世界日報 Web版

天皇と憲法について考える


小林 道憲

哲学者 小林 道憲

 来年は、天皇の代替わりがある上に、憲法の問題も議論されているので、憲法上の天皇の地位などについて考えてみたい。

 「日本国憲法」第1条では、よく知られているように、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」と書かれている。だが、これを穿(うが)って読めば、国民の総意が変われば天皇制も改廃されるものとも解釈できる。しかし、国家の根本的な制度が、そんなにたやすく、その時々の国民の動向に左右されてよいものであろうか。


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