カザフスタンのナザルバエフ大統領電撃辞任


ナザルバエフ大統領

 中央アジアの地域大国であり資源大国のカザフスタンにとって、経済成長を続ける中国は極めて魅力的な市場であり、貿易額は増大している。この中国市場をめぐり、同じく資源大国のロシアは強力な競争相手だ。

 同時にカザフスタンは、安全保障面でロシアを必要としている。カザフスタンは旧ソ連邦構成諸国のキルギス、タジキスタンなどとともに、ロシアを盟主とする集団安全保障条約機構を形成。ロシアがタジキスタンに設置した第201軍事基地には同条約機構の集団緊急展開軍が置かれ、そのプレゼンスは、中央アジア地域へのイスラム過激派浸透への抑止力となっている。


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