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米大統領、シリアに攻撃の自制要求


ロシアの介入も牽制

 トランプ米大統領は3日、シリアのアサド政権やその後ろ盾であるロシアとイランに対し、反体制派の最後の拠点である北西部イドリブ県への「無謀な攻撃をすべきではない」と警告した。

 トランプ氏はツイッターで、観測が高まっているアサド政権によるイドリブ県への総攻撃を自制するよう要求。また、ロシアとイランがこれに加担すれば、「人道上の大きな過ちを犯すことになるだろう」と牽制(けんせい)した。

 アサド政権は、これまでも反体制派への攻撃に化学兵器を使用した疑いがあり、トランプ政権は、懸念を強めている。トランプ氏は、イドリブ攻撃によって「何十万人もの人が殺される可能性がある。実行させてはならない」と主張した。

 CNNテレビは先週、米情報当局などが、トランプ氏がシリアへの空爆を指示した場合に備え、シリア国内にある化学兵器施設のリストを作成したと指摘。トランプ政権高官の話として、シリアが化学兵器を使用すれば、直ちに実行に移すと報じている。

(ワシントン山崎洋介)