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北朝鮮との核交渉には「プランB」も用意せよ


韓国紙セゲイルボ

 米朝首脳会談をよく「世紀の会合」というが、不確定要素が多く、条件はそれほど良くない。北朝鮮は米朝首脳会談や非核化に関する公式の見解を出しておらず、朝鮮中央通信は「全てのものが開始にすぎない」と言っている。4月1日から始まる韓米合同演習の日程発表にも何の言及もない。

 今まで北核交渉に関して出た北側の発言は特使団の伝言だけだ。トランプ米大統領が米朝首脳会談を受諾した以後にも、北からの発言はない。会談日程が迫っているが、事前準備を綿密に行うことも難しい。

 国内外の北核専門家たちは米朝首脳会談で北核問題での大妥協を引き出す可能性をそれほど高くはみていない。金正恩労働党委員長は核を簡単に放棄できず、トランプは北にどんな代価も提供しないだろう。会談が決裂すれば、韓半島の安保情勢はあっという間に破局に突き進むかもしれない。

 中国とロシアも重大変数だ。両国は北が核・ミサイル挑発を、韓米は合同演習を同時に中断する「双中断」を主張するが、北朝鮮は韓米演習に「理解」を示した。両国は当惑感を隠すことができない。中露の指導者は北核問題に関し発言してくるだろう。

 北核交渉はどんな環境で誰がしてもリスクが大きい。韓国政府は今からでも具体的なプランBを用意しなければならないだろう。米朝首脳会談を斡旋(あっせん)した韓国政府には責任がある。首脳による北核交渉が失敗に終わればその責任が伴う。

(朴完奎首席論説委員、3月23日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。