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マクドナルド平壌進出実現なら北の変化加速


韓国紙セゲイルボ

 マクドナルドは五輪公式スポンサーとして会場周辺に売り場を開く。最も興味深いのが選手村店だ。選手にはすべてのメニューが無料で提供され、国家代表選手たちが列をなす。2年前のリオデジャネイロ五輪では、北朝鮮選手がマクドナルドを利用するのかどうかが関心を集めたが、米資本主義の象徴というのが負担になったのか、現れなかった。

 2月の平昌冬季五輪では選手村のマクドナルド店で北朝鮮選手団に会った。変化した南北関係を映すように北朝鮮の選手は自由に利用していた。女子アイスホッケー南北単一チームは最後の競技後、ここで質素な会食をした。

 韓半島の周囲に平和の風が吹いている。文化・体育交流を越えて、実質的な南北米経済協力が必要な時だ。折しもマクドナルドの平壌進出説が外国メディアで報じられた。社会主義国への米企業進出は象徴性が大きい。1990年マクドナルドがモスクワに初めて入った時、ビッグマックを味わおうと何時間も並んで待つ人々の姿は当時の話題になった。

 米紙ニューヨークタイムズのコラムニスト、トーマス・フリードマンは「ゴールデンアーチ理論(マクドナルドが進出した国家の間には利害関係が形成されて、戦争の危険が減る理論)」を紹介した。

 北朝鮮社会の変化は早い。マクドナルドが平壌に進出すれば、加速効果が出てくる。開城工業団地を通じて伝播(でんぱ)したチョコパイは北朝鮮社会で旋風的な人気を呼び、“改革開放の象徴”となったことがある。

 “マクドナルド平壌店”“チョコパイ開城工場”のように、国内外の企業が北朝鮮に進出して住民の心を捉えることの方が、条約・協定よりも戦争を防止して平和を担保するのに実効性がより大きいのかもしれない。

(崔ヒョンチャン政治部記者、7月17日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。