中国
中国、太陽光パネルを迂回輸出か
バイデン米政権は、中国の太陽光パネル製造業者が東南アジア4カ国を経由して輸出することで米国の関税を不当に迂回(うかい)しているかどうかを調査している。太陽光発電の推進に遅れをもたらすとして業界団体などは反発する一方で、不公正な貿易の是正や中国政府によるウイグル人らへの強制労働の懸念などから調査を支持する声も強く、政権の今後の対応が注目される
南モンゴル 強まる中国同化政策 家族通じ日本在住者に圧力
南モンゴル(中国の内モンゴル自治区)は満州国の一部であった時代があり、日本と縁の深い地域だ。その南モンゴルで、中国当局が同化政策の一環として、モンゴル語への弾圧を続けている。こうした動きに反発し、言語や文化を守ろうと立ち上がったモンゴル族への圧力は、日本在住者やその家族にまで及んでいる。
香港、次期行政長官に李氏確実 候補1人、〝マカオ式〟信任投票へ
香港政府トップの林鄭月娥行政長官が再選不出馬を決め、香港政府ナンバー2の政務官で警察出身の李家超氏が5月8日に行われる行政長官選への立候補を表明した。中国政府は李氏が唯一の候補と伝えており、選挙は返還後のマカオ行政長官選と同様の信任投票に一変。民主派を徹底排除し、競う複数候補すら許諾しない中国式の形式上だけの投票となりそうだ。
中国ゼロコロナ政策の失敗 揺らぐ政治体制の優位性
国際情勢を分析している米調査会社「ユーラシア・グループ」は年初、「今年の10大リスク」を発表し、世界経済最大のリスクは中国が進めるゼロコロナ政策が失敗することだと指摘した。
ロシアの「嘘と暴力の共犯関係」を指摘した慧眼も中国には曇る東京
「暴力はそれ自体だけでは生きていけない。常に嘘(うそ)と結び付いている。嘘だけが暴力を隠すことができ、暴力だけが嘘をつき通すことを可能にする」 ソ連の反体制作家・ソルジェニーツィン氏の言葉を冒頭に据えた東京の3日付社説「週のはじめに考える 嘘と暴力の共犯関係」の一節だ。
仲介で国際的優位狙う中国 【ウクライナ危機 識者に聞く】
中露は互いに国益上譲れないウクライナの位置付けをめぐり、対米戦略上「中露蜜月」イメージを壊さない範囲で、水面下での静かな攻防を繰り返してきた。
【社説】米中協議 中国は国際的責任を果たせ
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国の外交担当トップである楊潔篪共産党政治局員がローマで会談した。両氏の会談は2021年10月以来、5カ月ぶりである。この会談でサリバン氏は楊氏に対し、ウクライナ情勢をめぐる中国とロシアの連携に深い懸念を伝えた。
中国 北京五輪後、ゼロコロナ崩壊 感染拡大で自治体トップ処分
北京冬季五輪、パラリンピックが閉幕したばかりの中国で新型コロナウイルスの感染者が急増し、「ゼロコロナ」政策を続ける習近平政権は感染拡大を完全には抑え込めずに深刻化している。東北部の吉林省長春市や南部の広東省深●(=土へんに川)市、東莞市では事実上の都市封鎖(ロックダウン)に入り、責任を問われた行政幹部らの更迭も相次ぐ。香港は世界最悪の感染死亡率に陥り、中国式「ゼロコロナ」政策の限界が浮き彫りになっている。
ウクライナ侵攻と台湾 米、迅速に訪問団派遣
ロシアがウクライナに軍事侵攻した光景は、台湾の人々にも「今そこにある危機」が確かに存在することを再認識させた。時を同じくしてネット上で飛び交い始めたのが「今日のウクライナは明日の台湾」という言葉である。
【社説】中国全人代 共産党の「赤い野心」に警戒を
中国の全国人民代表大会(全人代)が北京で開幕した。今秋予定される5年に1度の共産党大会で、異例の党総書記3期目を目指す習近平国家主席にとって重要な節目となる大会だ。
ウクライナ侵攻 台湾海峡にどう影響 ―武居智久・元海上幕僚長が分析
ロシアのウクライナ侵攻は国際秩序を大きく揺さぶっているが、台湾統一を目指す中国の戦略にも影響を及ぼすことは間違いない。武居智久・元海上幕僚長は、笹川平和財団が2月28日に開いた報道関係者向けのオンラインセミナーで、ウクライナ侵攻が台湾海峡に与える影響について以下の分析を明らかにした。
北京パラリンピックに臨む日本選手団が結団式
3月4日に開幕する北京冬季パラリンピックに臨む日本選手団の結団式が24日、東京都内で行われた。新型コロナウイルス感染防止のため、出席者は主将を務めるアルペンスキー女子の村岡桃佳(トヨタ自動車)、旗手のノルディックスキー距離男子の川除大輝(日立ソリューションズJSC)らに限られ、他の選手はオンラインで参加した。
ロコ・ソラーレが会見、藤沢五月「すごく感謝」
北京五輪で銀メダルを獲得したカーリング女子日本のロコ・ソラーレが23日、オンラインで記者会見し、スキップの藤沢五月は「最後までこのチーム全員で戦い切ることができて、すごく感謝している」と心境を語った。
上昇気流(2022年2月23日)
人間社会は数字で評価するものの方が圧倒的に少ない。日常の行動の一つ一つが評価の対象となる。評価される側は、模擬試験と違い、自分にどういう評価が下されたかは教えてもらえない。知らぬまま日常を送るしかないのは古今東西変わらない。。
「デジタル人民元」、北京五輪でアピール
中国は北京冬季五輪の会場で、デジタル通貨「デジタル人民元」の技術力や利便性のアピールに努めた。人民元の将来の国際化も視野に、デジタル元の実力を外国人に体感してもらう絶好の機会だったが、新型コロナウイルス禍で厳しい入国制限が取られたことが足かせとなり、必ずしも当局の思惑通りにはいかなかったもようだ。
北京五輪でメダル最多18個、コロナ禍でも前進
日本は北京五輪でメダル18個を獲得した。冬季で最多だった前回平昌大会の13個から5個増。新型コロナウイルス下で先が見通しにくい状況だった中、伊東秀仁選手団長は「最強のチームジャパンを実証した」と誇り、前進していることを結果で示した。
カーリング日本女子、流れつかめず英国に完敗
第9エンド終了時で英国との点差は7点となった。日本は負けを認める「コンシード」を宣言。「決勝が一番あっという間に時間が過ぎた。まだここに立っていたかった」とリードの吉田夕は涙を流した。憧れ続けた決勝の舞台。戦いを終えて胸中にあふれたのは充実感よりも悔しさだった。