電通強制捜査/他の上場企業ならこの程度の社説で済まさないはず


◆意外な実態との落差

 マイナビ大学生の就職企業人気ランキング(文系)で8位(2017年卒生)、6位(16年卒生)とベスト10を誇る広告業界のガリバー企業・電通の就労実態が実は、従業員を酷使する悪質な“ブラック”企業だったという話になる。世間が抱くイメージと意外な実態との落差は極めて大きい。

 朝日(各紙とも8日付)が第1面トップで「電通幹部ら事情聴取へ/違法な長時間労働疑い」、読売も第1面サブ「電通の勤務記録押収/長時間労働解明へ」の見出しで、厚労省の電通への強制捜査のメスが入ったことを大々的に報じたのは当然である。


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