豊田 剛

ホテル、旅館は深刻な人手不足 10月の国内観光客は過去最多も

政府の観光支援策「全国旅行支援(全国旅行割)」の影響で沖縄観光の需要が伸び、10月の国内観光客数は過去最多を記録した。その一方で、ホテルや旅館の人手不足が深刻化。レンタカー不足にも拍車がかかっている。新型コロナウイルス感染をきっかけに、沖縄観光は量から質への転換が求められている。

第15旅団が格上げ「防衛集団」へ 中国の覇権主義に対応

防衛省は台湾有事を念頭に、沖縄県の防衛、警備を担当する陸上自衛隊第15旅団(那覇市)の機能を強化する。拡充した部隊には、住民避難など国民保護に関する地元自治体との調整を担わせる方向で検討。また、弾道ミサイル防衛(BMD)システムを増強する計画も進められている。

【インタビュー】安倍元首相銅像を建立 台湾・高雄 日台の友好貢献に謝意 紅毛港保安堂・張吉雄氏

台湾南部の高雄市にある廟(びょう)(寺社に相当)「紅毛港保安堂」に9月24日、日台友好に尽力した安倍晋三元首相の功績をたたえ、等身大の銅像が建てられた。廟の責任者、張吉雄氏はこのほど、世界日報の取材に応じ、安倍氏が生前「台湾有事は日本有事」と強調するなど、安全保障面を含め日台友好に寄与したことを高く評価した。

自然環境生かした街づくりで一致 普天間跡地利用 県民フォーラム

米軍普天間飛行場(宜野湾市)返還後の跡地利用について考える県民フォーラム「普天間飛行場未来予想図2・0」(主催=沖縄県、宜野湾市)が5日、同市の沖縄コンベンションセンターで開かれ、新しい街づくりについて話し合われた。跡地利用の形として、公園を中心に自然と共存した街づくりというコンセプトで参加者は一致した。

日米共同統合演習、沖縄で本格実施

日米共同統合演習「キーン・ソード」が10日から日本各地で行われている。南西諸島を中心に、日米間で運用能力の向上を図ることが目的だ。玉城デニー知事を支えるオール沖縄勢力が訓練で戦闘車両が持ち込まれることや空港や公道が使われることに異議を唱えているが、南西諸島を取り巻く安全保障環境は待ったなしの状況だ。

島の成り立ち学び自然に親しむ 「しまうみ探検隊」 石垣島で開催

「第2回しまうみ探検隊in石垣」(主催・海と日本プロジェクト県実行委員会)はこのほど、3日間の日程で沖縄県石垣市で行われ、県内在住の小学5、6年生20人が海や畑などを訪れ、島の成り立ち、人の暮らしとの関係性、自然を守るために何ができるのかについて学んだ。

沖縄の心、次世代へ 第7回 世界のウチナーンチュ大会

世界各地のウチナーンチュ(沖縄県出身者)とその家族らが一堂に会する「世界のウチナーンチュ大会」が10月30日から11月3日にかけて県や民間団体でつくる実行委員会の主催で開催された。期間中は各地で関連イベントが催され、県内はお祭りムードに包まれた。海外からは2000人以上が来県し、親族との再会や自身のルーツである故郷の伝統文化を楽しんだ。

那覇市長に保守系の知念覚氏

沖縄の「選挙イヤー」を締めくくる那覇市長選は、自公勢力が推す知念覚氏が当選した。今年行われた七つの市長選で「オール沖縄」勢力が敗北。2014年の知事選で一部の保守勢力や経済界を巻き込んだ「オール沖縄」は単なる革新共闘でしかなくなっている。

城間市長、知念氏を支援 那覇市長選告示、23日投開票

任期満了に伴う那覇市長選挙(16日告示)が23日に投開票される。無所属新人で玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力の前県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)=立民、共産、れいわ、社民、沖縄社会大衆推薦=と、同じく無所属新人で政権与党が推す前那覇市副市長の知念覚氏(59)=自民、公明推薦=の一騎打ちとなる。今期で退任する城間幹子市長が知念氏の支持を表明し、選挙戦に少なからず影響を及ぼすとみられている。

辺野古移設反対、国連に訴えも 2期目に入った玉城知事

沖縄県の玉城デニー知事は9月30日、2期目の任期がスタートした。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設反対が一丁目一番地の公約としているが、辺野古の埋め立ては着々と進んでおり、「公約違反」の批判は避けられない。そこで、2期目には、国連などの国際社会に訴える作戦に出るが、さっそく一部県民から反感を買っている。

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