震災の資料を防災に活かして

東日本大震災から13年が経過し、復興の基盤となる交通機関の復旧・整備は大部分が完了した。宮城県内を中心に、主な交通機関の被災状況と復興の現状に焦点を当てた展示が宮城県図書館(仙台市泉区)で開かれている(5月26日まで)。同館は「災害はいつ、どこで起きるか分からない。膨大な資料を活用して、災害の風化を防ぎ、防災や減災に活(い)かしてほしい。そして復興した場所を訪ねてほしい」と展示の意図を語っている。

子供の体験機会確保を考える 沖縄・那覇市でシンポジウム開催

子供たちの体験機会確保について議論する「沖縄・離島の子どもの体験保障を考えるシンポジウム~配信技術を使った子どもの体験と交流プラットフォーム事業を通してわかったこと~」(主催=公益財団法人みらいファンド沖縄)がこのほど、那覇市内で開かれた。同法人が実施した調査や事業の報告を基に、子供の体験保障のあり方についてさまざまな立場の参加者が意見を交わした。

“SNS被害”から子供を守れ

近年、子供がSNSを通じて犯罪に巻き込まれたり、心の健康を損なったりする問題が深刻化し、各国が対策に乗り出している。米国では議会がSNSの運営会社に子供を保護する措置を講じるよう求め、英国では13歳未満にSNSアカウントを持たせないことを事業者に義務付ける法律が成立した。日本でも子供のSNS利用は急増しており、昨年はSNSに起因する小学生の犯罪被害が過去最多となった。子供の心身を守るための取り組みが急務だ。

児童の「やってみたい」を結集 宝仙学園小学校が公開授業研究会

「『みつけるきめるつむぐ』自他の意志を尊重する子どもの育成」をテーマに宝仙学園(冨田道生理事長)小学校で公開授業研究会がこのほど開かれた。真言宗豊山派宝仙寺を母体に仏教精神に基づいた教育と共に、タブレット端末を活用しながら創造探究学習にも力を入れている。3年生児童76人の創造探究授業(国語×理科×図工)、お祭りプロジェクト「サイエンスフェスタ」開催を控えた取り組みを紹介する。

IT機器利用し活路を模索 北海道石狩管内スマート農業セミナー

担い手の高齢化と後継者不足という深刻な問題に直面している日本の農業。農業大国といわれる北海道においても同じような悩みを抱える。離農する農家が増加する一方で1戸当たりの耕地面積が増え、農業従事者の作業効率化は喫緊の課題となっている。そうした中で北海道ではIT機器を利用したスマート農業に活路を見いだそうとしている。

【論壇時評】公明党とLGBT支援

総合月刊誌「潮」は、宗教法人創価学会系の出版社「潮出版」が発行する。創業者は昨年11月に亡くなった創価学会第3代会長、池田大作氏。同誌はカラーグラビアに有名スポーツ選手や芸能人を取り上げるほか、執筆者には寺島実郎、池上彰、田原総一朗各氏をはじめ名の知れた論客を起用するなど、毎回ページをめくると“機関誌”のイメージ払拭(ふっしょく)に努めているのが伝わってくる。

歌で考える沖縄の風景 県土木建築部などがシンポジウム

歌として表現された沖縄の風景を通して、今後のまちづくりについて考えるシンポジウム「歌に詠まれた沖縄の風景今と未来」(主催=沖縄県土木建築部など)がこのほど、那覇市の沖縄県立博物館・美術館講堂で開催され、沖縄県立芸術大学音楽部の呉屋淳子准教授が基調講演を行ったほか、各界パネリストが登壇し沖縄ならではの風景の魅力や価値について語り合った。

地震・津波の体験を風化させない

東日本大震災から13年を前に、津波で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島3県沿岸地域の小学校に当時在籍していた教員と生徒らによるシンポジウムがこのほど、宮城県山元町で開かれた。「伝承」をテーマに、震災時の生々しい状況報告やそこから得た教訓、また次世代が考える伝承の未来などが話し合われ、語り部の不足や若い世代への継承など、熱く語り合った。

不登校の児童・生徒がカフェ運営

家庭や地域の関係性が希薄化する中、子供たちの成長をサポートする取り組みが求められている。大阪府泉佐野市のNPO法人「キリンこども応援団」(水取博隆代表)は昨年夏、不登校などでフリースクールに通う子供たちがカフェを運営する体験型企画を4日間実施。その出張店として2月16日には、小学6年生から中学3年生までの17人による一日限定カフェを都内で開いた。

