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韓米同盟軸に新東方政策推進、強力な海軍力が必須に


韓国紙セゲイルボ

 国際社会で、韓国ほど中国の浮上に伴う「機会と負担」が同程度に絡まっている国はない。すでに広く指摘されているように韓国外交の新しいジレンマとなっている。

 大陸とかかわってきた歴史的教訓を生かした戦略的対応が必要だが、中国が強力に推進している軍事改革と南シナ海の「中華化」を正確に読めば、韓国の対応戦略を構築することができる。

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韓国を訪れたカーター米国防長官(左から2番目)は、韓民求国防相(同3番目)と定例安保協議(SMC)を行う前、韓国儀仗隊の栄誉礼に臨んだ=11月2日(米国防総省提供)

 端的に言って、1945年から現在までの国際秩序は米国の力とデザインで構築され、アジアと中国の浮上も自由主義的国際秩序の下で可能な歴史的変化であった。

 しかし、中国はもはやこのような秩序に満足せず、完全に新しい国際秩序を作る力はまだないものの、最小限、米国と西側諸国の位置づけを弱める必要を感じている。

 中国が渇望する究極的な役割はアジアだけでなく国際社会で超強大国としてのリーダーシップを発揮することだ。米国を物理力で圧倒するには明らかな限界があるが、購買力基準国内総生産(GDP)指標では2014年末現在、米国をすでに若干追い越した。

 韓国は地政学的に中国と切り離せない運命を持っている。韓国外交安保の根本的なジレンマは、「米中の間で生存する戦略」を摸索することだ。多様な方法と戦略があるだろうが、二つの要素が核心的である。

 まずは、韓米同盟を持続的に維持しながら、新東方政策を推進して、特に韓・インド、韓・ベトナムとインドネシア、韓・豪州などとの関係を核心的な軸とする経済・外交・軍事協力体を構築しなければならない。インドとはすでに特別戦略的パートナーシップに両国関係が格上げされ、豪州とは外交・国防長官会談を進めている。

 しかし、このような措置では不十分である。特定政府を越えて、これらの国との長期的な関係強化のための大統領特使を任命し具体的な成果指標を管理しなければならない。

 2番目はアジアの主要海洋国として、われわれは海軍力を強化し、統一後までの長期的な軍事力を確保しなければならない。韓国はすでに非核化を全面的に順守しており、今後もそうすべきだが、韓国の軍事力は持続的に補強・発展すべきで、韓国型原子力潜水艦進水のための国家的次元の海軍力強化戦略「百年の大計」を導入しなければならない。

 次世代韓国型戦闘機(KFX)事業は当然として、韓国の経済的・軍事的地位を保全し、効果的な抑止力を強化するためには、強力な海軍力は必須なのだ。

 21世紀アジアの戦場はもはや陸地でなく海に移動したことを誰よりも明確に捕らえる必要がある。

(李正民(イジョンミン)延世大国際学大学院教授・国際安保学、12月21日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。