世界日報 Web版

米大統領選、民主きょう2回目討論会


バイデン氏が標的か

 2020年の米大統領選に向けた民主党候補者による2回目の討論会が30日(日本時間31日)、2日間の日程で始まる。前回に続いて、支持率や資金集めで一定の条件を満たした20人が論戦を闘わせる。

バイデン氏

バイデン氏(AFP時事)

 世論調査の支持率でトップを走るバイデン前副大統領は、前回討論会で黒人候補のハリス上院議員から、人種差別主義者と議会で協力したと発言したことについて厳しく追及を受け、防戦に追われた。その後の世論調査で、ハリス氏が支持率を大きく伸ばした一方、バイデン氏の勢いは若干落ちた。失言癖があることでも知られるバイデン氏は、他候補から標的にされる可能性があり、批判を着実に切り返せるかが注目される。

 バイデン氏を追うそれぞれ左派のサンダース上院議員とウォーレン上院議員は、初日に論戦を闘わせる。サンダース氏が提唱した全国民に公的医療保険を拡大する「メディケア・フォー・オール」について、ウォーレン氏も支持するなど、両者の支持層は重なる。どちらが党内左派を代表する候補者か競い合うことになりそうだ。

サンダース氏

サンダース氏(AFP時事)

 討論会が開かれるミシガン州デトロイトは、トランプ大統領が16年の大統領選で支持を集め、勝因となったラストベルト(さび付いた工業地帯)の一つ。民主党候補が大統領選に勝利するためには、こうした州を奪還することが不可欠とされ、20人の候補が討論会で労働者層へどうアピールするかも焦点となる。

 9月に実施される次回討論会では、討論参加者は10人程度に絞られるとみられることから、支持率で下位の候補者にとっては生き残りを懸けた戦いとなり、有力候補に論戦を挑む場面も予想される。

(ワシントン 山崎洋介)