台湾

中国、台湾統一へ布石着々 漁船拿捕、ロシアと軍事演習も

台湾の頼清徳政権が樹立して約2カ月。政権発足前後から台湾独立勢力として警戒心を露わにする中国は金門島近海での台湾漁船拿捕、拿捕強化を見据えた中露軍事演習を行い、中国軍機の中間線越えが過去最多。中台統一への軍事的布石を着々と進めている

中国、台湾統一「主戦場は立法院」 ねじれ国会で頼総統苦境

5月20日に就任したばかりの頼清徳政権が立法院(国会に相当、定数113)で少数与党となり、「ねじれ状態」になったことで野党主導の立法院の権限強化法案が通過し、苦境に直面している。台湾が実効支配する離島・金門島の上空では同月8日、中国側がドローンを遠隔操縦して中台統一を呼び掛けるビラを投下した映像がSNSで公開され、緊張が走っている。(南海十三郎)

日常を取り戻す台湾・花蓮市民 道路寸断、観光への打撃長引く

台湾東部・花蓮沖を震源とし、18人が死亡した大規模地震の発生から3日で2カ月を迎える。被害が集中した花蓮県を訪れてみると、花蓮市内の繁華街は休日を楽しむ人たちでにぎわい、被災地であることを感じさせない様子だった。しかし、観光客の姿は少なく、観光業に依存する地元経済の復興が問題となっている。(台湾花蓮県・村松澄恵、写真も)

台湾「頼政権の4年間が勝負」 浅野和生氏が講演

日本李登輝友の会は25日、第87回台湾セミナーを都内で開いた。同会副会長で台湾情勢に詳しい浅野和生平成国際大学副学長は「頼清徳新政権の発足と日台関係」と題して講演し、「中台関係は2027年までの4年間が勝負」と見通しを語った。

改革法案巡り与野党が激突 頼氏、少数与党で難しい舵取り

台湾の立法院(国会に相当)は波乱の様相を呈している。立法院本会議で17日、立法院改革関連法案の強行採決をしようとした野党議員が少数与党の民進党議員と衝突。揉(も)み合いになり、6人の立法委員が病院へ搬送された。

中台共通認識「台湾独立しない」 台湾国防安全研究院・王尊彦氏に聞く

台湾民進党主席の頼清徳氏が20日、新総統に就任した。台湾の中国や日本との関係はどう変化するのか。また、台湾有事が起きる可能性は高まるのか、政府系シンクタンク・台湾国防安全研究院副研究員の王尊彦氏に聞いた。

【連載】頼総統、挑発せずに「現状維持」 半導体で市場価値高める (3)

台北市の総統府前で20日に行われた頼清徳総統の就任式。冒頭、壇上のスクリーンに、蔡英文前総統と頼氏の映像が並んで映し出された。民進党による政権運営が3期目に入ろうとする中、頼政権による“蔡路線の継承”をアピールする演出だった。

台湾新総統就任で「中台の対話」求めるメルヘン社説の朝日、毎日

1月の台湾総統選で勝利した民進党の頼清徳氏が20日、新総統に就任した。民進党にとって初の3期連続の政権をスタートさせる節目の日となった。各紙が社説を出したが、多くは緊張が増す中台関係を対話で治めよといった浮世離れした「メルヘン社説」だった。

【連載】頼新総統、「民主主義の台湾」前面 対日米価値観外交強化へ(2)

20日に発足した頼清徳政権の直面する課題の一つが、外交関係だ。蔡英文前政権の8年間で、台湾と断交した国は10カ国に及ぶ。そんな中、頼氏は「民主主義の台湾」を掲げ、閣僚に日本や米国と縁のある人物を起用。国交に頼らない「価値観外交」を強化していく姿勢が見て取れる。

【連載】台湾に迫る中国の脅威 頼新総統、問われる手腕 (1)

台湾の頼清徳総統が20日就任した。蔡英文前政権を引き継ぎ中国に対する強硬姿勢を鮮明にする頼氏は、就任演説で、「独立論」を封印したものの、中国と対等の立場で対話に応じる考えを示した。

