和平合意の是非が争点 コロンビア大統領選、17日決選投票


ドゥケ氏(右)とペトロ氏

対ゲリラ強硬派ドゥケ氏が優勢

 2016年8月、コロンビア政府と南米最大の左翼ゲリラ武装組織コロンビア革命軍(FARC)は、電撃的ともいえる和平合意の共同声明を発表、世界中に大きなニュースとして伝えられた。

 南米では、コロンビアやペルー、パラグアイなど左翼ゲリラが政府に武装闘争を仕掛けてきた国は少なくない。特に、半世紀以上、内戦を続けてきたコロンビアは、FARCが猛威を振るい、最盛期には2万人を超える武装構成員と麻薬密売などで得た豊富な資金力で、国土の半分近くを影響下に置いたほどだ。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