願いが叶いますように! 上桧木内の紙風船舞い上がる

田沢湖に近い秋田県仙北市西木(にしき)町で日本最大級の「上桧木内(かみひのきない)の紙風船上げ」が2月10日行われ、地元7集落と学校、各種団体、企業の大小50個の紙風船が舞い上がった。主催は、上桧木内紙風船上げ保存委員会。その中で桧木内小学校の児童は3個を制作。また二つの保育園の園児や中高校生もユニークな図案や願い事を紙風船に描き、大人の手を借りながら雪が降り続く空に舞い上がっていった。

進む教育現場のAI利活用

AI(人工知能)技術が急速に進化する中、教育現場での利活用のメリットを訴える意見が増えている。一方で、懸念を主張する意見も各方面で噴出している。文部科学省は生成AI利活用の暫定的ガイドラインを公表した。教育現場での利活用は想像以上に速く進み、ガイドラインが追い付けない状況にある。

独創的な彫刻芸術を表現 本郷新記念札幌彫刻美術館で「雪像彫刻展」

昨年末までの暖冬とは裏腹に今年に入ってから北海道は連日、氷点下の寒い日が続く。道内各地では雪や氷を題材にしたイベントが目白押しだ。そうした中で1月下旬、札幌市内にある本郷新記念札幌彫刻美術館ではプロの彫刻家や工芸家らによる雪像彫刻展が開催された。

【社説】手術なし性別変更/性自認至上主義に警戒を

性同一性障害の診断を受けた女性が、生殖能力をなくす手術を受けないまま男性に性別変更することが認められた。生物学上の性別と戸籍上の性別が一致しない人の出現は、さまざまな混乱を引き起こす懸念がある。

音楽の力で不登校児を支援

沖縄県在住の音楽家らで構成され、不登校支援などの活動をする一般社団法人「楽友協会おきなわ」は、活動報告を兼ねたトークイベント「音楽家が子どもとできること~音楽の力で織りなす支援の場、その軌跡と可能性~」を浦添市内で開催した。講演はオンラインでも配信された。貧困や不登校などの問題を抱える子供たちに、音楽がもたらす支援の可能性などについて話し合われた。

能登半島地震発生から1ヵ月余 心配な子供の心のケア

元日の夕刻、能登半島を最大震度7の地震が襲って1カ月余が過ぎた。災害からの復旧は始まったばかりだ。地震の揺れ、火災で傷ついた住宅は大雪にも襲われた。近所の空き地や広場は災害廃棄物置き場になり子供の遊び場はない。避難所や復興住宅は狭く、思いっ切り走り回る場所がない。“興奮状態”にある子供たちのストレスは大人の想像を超えるものがある。

北海道博物館の裏側拝見 バックヤードツアーで収蔵庫公開

貴重な資料や文献・古文書等を収蔵する博物館。恐竜展や昆虫展など定期的に繰り広げられる展示会や実演会は小学生のみならず大人の知的好奇心をかき立てる。ただ、博物館では運営するスタッフが収蔵物の管理・保存に神経を張り巡らす。そんな博物館の裏側の活動について知ってもらおうと北海道博物館はバックヤードツアーを企画。一般人向けに普段は見ることのできない収蔵庫を案内している。

有用な自然と触れ合う教育 沖縄大学がオンラインなどでシンポ

子供たちが自然の中で遊ばなくなっているという。これは豊かな自然が多い沖縄でも近年問題視されており、同大学は、自然の中で子供を教育する方法について研究を進めてきた。

KADOKAWAの刊行中止 “検閲”に屈し汚点残す

毎年、年末になると、新年に論壇で議論されるであろう、国内外のさまざまなテーマについて識者が意見を述べる本が幾つか出版される。「文藝春秋」の「2024年の論点100」もその一つだ。

年齢に応じて力いっぱい表現 金沢ふるさと偉人館「自画像展」

石川県金沢市の金沢ふるさと偉人館で、恒例の「自画像展-自分を見つめ、自分を描く-」が開かれている(能登地震の影響で6日まで点検作業、その後は通常展示)。今回で16回を重ね、市内の幼児から中学生までが、自身の顔と向き合い、しっかり観察して描いた作品1516点が展示されている。作風は水彩絵の具やクレヨン、鉛筆、版画、パソコンなど思い思いの手法で自身の特徴を捉えている。全国的にもユニークな作品展で、これだけ個性豊かな顔が並ぶと実に壮観だ。

設備導入のコスト高など課題に NEDO、再エネ熱利用でオンラインシンポ

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はこのほど、再生可能エネルギー熱(再エネ熱)に関するオンラインシンポジウムを開催した。再エネ熱全体についての理解を広めようと2022年度から行っているもので、今回は「再エネ熱の複合的利用」と「再エネ熱利用の採算性」の二つをテーマに、関係者が発表と総合討論を行った。

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