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昨日は初めての「プレミアムフライデー」…


 昨日は初めての「プレミアムフライデー」。毎月最終の金曜日に終業時間を早め、買い物や飲食、宿泊などを楽しんでもらおうというものだが、皆さんはどう過ごされただろうか。

 中には「何ですかそれ」「初めて聞きました」という人もいるだろう。始まったばかりだから当然だが、認知度向上はこれから。経済効果が出るまでには、国民の意識、社会の制度などの変化が必要だ。

 「日本人は働き過ぎ」と言われ、国は就業時間を減らす方向でいろんなことを行ってきた。しかし、有給休暇の利用その他、どうもうまく進まない。制度は建前で、現実は職場環境や人間関係などに縛られがちだ。

 戦時中よく歌われた「月月火水木金金」という軍歌があった。土日返上で働くことを意味する慣用句が元になったもので、軍歌にしては明るい歌だ。

 テレビ界では午後7時から10時頃の放送時間帯を「ゴールデンタイム」と呼ぶ。かつて金曜のゴールデンタイムには、プロレスが放映されていた。当時、テレビは国民最大の娯楽であった。1試合終わるごとに、まだ一般家庭には珍しかった電気掃除機が必要もないのにリングを掃除し、スポンサーの商品宣伝に一役買っていたという時代だった。

 それが今やプレミアムフライデーである。しかしこんな懐旧談ばかり書いていると、そういう意識こそ変えるべきだと言われそうだ。来月のプレミアムフライデーは箱根で一泊といこうか。