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左派オルテガ氏の4選厚 あすニカラグア大統領選


中米ニカラグアのオルテガ大統領

 中米ニカラグアで7日、現職ダニエル・オルテガ大統領(75)の任期満了に伴う大統領選挙が実施される。オルテガ氏を含む6人が立候補しているが、独裁色を強めるオルテガ政権が有力な対立候補を次々と拘束するなど妨害工作を行っており、同氏の4期連続当選(通算5期目)が確実視されている。

 オルテガ政権はこの数カ月、脅威となり得る大統領候補の政治家や活動家39人を「国家反逆罪」などの容疑で次々と拘束した。中道右派の野党連合「自由のための市民たち(CxL)」に対しては、今年8月に大統領選挙への参加資格自体を剥奪したほど。

 また、政権に批判的なマスコミへの迫害に加え、フェイスブックなどソーシャルメディアを通して、野党批判や政権称賛など虚偽情報を流布していたことも分かっている。

 バイデン米政権は、オルテガ氏が再選した場合には経済制裁の強化を検討している。ただ、経済制裁が中南米での存在感を強める中国との関係強化にもつながりかねない状況だ。

 オルテガ氏は、キューバ系の左翼ゲリラ組織サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)の出身。1979年に当時の軍事政権を倒してニカラグア革命を成功させた。84年の大統領選挙に政党化したFSLNから出馬して当選、第1期オルテガ政権を樹立した。90年に野党連合に敗れたが、2006年に政権に返り咲いた。その後、連続当選して現在に至る。

 14年には、憲法を改正して無期限の連続再選を可能としており、国内からは「革命で倒した軍事独裁政権と同じだ」との批判が出ている。

(サンパウロ綾村悟)