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中国に「代価支払わせる」米補佐官


ウイグル、香港、台湾で牽制

 サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は29日、米シンクタンク米国平和研究所のオンラインイベントで講演し、中国の新疆ウイグル自治区でのウイグル族迫害や香港の統制強化、台湾への挑発に対し、「代価を支払わせる準備をすべきだ」と牽制(けんせい)し、強硬な姿勢で取り組む姿勢を示した。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=2020年11月、デラウェア州ウィルミントン(AFP時事)

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=2020年11月、デラウェア州ウィルミントン(AFP時事)

 サリバン氏は、トランプ前政権が中国への対抗策として推進した日本と米国、オーストラリア、インド4カ国の連携について、「インド太平洋地域で米国の政策を構築するための土台」として、強化を図る考えを示した。

 また、中国との競争において、米国は人工知能や量子コンピューターなどの分野で「技術的優位性を維持する必要がある」と述べ、最先端技術の開発を促進するため公共投資を行う考えを示した。大統領や国務省、国防総省などが中国に対して「明確で首尾一貫した」対応を取ることも重要だとも指摘した。

 さらに、中国の不公正な貿易慣行と技術の窃盗などに欧州諸国と連携して対応する考えを示し、「中国がわれわれが取り組むべきリストの最上位にある」と強調した。

 サリバン氏と対談した前任者のオブライエン前大統領補佐官は「中国との地政学的対立は何世代にわたって続く」との認識を示した上で、対中政策について「われわれは超党派の合意を築いた」と強調した。

(ワシントン 山崎洋介)