有権者が気付かぬ最重要選挙


ロバート・D・エルドリッヂ

エルドリッヂ研究所所長、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ

 何カ月も噂(うわさ)されていた9月末の衆議院解散とそれに伴う総選挙は本日22日に行われる。政治学者として日本の政治外交史を専門にしている筆者は、ある程度、国民の判断を想像できる。断言できるのは、今回の第48回衆議院議員総選挙は、戦後、最も重要な選挙の一つであり、日本の今後の針路を決める選挙だということだ。

 その理由は、三つある。一つは、北朝鮮の核開発とミサイル実験がかつてないほど北東アジアの情勢を緊張させ、戦争になりかねない状態だ。危機管理ができる政権を選ぶかどうかが問われている。


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