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Xマスプレゼント、ひと昔前のシンプルな玩具を


米小児科医協会が提言
「想像力を豊かにし健全な成長に大切」

 米小児科医協会が発表した報告書によると、子供の成長のためにはクリスマスプレゼントはひと昔前のシンプルな玩具に戻った方がいいという。同報告書は「想像力を豊かにし、親子間や子供同士の相互作用を促進することが健全な成長にとって非常に大切だ」としている。

 シンプルな玩具としては、ボードゲーム、塗り絵、人形、アクションフィギュアなどがお勧めだ。

 報告書の共同執筆者アラン・メンデルソーン博士(ニューヨーク大学准教授)は「世の中はアプリの進化によって子供の頭脳は向上するだろうとの考えに基づいた情報にあふれている。その考えを裏付ける証拠は全くない」と断ずる。

 1日約30分スマホを眺めた2歳以下の幼児には、言語発達の遅れが認められた。スマホのプラス評価はビデオチャットだけだった。パソコン向け教育アプリはアクションフィギュアの教育効果に勝らない。

 拡張現実やAI(人工知能)を駆使したハイテク玩具の登場にもかかわらず、1981年から97年 に生まれたミレニアル世代はレトロな玩具に親しみを感じている。子供が、自分たちもやったビデオゲームで遊ぶのを見て癒やされるという。

 とはいえ、電子機器系の玩具の人気は依然高い。昨年米国で玩具の売り上げは32億4000万㌦だったが、うち6億㌦を電子機器系が占めた。今年上半期でも昨年同期比43%増を記録している。シンプルな玩具では人形とアクションフィギュアの売り上げが順調に伸びたが、ブロックビルディングやパズルなどは減っている。

(ワシントン・タイムズ特約)