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バイデン氏が選挙人過半数、1月6日投票確認


トランプ氏 不正を改めて訴え

 先月3日の米大統領選で選ばれた538人による選挙人投票が14日、全米各州で行われ、民主党のバイデン前副大統領(78)が過半数の306人を獲得した。投票結果は来月6日に連邦議会で正式に確定される。

14日夜、米東部デラウェア州ウィルミントンで演説するバイデン前副大統領(AFP時事)

14日夜、米東部デラウェア州ウィルミントンで演説するバイデン前副大統領(AFP時事)

 選挙人による投票は、各州の州都で順次行われバイデン氏が306人、トランプ氏が232人の選挙人を獲得。選挙人たちは州が勝者と認定した候補者に投票し、結果に従わなかった選挙人はいなかった。

 バイデン氏は14日夜(日本時間15日午前)に国民向けに演説し、「今こそページをめくり、結束して傷を癒やす時だ」と強調。トランプ氏の法廷戦術を批判し、平和的な政権移行を求めた。

 トランプ大統領は先月、バイデン氏が選挙人で過半数を獲得すればホワイトハウスを去る考えを示していた。しかし、同氏は14日深夜にツイッターで、「多くのトランプ票がバイデン氏に移された」と主張した上で、「こうした偽りの選挙はもう耐えられない。共和党議員を動かせ」として、今後も結果を争う姿勢を示した。

 またミラー大統領補佐官は同日、フォックスニュースの番組で「憲法に定められた唯一の日付は(就任式の)1月20日だ。この不正な選挙の誤りを正し、トランプ氏を勝者と認定するのに十分な時間がある」と訴えた。一部の共和党議員の間では、連邦議会の集計に異議を唱え、結果の承認阻止を図る動きもある。

(ワシントン 山崎洋介)