが大きな波紋を呼んでいる。政府により家庭が引き裂かれたと同情する声や、台湾の土地での振る舞いに怒る声など民衆の反応はさまざま。政府は中国からの威圧が強まりつつある今、台湾社会の言論にも気を配っている。

台湾、与野党のリコール合戦白熱化 中国利する議会運営に危機感

台湾立法院(113議席=国会に相当)で野党勢力が過半数を占める「ねじれ状態」が続き、野党を利する法案が次々と通過し、与野党の対立が激化。2月以降、市民団体が与野党に分かれて立法委員(国会議員)の大規模なリコール(解職請求)運動を展開し、2026年の統一地方選、28年の総統選に向け、激しさを増している。(南海十三郎)

日常に潜む他国からの「悪意」 半導体投資で不安に付け込む【連載】中露が仕掛ける「認知戦の脅威」(上)  

情報を操作して自国に有利な状況を作り出す「認知戦」が、現代の戦争・紛争の新しい形として台頭している。ロシアや中国は偽情報などを拡散し、民主主義陣営の分断を図っている。民主主義と専制主義の価値観が交錯する「最前線」の台湾では中国から日常的に認知戦を仕掛けられており、企業の動きや芸能人の発言など、日々スマホで目にする情報の中に巧妙に他国からの「悪意」が隠されている。

トランプ政権の台湾政策はどうなるか

トランプ政権が発足した。トランプ大統領は、国務長官にマルコ・ルビオ上院議員を、安全保障担当の大統領補佐官にマイク・ウォルツ下院議員など対中強硬派を相次いで起用しており、バイデン前政権と同じように中国へ厳しい姿勢で臨んでいくことは間違いない。

頼政権は内憂外患 台湾立法院に中国の影 ねじれ議会から1年

台湾立法院(国会議員)は2月、与党・民進党が少数の「ねじれ議会」となって1年を迎えた。野党が民進党政権に揺さぶりをかけ続け「国会の乱」とまで呼ばれる1年となった。野党委員の裏に中国の影が見え隠れする状況にあり、「民主主義の危機」と民進党は警鐘を鳴らす。台湾の内政が混乱する中、中国の圧力は日増しに強まり、内憂外患の状況が続く。頼清徳政権は厳しいかじ取りを迫られている。

難しくなった習主席の台湾侵攻

中国の習近平主席は就任以来、一貫して「祖国統一の実現」の政策目標を掲げ、武力による台湾併合を着々と準備を進めてきているが、今になって、それがかなり難しくなった。

社会に潜む内通者見分けよ 台湾野党は中国の代理人 総統府国策顧問 趙中正氏単独インタビュー

台湾の頼清徳総統が5月20日に就任してから半年が経過した。総統府の国策顧問・趙中正氏は世界日報の単独インタビューに応じ、混乱する台湾議会や「国内に潜む内通者」に警戒する必要があると強調した。次期米トランプ政権についてはチャンスとする一方で、「中国に接近し過ぎている」との理由で石破茂政権を不安視した。

台湾前総統、民主陣営の団結呼び掛け 防衛費「増額続ける」

台湾の蔡英文前総統は23日、カナダ東部ハリファクスで開かれた国際安全保障フォーラムで演説し、影響力拡大を目論(もくろ)む中国やロシアなどを念頭に「民主主義国家は、専制主義国以上に強く団結すべきだ」と訴えた。

台湾侵攻を防ぐための対中戦略

中国の台湾侵攻計画は着々と進められている。

台湾「統一促進党」を解散へ 中国資金で選挙介入

台湾内政部は6日、政治団体「中華統一促進党」を台湾の民主主義を脅かしているとして、政党法により調査し、法廷で解散を求めるとした。

「習氏が最大の勝者に」台湾専門家

台湾の有力シンクタンク「国策研究院」は「日本衆議院選の結果とその影響」と題した座談会を28日、台北市内で開催した。衆議院選で与党が議席の過半数に届かず、政治が混乱するであろう状態になったことを受けて同院副院長の郭育仁氏は「最大の勝者は習近平中国国家主席だ」と語った。

