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ウルグアイでラカジェ・ポウ大統領が就任


15年ぶり保守政権

 南米ウルグアイで1日、保守派のルイス・ラカジェ・ポウ新大統領(46)の就任式が行われた。副大統領には、ベアトリス・アルギモン氏が就任。アルギモン氏は、選挙で選出された女性としては、ウルグアイで史上初の女性副大統領となる。任期は5年。

ラカジェ・ポウ新大統領

1日、モンテビデオで、就任式に臨むウルグアイのラカジェ・ポウ新大統領(AFP時事)

 ラカジェ・ポウ氏は、昨年11月の大統領選挙決選投票で、左派のマルティネス前モンテビデオ県知事を破って当選した。同国では、2005年から「世界一貧しい大統領」として知られるホセ・ムヒカ元大統領とタバレ・バスケス前大統領による中道左派政権が続いてきた。保守派政権が誕生するのは15年ぶりとなる。ラカジェ・ポウ氏の父親は、1990年から95年まで大統領を務めたルイス・アルベルト・ラカジェ元大統領。

 ウルグアイは、2000年代当初から好調な経済を保ってきたが、近年は成長率に陰りが見える中で失業率や財政赤字が問題となっている。また、凶悪犯罪の増加など治安の悪化も今回の大統領選挙では争点の一つとして挙がっていた。

 また、ウルグアイはこれまでベネズエラの反米左派ニコラス・マドゥロ大統領を支持してきたが、ラカジェ・ポウ氏は、反マドゥロの立場を明らかにしており、ベネズエラは南米の友好国を失うことになりそうだ。

(サンパウロ 綾村悟)