NSA盗聴問題が尾を引くブラジル


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米離れの通信網整備始める

 昨年、米中央情報局(CIA)の元職員スノーデン容疑者が告発した、米国家安全保障局(NSA)による盗聴問題は世界を震撼(しんかん)させた。政府や一般企業が盗聴対象となっていたブラジルでは、政府が主権侵害問題として認識、米国に依存しない独自の通信網整備を始めている。
(サンパウロ・綾村 悟)

 ブラジル最大手の通信事業会社「テレブラス」は先月末、ブラジルと欧州間の通信用海底ケーブル敷設事業を来年初めに開始すると発表した。テレブラスは、1998年に民営化されたブラジルの元国営企業、今回の事業はルセフ大統領の肝いりによるものだ。


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