米無人機の文書闇サイトで販売、ハッカーが盗み出す


 高度な偵察・攻撃能力を持つ米軍の無人機リーパーに関する文書がハッカーに盗み出され、闇サイトで売りに出されていたことを、米情報分析企業レコーデッド・フューチャーが11日、明らかにした。同社は「先進技術を搭載したリーパーの弱点をさらすことになりかねない」と警鐘を鳴らしている。

 盗み出されたのは、リーパーの手引書や整備を担当する要員の名簿など。「取り扱いに高度な注意を要する」文書の一部だが、わずか150㌦でハッカーが利用する闇サイトで販売されていた。

 同社のバリセビッチ先進情報収集部長によると、ファイルは、ネバダ州クリーチ基地の空軍大佐のコンピューターから盗み出されたもので、すでに文書を盗み出したとみられるハッカーの情報を入手し、捜査当局に協力しているという。

 バリセビッチ氏は「ハッカーが盗み出した軍事情報をオープンマーケットで売りに出すのは非常にまれ」と指摘したうえで、「中程度のスキルを持つハッカーが単独で、これほどの重要文書を盗み出せるということは、高度な技術、資金力を持つ組織が本格的にハッキングを実行すれば、どれだけのことができるかは想像がつく」と、事態の重要性を強調した。

(ワシントン・タイムズ特約)