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「シンクタンク2022」日米前首脳が講演、東アジア平和のため連帯を


オンラインで200万人が参加

日米前首脳が講演、東アジア平和のため連帯を

「シンクタンク2022希望前進大会」の基調講演でビデオメッセージを寄せた安倍晋三前首相=主催者提供

日米前首脳が講演、東アジア平和のため連帯を

「シンクタンク2022希望前進大会」の基調講演でビデオメッセージを寄せたドナルド・トランプ前米大統領=主催者提供

 恒久的な世界平和実現に向けたビジョンを提示する「シンクタンク2022希望前進大会」が12日、国連NGOのUPFなどの主催で開かれ、オンラインを通じ世界194カ国、約200万人(主催者発表)が参加した。大会では日米前首脳や現職首脳などが講演し、東アジアの平和構築のためには自由主義国の連帯が必要だと訴えた。

 ビデオメッセージを寄せたドナルド・トランプ前米大統領は、大統領任期中に米朝首脳会談を実現したことに触れ、「非核化の道を進むなら、北朝鮮は素晴らしい未来を実現できる」と強調。一方で、「弱さがもたらすのは暴力と混乱だけだ」とし、「(非核化が達成されるまでは)強い米国が朝鮮半島の平和維持に必要不可欠な力となる」と訴えた。

 トランプ氏と共に「自由で開かれたインド太平洋」戦略を進めてきた安倍晋三前首相は、アジアの安定のためには、自由と民主主義の価値を共有する日米韓、台湾などの結束が求められていると主張。「台湾海峡の平和と安定の維持、朝鮮半島の平和統一を実現するためには、多大な情熱を持つ人々によるリーダーシップが必要だ。この大会が大きな力を与えてくれると確信している」と強調した。

 また、カンボジアのフン・セン首相はアフガニスタンなど世界各地の混乱を踏まえ、「国家的オーナーシップが平和を実現し維持するのに重要な鍵となる」と指摘した。このほか、大会ではジョゼ・マヌエル・バローゾ元欧州委員長やグロリア・アロヨ元フィリピン大統領、デベゴーダ元インド首相などが基調演説を行った。

 UPFの韓鶴子総裁は特別演説で「共生・共栄・共義の真の愛運動、真の家庭運動を拡散して、人類のすべてが天の父母に侍(はべ)る天宙大家族になろう」と平和のビジョンを提示した。

 平和構築に向けた政策を提言する「シンクタンク2022」は2022人で構成され、委員長は潘基文前国連事務総長が務める。世界各国の専門家が外交・経済などのテーマで基調講演や質疑応答を行う「シンクタンク2022フォーラム」も18日からオンラインで行われる。