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英EU離脱で北東アへの関心低下に備えよ


韓国紙セゲイルボ

 欧州で最強の軍事力を維持する英国の欧州連合(EU)離脱は、欧州の共同安保システムに空白を招き、これを機会にロシアとEUの深刻な対立が再現される場合、米国の対ロシア介入は避けられない。

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6月28日、ブリュッセルの欧州連合(EU)本部で言葉を交わすオランド仏大統領(左)とキャメロン英首相(AFP=時事)

 特に、北朝鮮の核開発および南シナ海での領土紛争が米国の外交関心事の優先順位から押し出される場合、蜜月関係を維持している中露が影響力を拡大し、韓半島周辺に少なくない混乱が予想される。中露首脳会談で、高高度ミサイル防御体制(THAAD)の韓半島配置に反対が再確認されもした。北朝鮮の非核化では、制裁よりは対話を前面に出す両国の声が高まる可能性もある。

 相当数の専門家は国連制裁の主導権は米国によって推進されており、欧州の危機が国連の対北朝鮮制裁に大きな影響はないものと評価しているが、欧州危機で米国の対北制裁に対する集中力が低下する可能性も排除できない。

 英EU離脱が米国外交の潜在的指向の孤立主義に火を点(つ)け、国連対北朝鮮制裁の成否を左右し、さらに東アジア平和と安保を脅かすこともでき得るわけだ。

 英EU離脱で北東アジア地域に対する関心の順位が低下し、国際政治の孤立主義が広がっていく場合、韓半島および北東アジアの平和が脅威を受ける可能性が非常に高い。韓国の外交力量、安保力量をより一層補強しなければならない。

(チョ・ユンヨン中央大教授・国際政治学、7月1日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。