台湾・二峰圳に見る近代日本人の仕事

台湾最南端の屏東(へいとう)県にある先住民パイワン(排湾)族の居住区、来義郷に今から100年前に築かれた灌漑(かんがい)用水・生活用水の施設が二峰?(にほうしゅう)である。

「中国は台湾代表しない」頼総統 双十節で演説

台湾政府は中華民国(台湾)の建国記念日に当たる「双十節」の10日、台北の総統府前で祝賀式典を開いた。頼清徳総統は演説で「中華人民共和国(中国)に台湾を代表する権利はない」とし、自由と民主主義が台湾の土地で育ったことを強調した

台湾 蔡英文前総統が訪欧へ  頼総統「全力で支持する」

台湾総統府は7日、蔡英文前総統が12日からチェコをはじめとした欧州諸国を訪問すると発表した。蔡氏は5月に総統を退任したばかりで、半年足らずの外遊となる。チェコでのフォーラムで演説が予定されており、台湾民主主義支持への感謝を語るとされている。

習近平氏「台湾は神聖な領土」建国75年、中国式発展に自信

中国は1日、建国から75年を迎えた。これに先立ち9月30日、習近平国家主席は演説で「台湾は中国の神聖な領土だ。両岸(中国と台湾)は血が繋(つな)がっている。血は水より濃い」と主張した。国民の間で祝賀ムード高まる節目に際し、台湾統一への強い意志を示した形だ。

「日台韓は未来志向で」台湾元副総統フォーラム開催

台湾の呂秀蓮・元副総統(80)は9月29日、都内で東アジア平和フォーラムを開き、日本、台湾、韓国の人々の生活圏を民間交流で平和裏に繋(つな)ぐ、未来志向の「ウィンウィンウィン構想」を発表した。

台湾関係法の制定を 頼総統の国策顧問 趙中正氏が講演

日台交流団体「日本李登輝友の会」は28日、都内で講演会を開き、在日台湾人でつくる民間組織「全日本台湾連合会」の趙中正会長が講演した。

高雄・義永寺に見る「自主国防」意識

縁あって、台湾・高雄市三民区の臨済宗の寺院、義永寺を大学の教職員と学生からなる台湾研修団で訪れた。去る8月27日のことである。

民衆党党首逮捕に台湾騒然 清新イメージ崩れた柯文哲氏 有権者失望 揺らぐ第3政党

台湾の第3政党・民衆党の柯文哲主席(党首、65)が逮捕され、台湾社会を騒がせた。柯氏は1月の総統選に候補者として出馬し、清新なイメージを前面に打ち出して戦った。ところが、8月に入り政治献金や選挙補助金などに関係する疑惑が相次ぎ、支持が下落。柯氏は潔白を訴えているが、自身が作り上げてきたイメージが損なわれたことに対する政治的な痛手は大きい。

蒋介石像前の儀杖兵交代式取りやめ 進む「台湾化」

台湾・台北市の中正紀念堂で観光客の人気を呼んでいた初代総統・蒋介石の銅像前の衛兵交代式が7月、終了した。中国国民党(国民党)の独裁時代に長年総統の地位にあった蒋への個人崇拝と権威崇拝に繋(つな)がらないようにするのが理由だ。その背景には、台湾に現存する統治体の名称としての「中華民国」を形骸化することで、台湾を「本土化」する狙いがある。

中国、台湾統一へ布石着々 漁船拿捕、ロシアと軍事演習も

台湾の頼清徳政権が樹立して約2カ月。政権発足前後から台湾独立勢力として警戒心を露わにする中国は金門島近海での台湾漁船拿捕、拿捕強化を見据えた中露軍事演習を行い、中国軍機の中間線越えが過去最多。中台統一への軍事的布石を着々と進めている

中国、台湾統一「主戦場は立法院」 ねじれ国会で頼総統苦境

5月20日に就任したばかりの頼清徳政権が立法院(国会に相当、定数113)で少数与党となり、「ねじれ状態」になったことで野党主導の立法院の権限強化法案が通過し、苦境に直面している。台湾が実効支配する離島・金門島の上空では同月8日、中国側がドローンを遠隔操縦して中台統一を呼び掛けるビラを投下した映像がSNSで公開され、緊張が走っている。(南海十三郎)
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