春の風物詩 ワシントンの桜、見頃に


ポトマック河畔

 米首都ワシントンの春の風物詩となっている桜が見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませている。米国立公園局は1日、花見の名所であるポトマック河畔のタイダルベイスンで70%の花が開花していると発表した。見頃は、7~10日程度続くとみられる。

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米ワシントンDC・ポトマック河畔のタイダルベイスンで桜の花を背景に自撮りする女性=3月30日(UPI)

 毎年の恒例行事である「全米桜祭り」は14日まで開催。花火大会やパレード、和太鼓のパフォーマンスが行われるほか、日本食の屋台が出店するイベントも実施される。

 ワシントンの桜は1912年、日本の東京からワシントンに寄贈されたソメイヨシノなどがルーツで、ポトマック川沿いに約3800本が植えられている。

 例年と比べ、今年の桜のピークの時期は若干早まった。この冬の気温が高めだったのに加え、3月中旬に暖かい日が続いたことが要因だという。

(ワシントン 山崎洋介)