新総統歓迎ムードも 頼氏表情硬く 音楽や舞踊で祝賀

台湾の頼清徳総統の就任式が行われた20日、台北市の総統府前に設けられた会場には多くの市民が集い、8年ぶりの新政権誕生を祝った。

台湾の頼清徳総統が就任 中台関係は現状維持

1月の台湾の総統選で当選した民主進歩党の頼清徳主席(64)が20日、新総統に就任した。就任演説で頼氏は「民主、平和、繁栄が台湾の路線だ」と話し、民主主義の台湾を守っていく考えを強く宣言した。頼氏は蔡英文前政権の下で1期4年にわたり副総統を務めた人物で、新政権でも蔡氏の路線を継続する方針を示した。

「台湾地震」傾いたマンション 迅速な解体を独自視点で報じた産経

台湾で墓参の日とされる清明節の前日だった4月3日、東部の花蓮県などが最大震度6強を観測する揺れに襲われた。地震災害では、住宅の崩壊と山間部の落石・土砂崩れが代表的だ。花蓮県沿岸部の道路で、落石で崩落した橋の代用として日本植民地時代の古い橋が6日から使われだしたというニュースには驚かされた。

少子化、韓国並みに深刻 台湾 住宅高騰や妊婦冷遇が影響

3月初めに韓国の昨年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の推定人数)が暫定値で世界最低の0・72と発表され、衝撃を与えた。実は、台湾も出生率が1を下回るほど低いが、日本では意外と知られていない。

常態化する金門島周辺巡視 再び漁船転覆「禁止水域」で神経戦

5月20日に行われる台湾与党・民進党の頼清徳副総統の総統就任式まで2カ月を切った。対中関係が最大の難題で中国の習近平指導部との腹の探り合いが続く。台湾が実効支配する離島・金門島沖合では双方の公船が出くわせば不測の事態になりかねない緊迫した状況で神経戦の様相を呈している。

【インタビューfocus】日台 安保面の情報共有を 民間協定で法令反映は可能

中国の急速な軍拡によって台湾海峡の危機が高まる中、中国が設定した軍事的ライン「第1列島線」に共に位置する日本と台湾は運命共同体ともいえ、協力の必要性は一段と増している。日台が今後どのように関係を強化し、東アジアの平和と安定に貢献するべきか。台湾研究の第一人者である浅野和生・平成国際大学副学長に聞いた。

中国漁船拿捕で新たな火種 緊張続く台湾海峡

台湾が実効支配する金門島の沖合で台湾海洋当局の追跡から逃れようとした中国漁船が14日、転覆して2人が死亡、生き残った2人が取り調べ後に中国に送還された。台湾総統選で中国側が「独立勢力」と警戒する民進党政権の続投が決まり、中国は領海、領空の解釈を変えながら5月20日発足予定の台湾の頼清徳次期政権に揺さぶりをかけ、台湾海峡の緊張が続く。

【連載】台湾次期政権 展望と課題(下)内政・議会運営 少数与党で多難な前途

日本の若い女性の間でも人気の台湾スイーツ「豆花(ドウファ)」。台北市内の市場の一角にある行列が絶えない老舗店の店主は「材料費が上がって値上げしようかどうか迷っている」と困り顔でつぶやいた。目の前にいた馴染(なじ)み客らしき中年女性が「他の店もみんな値上げしているのだから、上げたらいいのよ」と返しつつも、どこか残念そうだった。

台湾次期政権 展望と課題(中)外交・経済安全保障 日米との連携に活路見出す

台湾総統選の開票結果が出た13日夜、勝利した与党・民進党の頼清徳副総統は「台湾を世界のキーワードにし続ける」と力強い表情で訴えた。翌14日、台湾外交部(外務省)は頼氏当選に対する祝意が日米仏など50カ国以上から寄せられたと発表した。この数は蔡英文政権の実務関係による外交実績の表れであるとともに、台湾の民主主義を支持するサポーターの数と言える。

台湾立法院「三国志」存在感かすむ小政党 求心力低下、議席失う

台湾総統選挙、立法委員(国会議員に相当=113議席)選挙が13日、投開票され、与党・民進党の頼清徳氏が総統に当選し、立法委員選では第一党が最大野党・国民党(52議席)、第二政党に民進党(51議席)、民衆党は与野党批判の受け皿として8議席を獲得した。民衆党は8年前の若者主導の小政党・時代力量の勢いを吸収し、立法院(国会)で重要法案通過のキャスチングボートを握る立場になっている。

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