世界日報 Web版

原因不明の食品高騰


地球だより

 エジプトの国民が最近どういうことを話題にしているかをエジプト人の友人に聞いたところ、待ってましたとばかりにしゃべり始めた。

 最近ジャガイモの値段が急騰し、市場から消えてなくなりそうだとのうわさが飛び交っているという。実際、値段はキロ当たり5~6ポンド(約32円)だったものが、現在は16ポンド(約100円)にまで跳ね上がった。トマトも、同様に3倍ほどに値が上がっている。

 原因を聞くと、ジャガイモの場合は、ある金持ちの商人がジャガイモを買いあさっているからだという。しばらくキープした後、値が上がった頃に少しずつ出してひともうけしようとしているといううわさが流れている。トマトの場合は、値段の急騰の原因は皆目見当がつかないのだそうだ。

 ジャガイモだけの話ならまだ我慢できそうだが、実は次は米がそうなるのではないかとのうわさが広がり始めたそうで、友人は、米の買いだめを始めた。私にも、日本人は米を多く食べるから、買いだめしておいた方がいいと忠告してくれた。

 同じような話は、1年ほど前、砂糖の値段が高騰し、スーパーなどから姿を消した時にもあった。結果的には当初のキロ当たり4ポンド(約25円)から、キロ当たり20ポンド(約125円)まで、約5倍の値段になって落ち着いたのだが、今回のジャガイモや米はどこまで上がるのか、目が離せない状況が続きそうだ。

(S)