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国民が期待する鉄道インフラの安全確保を


韓国紙セゲイルボ

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18日、ソウルで、客船「セウォル号」沈没事故への政府の対応に抗議するデモ隊と衝突する警官隊(AFP時事)

 セウォル号惨事から1年が過ぎた。深い傷は相変わらず社会の各所に残っている。いま私たちができる最善のことは、再びセウォル号のような事故が発生しないよう、韓国社会全般の安全を振り返ってみることだ。特に、鉄道は多くの人員を一度に輸送する大型交通手段であり、より徹底した安全点検と予防が必要だ。

 これまで国土交通部と交通安全公団では事故を予防する事前点検機能を強化した。昨年から導入した鉄道安全管理体系承認制度は鉄道運営機関だけでなく、施設管理機関まで含めた総合的で体系的な事前予防的な管理システムだ。

 このような努力の結果、2012年に23・7人だった1億㌔㍍当たり鉄道事故死亡者数は昨年14・2人へと減少した。1億㌔㍍当たり9・37件だった高速鉄道(KTX)の故障率も14年5・4件に下げることができた。

 だが相変わらず改善しなければならない部門も残る。施設と車両は老朽化し、これに伴う性能低下は至急に改善しなければならない課題だ。また、長い間の慣行に伴う業務遂行と整備方式などによる事故も持続的に発生している。

 鉄道の安全は政府や特定機関の努力だけでは達成できない。政府、運営機関の努力、民間専門家などの政策モニター強化などが同時に行われなければならない。

 世界5位の高速鉄道を運営するなど、韓国の鉄道インフラはすでに先進国水準に入り込んだ。今は速くて便利な鉄道を超えて、国民の期待に合う安全を確保しなければならない。

(呉営泰〈オヨンテ〉交通安全公団理事長、4月22日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。