参院選「1票の格差」違憲状態の最高裁判断に疑問呈さない各紙社説


◆米国は格差66倍容認

 「アベノミクス解散」と安倍晋三首相が自ら名づけた総選挙が今日、公示される。有権者の選択いかんで、日本の行く末が左右される。それだけに1票はずしりと重い。

 その1票をめぐって最高裁は2013年7月の参院選の議員定数配分について違憲状態との判断を示した。最大4・77倍の1票の格差があるからで、衆院もすでに「違憲状態」とされている。

 確かに憲法は「法の下の平等」をうたう。差別があってはならないから「1票の平等」はその通りだが、新聞に平等、平等と声高に叫ばれると、どうもすっきりしない。


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