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米大統領選、あす開幕


民主 アイオワ州で党員集会

 11月の米大統領選に向け、トランプ大統領の対抗馬を選ぶ民主党の指名候補争いが3日、中西部アイオワ州の党員集会で幕を開ける。その後の選挙戦の流れをつくる初戦の行方に、全米の注目が集まっている。

 アイオワ州では現在、急進左派のサンダース上院議員(78)がトップを走り、中道派のバイデン前副大統領(77)が追う展開となっている。1月下旬以降、若者を中心に草の根的な支持を集めるサンダース氏が急浮上している。

 米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計したアイオワ州の最新世論調査の平均値(1月31日時点)によると、アイオワ州で、サンダース氏は23・8%でトップ。バイデン氏が20・2%で2位につけている。

 これに続いて、中道派のブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が15・8%で3位、急進左派のウォーレン上院議員(70)が14・6%で4位となっている。

 過去にアイオワ州党員集会は、大統領選の流れを左右してきた。2008年大統領選では、オバマ氏が「本命」とされていたクリントン候補を破り、その勢いで大統領まで上り詰めた経緯がある。

 現在、10人を超える主要候補が民主党に残る中、11日に予備選が行われるニューハンプシャー州と併せ最序盤の2州を誰が制するかが今後の選挙戦を占う上で重要な意味を持つ。

 ニューヨーク・タイムズ紙などが先月下旬に実施した世論調査によると、アイオワ州の有権者の約40%が説得次第で別の候補に投票する可能性があるとしており、最終盤での逆転も十分にあり得る流動的な状況となっている。

(ワシントン 山崎洋介)