フィリピン副大統領、超法規的殺人を批判


ロブレド氏

 ロブレド氏は15日に動画共有サイトに公開したビデオの中で、「国際社会や人権団体が、フィリピンの超法規的殺人問題を監視してくれていることに励ましと希望を感じる」と感謝を述べる一方、「昨年の7月からこれまでに7000人以上が殺害された」と指摘し、ドゥテルテ政権下で依然として超法規的殺人が続いている現状を訴えた。さらに警官が容疑者を発見できない場合に、その家族や親戚などの身内を令状なしに逮捕する「エクスチェンジ・ヘッド」と呼ばれるケースが多発していると主張し、国家警察による組織的な人権侵害の実態も訴えた。このビデオは、16日の国連麻薬委員会の年次会合で公開された。


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