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米民主党大会、副大統領候補のケーン氏が演説


2016米大統領選

クリントン氏の支持呼び掛け

 11月の米大統領選に向け、ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれている民主党大会は27日、副大統領候補に指名されたティム・ケーン上院議員が指名受諾演説を行った。ケーン氏は、ヒラリー・クリントン前国務長官について「大統領になる準備ができている」と強調し、支持を呼び掛けた。

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27日、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれた民主党全国大会で、演説する副大統領候補のティム・ケーン上院議員(AFP=時事)

 また、共和党候補のドナルド・トランプ氏について「彼はよく『信じてくれ』というが、本当に信用できるのか」と問い掛け、これまで反故(ほご)にしてきた約束などを列挙。その上で「トランプ氏の口から出てくる言葉は一つも信用できない」と痛烈に批判した。

 ただ、有権者の中にはトランプ氏だけではなく、クリントン氏に対しても「信用できない」とする人が多くいる。このため、ケーン氏は「クリントン氏は10代のころから子供と家族を第一にして戦ってきた」と語り、「一貫していて、信頼できる人物だ」と強調した。

 ケーン氏は時折、得意のスペイン語を織り交ぜながら演説。本選でカギを握るヒスパニック(中南米)系有権者の支持を固めるため、米メキシコ国境に壁を建設すると主張しているトランプ氏との違いをアピールした。

 この日はオバマ大統領も登壇し、クリントン氏のこれまでの功績を称(たた)えるとともに、次期大統領にふさわしい人物だと訴えた。

 オバマ氏は「クリントン氏は米軍最高司令官になる準備ができているが、トランプ氏は軍の惨事を招くことになる」と主張。トランプ氏が「再び米国を偉大に」と訴えていることについては、「米国はすでに偉大だ」と反論するなど、トランプ批判に多くの時間を費やした。

 クリントン氏は党大会最終日の28日に指名受諾演説を行う。

(フィラデルフィア岩城喜之)