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民主党指名争いが最大のヤマ場、きょう「スーパー火曜日」


 米大統領選の民主党の候補指名争いは3日(日本時間同日夜)、14州で一斉に予備選を開く最大のヤマ場、「スーパーチューズデー」を迎える。多くの州で優勢が伝えられる急進左派のサンダース上院議員(78)に対し、バイデン前副大統領(77)ら中道派がどこまで追い上げできるかが焦点となる。

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米大統領選の民主党候補、(左上から時計回りに)サンダース氏、ウォーレン氏、ブルームバーグ氏、クロブシャー氏、ギャバード氏、バイデン氏(AFP時事)

 指名争いは、各州や地域に配分された約4000人の代議員の約過半数を獲得した候補が勝利となる。スーパーチューズデーで、割り振りが決まる代議員数は約1350人で全体の3分の1に上る。

 サンダース氏は大票田となる西部カルフォルニア州(代議員415人)のほか、南部テキサス州(同228人)やバージニア州(同99人)などの重要州で優位に戦いを進めている。サンダース氏がこうした州を押さえれば、「フロントランナー」の立場をさらに固めることになる。

 一方、党内主流派が急進的なサンダース氏の支持拡大に警戒感を強める中、穏健層からの支持の結集を図るのがバイデン氏だ。序盤戦で苦戦したが、先月29日のサウスカロライナ州で圧勝し、スーパーチューズデーに向けて勢いをつけた。

 序盤戦で躍進した中道派のブティジェッジ前サウスベンド市長が1日、急遽(きゅうきょ)撤退する方針を発表した。サンダース氏に対抗する上での中道派の絞り込みに向けた動きとみられ、バイデン氏にとって追い風になると考えられる。

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 一方、中道派の大富豪のブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)が参戦する。序盤戦を回避し、大規模な広告費をスーパーチューズデーの州に投じる異例の選挙戦術で、どこまで支持を広げられるかも注目点となる。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計した同党の各種世論調査の支持率平均値によると、サンダース氏はカルフォルニア州で33・7%で2位のバイデン氏に約18ポイントの差をつけているほか、テキサス州でもバイデン氏やブルームバーグ氏を10ポイント前後リード。一方、南部ノースカロライナ州(代議員110人)ではバイデン氏がサンダース氏を約2ポイント上回る。

(ワシントン 山崎洋介)